信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

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クリスマス・イブ~後編~

久美浜鎮守府 地下会議室 午後22時

 

クリスマス・イブはあと2時間で終わる。そんな時に信勝は各班のメンバー数名を地下会議室に集めていた。

信勝「サンタ班には悪いが急遽緊急会議を始めさせてもらうよ。」

CEO「内容はあれか?例の黒鶴からの「いや、違う。」なに?」

信勝「鎮守府内に招かれざる客が入り込んだ。」

信勝の発言に会議室の雰囲気が変わる。

信勝「サンタ班のみんなに鎮守府内を見てきてもらったらこんなものがあった。」

信勝が皆に見せたのは1~10の数字が書かれたカード。

だが、全ての数字が何かしらのイラストが描かれていた。

1は紅く塗られ右側から枝のようなものが出ていて均等に色鮮やかなクリスタルがぶら下がっている

2は数字の2が書かれその中に気味の悪い目達がこちらを見ている

3はピンク色に塗られ悪魔のような羽と尻尾が描かれている

4は数字の後ろに太陽が描かれ背景は真っ黒

5は数字が書かれ水色の蝶と桜の花びらが舞っているが所々卒塔婆が描かれている

6は他のと違いかなりシンプル。6の真ん中の穴に感じで『光』が書かれている

7は数字の所々に穴が空いている。

8は数字が緑色に塗られ音が響いているように描かれている

9は数字の上の方に動物の耳が付いている

10は人魂のようなものが数字の周りを飛び回り数字がまるで大鎌を背負っているような絵である

信勝「これらが鎮守府内各所に置かれていたカードだ。そして、もう一枚。」

信勝はもう一枚カードを皆に見せる。そこにはこう書かれていた。

 

我ら十人の悪魔を明日の夜0時までに捕まえよ

 

信勝「明日の夜0時までに十人の悪魔を捕まえろと言う内容だ。これはいつの間にか執務室の机の上に置かれていた。」

CEO「ふむ、もしかするとだが、このカードはその悪魔達の能力を表しているのではないか?特にこの2番のカードなんかは貴様の能力を表しているように見えるが?」

ペンテシレイアは紫に向かって言い放つ。

紫「確かに私の能力のように見えるわ。それに、1、4、5、7、8、10には心当たりがあるわ。」

レミリア「この1のカードはフランのありとあらゆるものを破壊する程度の能力。」

紫「2が私の境界を操る程度の能力。」

雨牙「5が幽々子さん。10が小町さんの能力ですね。でも、なぜ能力が、、、。」

妹紅「数字と能力が関係してるとはあまり思えねぇが万が一戦闘になったとして勝てるか?」

信勝「わからない。ただ、わかることはこちらは既にこの悪魔からの攻撃を受けた。八雲に調べてもらったがフランドールの精神が明らかに弄くられていた。」

ジエン・モーラン「精神がねぇー、、、。テメェ、私のマスターの姉のサーヴァントに何しやがった?」

紫「私じゃないわ。そもそも、私がこんなことをする理由がないわよ。」

ジエン・モーラン「テメェ以外に誰が同じ能力持ってるってんだよ!もういい!私は戻るからな!」

そう言ってジエン・モーランは会議室を出ていく。

桜子「で、どうするんですか?今からプレゼントを艦娘達に届ける予定ですが。」

信勝「サンタ班は予定通りに進めてくれ。残りのメンバーは各自このカードの悪魔達を探してくれ!」

 

 


 

 

久美浜鎮守府 竹林

 

久美浜鎮守府の敷地内にある竹林をジエンは歩いていた。

ジエン・モーラン「あー!!!ムシャクシャする!!」

今夜は雪が降り積もっているがそんなの彼女には関係なかった。

ジエン・モーラン「八雲の野郎が黒幕の筈なのに、、、。なんでみんなあいつの味方をするんだ?みんなあいつに精神かなにかを弄くられてるんじゃねぇだろうな?」

?「どうしたっぽい?」

ビクッ!

