信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

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クリスマス・イブ~前編~

クリスマス・イブ当日 午前5時55分

 

新幹線 車内

 

タシュケント「クリスマスが今年もやってきた♪」

アナスタシア「まだ前日だけどね。」

タシュケント「細かいことはいいじゃないか!同志!今年は実現できなかったけど来年のクリスマスまでにはここ日本をソ連にするよ!」

隼人「やめろ!世界が乱れる!」

アルトリア「そうです。誰もソ連復興など望んでなど「何か言ったかな?」いえ!何も!」

タシュケント「確かにソ連は滅びたかもしれない。でも!ソ連は同志達の心の中にある!世界に散らばる同志達が集結すればソ連復興は夢じゃないんだよ!!」

隼人「、、、。さっきやめろと言ったがな、タシュケントがこの前Y◯◯T◯◯◯rに投稿した動画が即削除されてたよな?」

タシュケント「あれのこと?あれは西側に荷担してる人達からの批判が殺到して大炎上したから運営よって消されたんだ。」

隼人「まぁ、ソ連復興なんて望んでる奴なんて「でも聞いてよ同志!!」俺はいつから同志になったんだ?」

タシュケント「あの動画が消される前についた低評価が四万に対して好評価が十万を超えてたんだよ!つまりは世界で私の動画をみた約十万人はソ連復興を望んでるんだよ!!」

アナスタシア(私もあの動画に好評価したけど、好評価した大半は貴女目当てよ。だって貴女顔出しで投稿したからね。貴女はそこらの女性と比べて圧倒的にかわいい。そして、何よりもそのがいけなかったのよ!消される前に運営によってR指定されてたわよ。まさか、別に裸でも胸が露出してるわけでもないのにR指定されるなんて貴女、よっぽどだからね。)

アルトリア「それにしても、、、。隼人はこの空間にいてもよく理性を保ててますね。」

アナスタシア「そうよね。もしかして私達に魅力はないのかしら?」

タシュケント「それは前から気になってたよ。私も女だからね。理性をずっと保ててる隼人から見て魅力がないのか気になるところだよ。」

隼人「え?別に魅力が無いわけじゃないし理性が保ててる訳じゃねぇよ。ただな、三人に足りないものがあるんだ。」

タシュケント「足りないもの?」

隼人「大人の魅力がない。」

ピキッ…

三人の心にヒビが入ったようだ。

タシュケント「大人の魅力、、、。」

アルトリア「私は大人じゃなかった、、、。」

アナスタシア「17歳はまだ大人じゃなかった、、、。」

隼人「あれ?俺なんか悪いこと言ったか?」

隼人はキョトンとした表情で三人に聞く。

アナスタシア「いえ、貴方は何も悪くない。悪くないのよ。」

アルトリア「えぇ、隼人は何も悪くありませんよ。」

タシュケント「そうだよね。悪くないよねー。」

隼人「?えっ、マジでどうしたんだ?」

鈍感高校生と落ち込んでいる三人の少女はこの前京都市へと向かうのであった。

 

 


 

 

高速道路 車内 

 

高速道路を一台のハイエースが走行していた。

薫「眠い。」

ルーミア「そりゃ、そうなのだー。運転し始めて休憩はしてるけどまだ寝てないのだー。」

薫「そうだな。でもな、一番後ろの後部座席の四人の寝顔を見てるとなんだか頑張れる気がするんだ。」

ルーミア「前2列はどうなのだー。」

薫「男の寝顔見てどう興奮しろと?」

因みにだが、運転席に薫、助手席にルーミアが座っている。

後部座席は3つあり一つ目は[ホームズ]と宗十郎。二つ目の座席には薫の後輩の[堺俊哉(さかいとしや)]と[モリアーティ]。一番後ろの後部座席は四人掛けになっていて運転席から見て左から薫の後輩の[右京真歩(うきょうまほ)]、[幽鬼霊子(ゆうきれいこ)]、毒鬼蕨、[静謐(せいひつ)のハサン]。

薫「癒される。」

ルーミア「確かに後ろの四人の寝顔は癒されるのだー。前四人はどうでもいいのだー。」

薫「癒されてそのまま昇天してしまいそうだ。」

ルーミア「昇天するのは勝手だけど今は運転に集中してほしいのだー!!」

薫「大丈夫!大丈夫!事故らなければ大丈夫だから!あっ、スリップした!」

ルーミア「このアホが!!!!!!」

 

 


 

 

久美浜鎮守府 午前6時半

 

久美浜鎮守府執務室に各班の代表が集まっていた。

信勝「これより最終ミーティングを始める。各班の最終報告を始める前にこの場に代表達に伝えておくことがある。」

紫「あの死神からのお願いかしら?」

信勝「そうだ。これはとある世界の鎮守府から受け取った手紙だ。内容には向こうからとある犯罪者が逃げ出しとんでもない細菌兵器を持ち出したそうだ。そいつが何かをしかけるならクリスマスとイブ、大晦日、元旦のどこからしい。仕掛ける前日当たりに何かメッセージらしきものがあると思うが今日は大丈夫だと思う。今日何かしらのメッセージがなければ明日も大丈夫だ。」

義正「そうなると大晦日と元旦になるってことか。」

信勝「そう言うことになる。とりあえずこの話しは頭の片隅にども置いといてほしい。さて、僕からの話しは以上だ。次は各班の最終報告を聞きたい。まずは、ツリー班の報告をお願いする。」

