信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

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クリスマス・イブ~中編~

久美浜鎮守府厨房 午前11時半

 

咲夜「妖夢、そっちはどう?」

妖夢「大丈夫です!」

アスナ「こっちはクリームシチュー出来上がったよ!」

エミヤ「ロースチキン、完成したぞ。」

ミスティア「八ツ目鰻の串焼き、とりあえず100本完成!」

リオレイア「クリスマスに八ツ目鰻って、まぁいいわ。こんがり肉もとりあえず100人前完成よ。」

バトラ「サラダの盛り付けも終わったぞ。それよりも、一日目の昼からこんなに作って大丈夫か?食材が足らなくなるぞ。」

エミヤ「その辺は問題ない。今ある食料の在庫は当初予定してた量のおよそ100倍だ!」

バトラ「え?どっからそんなに増えたんだよ!俺が昨日の夜確認したときはそんなに増えてなかっただろ!あっても当初のおよそ5倍で収まってたじゃないか!」

エミヤ「それが、、、。」

 

 

          …回想中…

 

昨日の夜 午後11時

 

信勝「よし!これで明日の準備はバッチしだな!」

慧音「ツリーもとりあえずは隠してある。だが、問題が一つあるな。」

桜子「私もあります。」

信勝「なんだ?」

慧音「食糧の量が少ない気がする。確かに今は当初の5倍はある。」

桜子「ですが、[赤城(あかぎ)さん]、[大和さん]、[青のセイバー]、[アナスタシア]、[西行寺(さいぎょうじ)さん]、[イビルジョーさん]、[ジエン・モーランさん]。この人達の暴走を止めれるだけの食糧があると思えないです。」

CEO「そこまで考えてなかったな。」

信勝「確かにそうだな、、、。どうすれば、、、。」

コンコン、、、。

信勝達が困っているときに扉がノックされた。

信勝「ん?こんな時間に誰だ?」

吹雪?「司令官、吹雪です!」

信勝「なんだ、吹雪か。今扉を開けるよ。」

信勝が扉へ向かい、ドアノブに手をかけた時だ。信勝は背筋が凍り付くかのような感覚に襲われた。

信勝「、、、。吹雪、質問していいか?」

吹雪?「はい!大丈夫です!」

信勝「お前のサーヴァントは誰だ?」

吹雪?「エルドラドのバーサーカーです!」

ペンテシレイアと信勝はそれぞれ拳と武器を構える。

信勝「次にお前の令呪はどこにある?」

吹雪?「左の手の甲です!」

これを聞き桜子と慧音も構える。

信勝「じゃあ、最後に、、、。お前は誰だ?

吹雪?「、、、。」

扉の前にいる筈の者は何も言わない。

吹雪?「はぁー、、、。分かりましたよ。正体を言えばいいんですよね?私は黒鶴鎮守府の吹雪です。」

桜子「え?黒鶴鎮守府の吹雪さん?」

吹雪?「この鎮守府の食糧庫内に追加で食糧を追加しときました。それだけで。」

黒鶴鎮守府の吹雪はそれだけ言うと扉から離れていく。

黒鶴鎮守府の吹雪が離れるとやっと凍り付いた背筋が溶けていくようだった。

 

          …回想終了…

 

エミヤ「と、いったことがあったらしい。」

バトラ「黒鶴鎮守府って一体なんだよ、、、。」

アスナ「私が聞いた話だと、鎮守府内がここの何倍も広くて農園や花畑なんかもある向こうの世界の唯一の鎮守府でその内部には小麦を四つ並べるだけでパンを作れる謎の技術を持った職人がわんさかいるとか。」

エミヤ「それは本当にパンなのか?」

アスナ「パンらしいわよ。他にも向こうにも私達がいたり、年に数回鎮守府が大爆発したりとか色々あるらしいわ。」

妖夢「それは鎮守府としてどうかしてると思いますが。」

咲夜「そうよね。ところで、、、。他の厨房班はどうしたのかしら?」

バトラ「それが、、、。」

フラン「私に料理をさせないなんてなんででしょうね。」

厨房班(!!!)