ジエンはいつも聞く声にびっくりする。

ジエン・モーラン「なんだよ、、、。マスターか。驚かせるんじゃねぇよ。」

そこのにはマスターである[夕立(ゆうだち)]が立っていた。

ジエン・モーラン「てか、マスターは寝なくていいのか?今日は早く寝ないといけないんじゃなかったか?、、、。なぁ、本当にマスターか?」

そう、サンタ班がプレゼントを配るためには艦娘達を早く寝かせないといけない。そのため今夜の就寝時間は夜9時となっていた。夕立のことだ、ジエンはとっくに寝ていると思っていたようだ。

なのに、寝ていな。そして、決定的な違いを二つ見つけジエンは戦闘態勢をとる。

ジエン・モーラン「お前、、、。マスターじゃねぇな!なにもんだ!!」

ジエンの問いに夕立?は笑顔のまま掌を空に掲げる。

すると、その掌に巨大な火球が現れた。

夕立?「フフフ、あの世で後悔するといいっぽい。」

夕立?はその火球をジエンに向け投げる。

ドーーーン!!

かなり大きなか爆発が起きる。

夕立?「あれ?避けたっぽい?避けたらダメっぽい!」

ジエン・モーラン「あ?ふざけてんのか?あんなヤバそうなの避けるに決まってんだろが!!」

夕立?「ふーん。あっそ。」

ジエン・モーラン「がはっ!!」

ジエンはいつの間にか腹部に蹴りを入れられる。

夕立?「まだまだいくっぽいよ!!」

蹴り、殴り、肘打ち、、、。

何度も食らいボロボロになっていくジエン。

ジエン・モーラン「いい加減に、、、。しろ!!」

ジエンの蹴りが夕立?の腹部に当たり吹き飛ぶ。

ジエン・モーラン「はぁ、はぁ、、、。もしかしらくたばっちまったかもしれねぇが、一応確認を「何を確認するっぽい?」なっ!ガバッ!!」

いつの間にか夕立?はジエンの真後ろにいた。

ジエンを転ばし思いっきし踏みつける。

夕立?「まだまだ暴れたりないっぽい。」

ジエンの頭に生えた角を夕立?が持ち上げる。

ジエン・モーラン「何しやがる。」

夕立?「何って、こうするっぽい!!」

夕立?はそのままジエンを振り回し地面に叩き付ける。

それがしばらく続いた。

夕立?「ぽい?もう動かないっぽい?」

ジエンの角を空中で放す。

ジエンは薄れ行く意識の中で召喚された日の事を思い出していた。

 

          …回想中…

 

ジエンが召喚された場所は砂浜だった。

ジエン「私のクラスは[(ドラゴン)]。真名[ジエン・モーラン]だ。で、私のマスターはお前か?って!おい!大丈夫かよ!!」

ジエンが見たのは傷だらけで倒れている自身のマスター夕立の姿。

ジエンは夕立を担ぎ傷を癒やせれる場所を探した。

でも、自分の姿は人には見せられない。だから、近くにある大きな廃墟に入った。

廃墟だから何もない。ジエンはその廃墟の中で手当に使えるようなものを必死に探した。

 

          …回想終了…

 

召喚された日を思い出しジエンは意識を取り戻す。

夕立?「ぽい?起きたっぽいか?」

ジエン・モーラン「あぁ、、、。私にはなぁ、クラス[(ドラゴン)]ともう一つクラスがある。それは、、、。」

ジエンの身長は約2m。だが、今はその倍以上にまで大きくなっている。

ジエン・モーラン「クラス[巨人種(エンシャント・ジャイアント)]。[峯山龍(ほうざんりゅう)ジエン・モーラン]だ!!」

 

 


 

 

久美浜鎮守府埠頭

 

ジエンが夕立?と戦闘をおこなっているころ雪が降る埠頭にて[(あけぼの)]のサーヴァントの[古明地さとり(こめいじさとり)]と[(おぼろ)]のサーヴァント[ダイミョウザザミ]が悪魔の一人に苦戦していた。