CEO「分かった。我々ツリー班からの報告はツリーの設置及び飾り付けの完了したことを報告する。ツリーの設置場所だが広場でいいんだな?」

信勝「問題ないよ。」

CEO「そうか。なら、私からは以上だ。次は、、、食糧調達班からの報告でいいな?」

タマミツネ「えぇ、問題ないわ。私からは当初予定していた食材の量より8割ほど上回ったわ。まぁ、これは異世界食材調達班のおかげよ。」

義正「ん?この流れだと報告して良さそうだな。俺達の班では進と十次郎が探しに行ったスープのみが向こうでダメと判断した。あとは当初の目標通りだ。」

雨牙「続いて経理班からの報告ですが、、、。金額の計算中に経理班全員がオーバーヒートしてしまい計算出来なかったです。申し訳ない。」

信勝「まぁ、そうなると思っていたよ。次は、、、。輸送班からは特にないと事前に聞いているから最後のプレゼント班からだな。」

文「それでは、私達プレゼント班から響さんと菊月さんのプレゼントの件ですが、響さんには[ウォッカ各種]、菊月さんには[キャンプ用品セット]にしておきました。以上です。」

信勝「ありがと。あと、遊撃班なんだが、代表のレミリアが現在爆睡。副代表のキリトとデス・ガンがレミリアとイビルジョーのフレンドリーファイアで両者気絶しており治療。罰として二人になりかしらのペナルティを与えたかったのだが、各方面からバッシングされそうなので代わりにワルキューレ三姉妹を遊撃班に送り込んだ。異論はあるか?」

文「特にありませんね。」

皆頷く。

文「ですが、キリトさんが気絶となると、あの方々がうるさいんじゃないですかね?」

信勝「何故かそこら辺から何も言われてないよ。」

文「えぇ(困惑)。まさか、まさかね、、、。」

紫「文、貴女が思ってることは決して口にしてはいけないわよ。」

タマミツネ「二人が思ってるようなことはここ鎮守府では起きないと思いますよ。多分ですが。」

義正「こいつらなんの話してんだ?」

雨牙「俺にも分かりませ。」

信勝「三人とも、そこの二人が理解してないからその手の話はやめてくれ。あっ、それとペンテシレイアにお願いしたいんだけど、10時からみんなに話があるからグランドの方に収集かけといてくれないか?」

CEO「分かった、やっておく。そう言えば、ツリーはどうしたんだ?昨日設置したのに失くなっていたが。」

信勝「あれは[慧音(けいね)]の能力で一時的に消してもらってるさ。10時の収集が終わり次第ツリーが出現するといった仕組みさ。」

CEO「なるほどな。10時まで何をするのだ?」

信勝「少し寝るとするよ。寝れるときに寝とかないとね。9時半頃に起こしに来てくれ。」

そう言って信勝は寝室へと向かった。

 

 


 

 

久美浜鎮守府グランド 午前10時20分

 

グランドには鎮守府にいる艦娘や英霊、来客者達が集められていた。

吹雪「なんでしょ?私達をグランドなんかに集めて。しかも、他の鎮守府の方々まで。」

青葉「そう言えば、文さんをここ一週間程見てませんね。」

吹雪「私もペンテシレイアさんが一週間程いなかったです。」

大淀「オルトリンデさん達はずっと鎮守府にいましたよ?」

時雨「モスラもいなかったね。」

夕立「ジエンは鎮守府と海を行ったり来たりしてたっぽい!」

加賀「提督とキリトさんはいませんでしたがユイちゃんはいましたよ。」

浦波「アスナさんもいましたよ。あっ、くそ姉さんおはようございます。」

吹雪「いつになったらそんな呼ばれかたしなくなるのでしょうか、、、。」

浦波「くそはくそのままですよ。」

吹雪「いえ、そっちじゃなくて、、、。いつまで私のことを姉って言うんですか?」

浦波「なーんだ。そっちですか。そうですね、、、。くそ姉さんがくたばるまでですかね。」

吹雪「、、、。確か、向こうにロープがありましたね。しかも、かなり頑丈な。」

曙「馬鹿なの!?そう言われてすぐ死のうとするな!!」

さとり「そうですよ。簡単に死のうとしてはいけませんよ。」

タシュケント「どうしたの?お祭り?」

響「同志タシュケント。あれはお祭りじゃないよ。ただの自殺志願者を止めてるだけだよ。」

タシュケント「ふーん。よし、勧誘してこよっと!」

電「それにしても、司令官さんはどこに、、、。」

信勝「あーあー、、、。静かにしてください。」

皆の前で信勝はなにやら台の上に登ってマイクを手に持っていた。

信勝「全員が静かになるまで20分経ちました。とりあえず、収集をかけたが何か質問がある人いる?あれば手をあげて。」

ちらほらと手が上がる。

信勝「なら、まずは長門から。」

長門「ここ一週間。何かの準備をしていたが、大規模作戦でもあるのか?」

信勝「大規模作戦ではないが、とある準備はしていたな。次は、白露。」

白露「フランが一週間ほどいないけど、どこに行ったか提督ならしてると思うの。」

信勝「あれ?フランならずっと鎮守府にいた筈だが、、、。あっ!」

 

雨牙(金額の計算中に経理班全員がオーバーヒートしてしまい計算出来なかったです。申し訳ない。)

 

信勝「えーと、、、。多分寝てるだけだと思う。」

夕立「本当っぽい?」

信勝「本当だ。とりあえず質問はもう無さそうだから本題に入るぞ。えーと、、、。これより久美浜鎮守府主催2日間ぶっ通しのクリスマスパーティーを始める!!

艦娘達「クリスマスパーティー!!?

久美浜鎮守府の艦娘達「クリスマスって何?パーティーってなに?」

グランドは二つの意味で混乱していた。

信勝は自身の鎮守府の艦娘達にもっと多くのことを学習させなければと思ったのはまた別の話。

信勝「まぁ、楽しい行事だと考えてくれ。実は今日のために色々と準備してあるから楽しんでくれ。」

そう言って信勝は台から降りるのであった。

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