厨房の入り口に立っていたのは厨房班の一人のノノ・オルガロンの首根っこを持って引きずっていた厨房に入れてはいけない悪魔の一人(フランドール・スカーレット)。この後、厨房班は料理を一時中断し破壊の悪魔(フランドール)を止めるために奮闘するのであった。

 

 


 

 

久美浜鎮守府地下室

 

文「プレゼントの準備は完了しています。あとは貴殿方サンタ班の仕事です。」

ナルガクルガ「任された。サンタとして決して見つかるわけにはいかない!それがサンタ班だ!しっかりと見つからずに全艦娘分のプレゼントを今夜中に送り届ける!」

オオナズチ「えぇ、隊長は夜に備えてもう一度鎮守府内のマッピングをしています。私達もやるべきことはやらなければ!」

龍ノ助「今さらだけど彼女が隊長で良かったのかな?」

ナルガクルガ「大丈夫です!大丈夫な筈です。大丈夫なんです、、、。」

オオナズチ「ナルガクルガ!大丈夫!隊長なら大丈夫な筈だから!!、、、。やっぱりダメかも。」

文「あの時の班決めはやっぱりダメだったかもですね。」

地下室では少し不安になるがプレゼントを艦娘達の枕元へおく班達の会議?がおこなわれているのであった。

 

 


 

 

久美浜鎮守府廊下

 

信勝「そろそろ昼時だな。」

響「そうだね。私も少しお腹が空いたよ。」

菊月「私もだ。」

信勝「、、、。二人とも、せっかくにパーティーなのに姉妹の子達と一緒にいなくていいのか?」

菊月「いつも一緒にいるからな。今日ぐらいは司令官と居たいんだ。」

響「私は、暁達がなにやらたくらんでるようで嫌な予感がしたから離れてるんだ。」

信勝「嫌な予感って、あいつら何をやらかす気だ?」

響「なんでも、サンタクロース?と言うおじいさんを見たいらしい。」

信勝「あっ、確かに嫌な予感がするな。」

菊月「そもそも、サンタクロースとは何者だ?」

信勝「うーん、、、。そう言うのに詳しいのは沖田さんやペンテシレイアさんとかの方が詳しいと思う。僕はあまりそう言うのに詳しくないから。」

菊月「ふーん。そうか。」

響「ん?あれは、、、。」

響はあるものを見てしまった。それは、、、。

イナガミ「うっ、、、。」

廊下で倒れている暁のサーヴァント[イナガミ]であった。

響「イナガミ!!どうしたんだ!!」

イナガミ「ん?響か、実は、、、。」

 

          …回想中…

 

イナガミ「ワルキューレ三姉妹が既にやられた。彼女がここを通るのは明らかだ。ここは第二の砦。彼女を厨房には近づけさせない!そのために力を借りるぞ!遊撃班!索敵班!」

ブラキディオス「分かってる!俺の拳に代えても守りきる!!」

ギギネブラ「頼もしいわね。[フルフル]、近づいてきてる?」

フルフル「近づいて来てない。そもそも、匂いも気配もしない。」

椛「嫌な予感がしますね。あのフランさんの気配が全く感じられな、、、。」

ギギネブラ「椛?どうしたの?」

フルフル「!!!」

フルフルは何かに気が付く。

フルフル「みんな、椛はもうやられた。」

イナガミ「なっ!どいうことだ!ブラキディオス!敵は近くに、、、。ブラキディオス?」

そこには椛の姿もブラキディオスの姿もない。

イナガミ「ギギネブラ!!フルフル!!急いでここから離れるぞ!、、、。二人とも?」

そこには二人の姿はなかった。だが、背後から声がする。

フラン「これで終わりです。」

その声は明らかにフランの声であった。

 

          …回想終了…

 

信勝「、、、。その話はおかしい。」

響「何がおかしいんだい?」

信勝「何もかもだ。響、菊月。ギギネブラとフルフルは二人のサーヴァントだよな?」

菊月「あぁ、そうだが。」

信勝「フルフルは匂い、ギギネブラは温度で索敵ができる。椛、ブラキディオス、イナガミに至っては気配で察知できる筈だ。なのにフランの気配どころか匂いも温度も感じ取れなかったと言うことになる。」

菊月「ん?それはおかしくないか?フランにはそんな能力ないだろ?」

響「フランのマスターは確か、[白露(しらつゆ)]だね。なら、白露に聞いた方が早い気がする。」

信勝「そうだな。こうなったら昼食はなしにして夜食べるとするか。」

菊月「私は賛成だ。」

響「私も賛成だよ。パーティーは夜が本番だからね。」

 

 


 

 

久美浜鎮守府屋根上

 

時雨?「フフフ、上手いことフランドールを誘導できた。この後厨房班に負けることは目に見えているからね。さて、楽しんでこいと言われたからには少しは楽しむとしようかな。」

屋根の上に居た時雨?はその場から姿を消す。

そして、次に現れた場所は、、、。

時雨?「やぁ、こんにちは。」

そこは久美浜鎮守府から20キロ程離れた場所に位置する深海棲艦のアジト。

数日後、舞鶴鎮守府の艦隊がこのアジトを発見するがアジトの内部は内蔵が飛び散った深海棲艦の死体しかなかった。

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