ザザミ「くっ!僕の盾がボロボロだよ。」

さとり「なんとか耐えてください!でなければ、死にますよ!」

ザザミ「わかってるよ!わかってるけど限度ってものがあるんだよ!!」

五月雨?「はぁ、かなりしぶといですね。私のレーザーが貫けないほど硬い盾があるなんて。」

ザザミ「、、、。さとりさん。僕が時間を稼ぎます。その間に誰か彼女に勝てそうな人を呼んできてください!」

さとり「そんな!貴方が危険に、、、。そう言うことですか、わかりました。」

さとりはザザミの心を読み助けを呼びに行った。

ザザミ「さーて、さとりさんがいなくなってやっと守るべきものがなくなったよ。」

ザザミは盾を背中に背負い両腕は巨大なハサミに変わっていた。

ザザミ「サーヴァントになる前の僕ならこんなことは思わないし言葉にすることはなかったと思うけど、、、。ここを守らせてもらうよ。」

五月雨?「はぁ、ほんと今日はため息ばかり出ますよ。貴方の英霊としてのランクは2。その程度で私を足止めできると思わないでくださいよ。」

ザザミ「そんなのやってみないとわかんないじゃん!ほら、来なよ!」

 

 


 

 

久美浜鎮守府艦娘寮屋根裏 午後23時半頃

 

あと三十分で日付が変わる。サンタ班は既にプレゼントの99.9%のプレゼントを配り終えていた。だが、サンタ班の勝負はここからだった。

なぜかって?

それは、、、。

ナルガクルガ「隊長![川内]がまだ起きてます!

妹紅『こちら妹紅。こちらも[初雪]がまだ起きている。

オオナズチ『こっちも[望月]がまだ起きてるわ。

龍ノ助『こちらは全て配り終えた!

サンタ班のここからの勝負はいかにして夜更かしをしている艦娘に気付かれないかだ。

一応最終手段として眠り粉が入った袋を持っているがサンタとしてアサシンとしてのこだわりが強い三人は使いたがらないようだ。

ナルガクルガ「!!すまない!無線を切る!

ナルガクルガは無線を切った。なぜなら、、、。

ナルガクルガ「川内が部屋を出ていった!今ならプレゼントをこっそり置ける!」

ちなみに川内型の部屋は一人部屋である。

屋根裏から部屋に入り枕元に置くべきプレゼントをタンスの上に置いた。これにてミッションコンプリートである。

ちなみにこの後オオナズチと妹紅もミッションコンプリートするのであった。

方法はと言うと妹紅は部屋でテレビゲームをしている初雪がターゲットのため部屋のブレーカーを完全に落とし、真っ暗になっている間にこっそりプレゼントを置いていた。

オオナズチは自身の能力で姿を消しゲームに集中している望月に気付かれないように部屋に入りプレゼントを置く。

これが二人のやり方だった。

龍ノ助『やったぁーー!!ミッションコンプリートだ!』

ナルガクルガ「それじゃあ、えーと、、、。地下会議室ですよね?」

妹紅『あぁ、サンタ班、全員地下会議室に集合だ!』

オオナズチ『やっと終わった~。』

サンタ班は自分達の役目が終わって気を抜いていた。そのためとあることに気が付かなかった。

川内が部屋に戻ってきていないのだ。

 

 


 

 

久美浜鎮守府本館廊下

 

本館の廊下を信勝、桜子、ペンテシレイアが歩いていた。

桜子「えーと、信勝君。この廊下は道場へ向かう廊下ですよね?なぜ道場なんかに、、、。」

信勝「なんとなくこっちに何かあるような気がするんだ。」

CEO「貴様の勘は結構当たるからな。ただし厄介事に限る。」

そんな話をしているうちに道場に着く。

ペンテシレイアが道場の扉を開けようとしたが、その手が止まる。

桜子「どうしたんですか?」

CEO「、、、。信勝よ、貴様の勘は当たりかもしれん。」

桜子「え?」

ペンテシレイアが扉を開ける。そこには見知らぬ艦娘が一人立っていた。

?「あっ、見つかっちゃいましたか。ここなら誰も来ないと思ったんですけど。あっ、私は[黒鶴鎮守府の海風(うみかぜ)]と言います。」

信勝「君が黒鶴鎮守府の艦娘か。誰も来ないようなところだからこそ探す価値があるだろ?それに、君達の方から攻撃を仕掛けてきたからお返しをしないとな。」

海風(黒)「うーん、、、。カードを置いたのは[時雨姉さん]。最初に仕掛けたのも[時雨姉さん]、、、。あれ?私、何か悪いことしましたか?」

桜子「そこだけ聞くと何も悪い気はしませんが、鎮守府に不法で侵入してるだけで悪いのでは?」

海風(黒)「えーと、、、。それなんだけれど、、、。」

 

         …回想中…

 

今朝 久美浜鎮守府門前

 

海風(黒)「ここが久美浜鎮守府ですか。はぁー、姉さん達の思い付きに付き合わされるのは正直辛いです。あれ?」

海風(黒)は門前にいる三人の人影を目撃する。

オルトリンデ「だから!二人がちゃんと確認しないから私達がこんな役目になったんですよ!!」

ヒルド「オルトリンデは寝てただけじゃん!!ちゃんとしてた私までこんな目に、、、。」

スルーズ「自分だけ被害者面するのは止めなさい!!ちゃんとしてたのは私と鬼蔵さんだけで、ヒルドは滅茶苦茶でしたよ!!」

喧嘩をしているワルキューレ三姉妹。

海風(黒)「あのー、ここを通っても「うるさいです!通りたきゃ通れば良いじゃないですか!」、、、。」

ブチッ!

この時、海風(黒)の何かが切れた。

ヒルド「ん?なんだか浮いてるような、、、。地面がない!!」

ワルキューレ三姉妹「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ワルキューレ三姉妹は穴の底へと落ちていったのであった。

 

          …回想終了…

 

信勝「うちの馬鹿ランサー達がご迷惑をかけました!!」

信勝は海風(黒)に土下座する。

海風(黒)「別にいいんですよ。でも、あれが門番なのはいささか問題があるのではと思います。あっ、そうだった。捕まったらこれを渡さないと、、、。」

海風(黒)はスカートのポケットからカードを一枚取り出す。

そこには檻の中に入れられた数字の7が描かれていた。

海風(黒)「それでは、私はこれで。サヨウナラ。」

海風(黒)はそう言ってどこかへ消えてしまったのだった。

 

 


 

 

鎮守府敷地内竹林

 

ジエン・モーラン「おりゃ!!」

巨大化したジエンの蹴りと夕立?の拳がぶつかる。

夕立?「大きくなってスピードもパワーも上がってるみたいっぽいね!」

ジエン・モーラン「喋ってる余裕があんのかよ!!」

ジエンは絶え間なく蹴りを入れ、拳を入れる。時には踵落としや肘打ち、蹴りで砂を巻き上げての目潰しなど、攻撃の雨は止まないが夕立?はそれを全ていなし、防ぐ。

ジエン・モーラン「そろそろ私のスペースに慣れてきたんじゃねぇか?」

夕立?「そうっぽいね。そろそろ反撃したいっ「そりゃ、無理だな。」!!?」

突如ジエンは腕の振りを大振りにした。

夕立?「ぽい?大振りだと避けられるっぽいよ?まぁ、わざと当たってやるっぽい!」

夕立?は避けずにジエンの拳に当たる。

夕立?「この程度っぽい?これなら、、、。!!!」

余裕な夕立?を突然強い衝撃波が襲う。その衝撃波によって夕立?は吹き飛ばされる、、、。筈だった。

夕立?「ぽいっ!!?」

衝撃波で吹き飛ばされる前にジエンの拳が当たる。何度も何度も大振りの拳を夕立?目掛けて振るう。しかも、どんどん拳の速度が速くなっていく。

ジエン・モーラン「オラァァァァァ!!!これで、、、。仕舞いだ!!」

最後の一撃で夕立?は吹き飛び、ジエンはその場に背を地面に向け倒れる。

ジエン・モーラン「どうだ!!これでくたばったか!!」

夕立?「まだくたばってないっぽい。」

その声にジエンは凍り付く。その声は自分の上からする。少し顔を横に向けるとそこには足があり、目線をあげていくと胴がある、首がある、そして顔がある。

その場に足が、胴が、首が、顔があることをジエンは信じたくなかった。

夕立?「この状況、夕立の勝ちっぽい。でも、夕立の負けっぽい。」

そう言って夕立?はジエンの手元にカードを置き、そのままどこかへと行ってしまった。

 

 


 

 

久美浜鎮守府埠頭

 

防戦から一変攻めに転じたザザミ。だが、五月雨?にダメージを与えることは出来ず自分自身だけがダメージを受けていく。

ピューン

ダイミョウザザミ「うっ!!」

五月雨?「先程から急所を狙ってるのですが、どれも外れますね。じっとしてもらえませんか?」

ダイミョウザザミ「君、馬鹿なの?死ぬかもしれないのにじっとしてる馬鹿いないよ。」

五月雨?「そうですか。なら、苦しんで死んでください。」

ピューン、ピューン

五月雨?から次々にレーザーが放たれる。

ダイミョウザザミ「うがっ!」

速くレーザーを避けること自体難しいのに、先程から降っている雪が風の影響で吹雪に変わっている。そうなればレーザーの光自体も見にくく、更に難易度は上がっている。

五月雨?「うーん、、、。なかなか急所に当たりませんね。なら、、、。」

五月雨?は先程まで何度も連続で打ち続けていたレーザーを凝縮させていく。

五月雨?「これなら跡形もなく吹き飛びますね。では、さよう「そうはさせないよ!」誰!!きゃっ!!」

五月雨?の顔目掛けて雪玉が飛んでくる。

ダイミョウザザミ「うっ、、、。さとりさんの援軍かな?」

?「大丈夫?ザザミ。」

ダイミョウザザミ「大丈夫ですよって川内さん!!」

その場に現れたのは川内であった。

川内「うーん、、、。五月雨か、、、。この鎮守府に五月雨はいない。君はどこから来たの?」

五月雨?「そう易々と答えると思いますか?流石夜戦バカと呼ばれる人ですね。少し考えればわかるような事を聞きますか?脳筋でもこれぐらいはわかる筈ですよね?簡単に答えてくれるような相手ではないと。」

川内「別にわかってるよそんなこと。それに君のその煽りは私から攻撃を誘いカウンターを狙ってるよね?」

五月雨?「、、、。こんな簡単な誘いには乗りませんか。流石はここ久美浜鎮守府の第一艦隊旗艦を務める方ですね。」

二人の会話を呆然と見ることしか出来ないダイミョウザザミ。その横にいつの間にかさとりがいた。

さとり「あれは高度な読み合いと心理戦ですね。」

ダイミョウザザミ「そうだね。流石は久美浜鎮守府のエースだよ。」

川内「あっ、そうだ!君に聞きたいことが、、、。」

川内が五月雨?に向かって何かを投げつける。

五月雨?「手榴弾!!?」

ピカッ!

川内が投げたものが破裂し視界を奪う。川内が投げたのは普通の手榴弾ではなく閃光手榴弾である。

五月雨?「閃光手榴弾でしたか。あれ?」

目の前に川内の姿もダイミョウザザミ達の姿もない。

五月雨?「いったいどこに、、、。「ここだよ!」!!真上!」

五月雨?の真上に川内がいた。そして川内から大量の魚雷が落とされる。その数十本。

さとり「ザザミさん!今です!!」

ダイミョウザザミ「了解!!」

ザザミは両腕の巨大なハサミから高圧縮された泡のブレスを魚雷めがけて放つ。

ドカーン!!ドカーン!!、、、。

一つの魚雷が連鎖的に爆発する。

爆風で砂ぼこりが舞い五月雨?の姿が見えなかったがだんだんと晴れて行く。だが、そこには五月雨?の姿はなくあったのは一枚のカードだけであった。

 

 


 

 

タウイタウイ沖

 

?「あらあら、夕立と五月雨がリタイアしちゃったか。でもまぁ、私達はこの世界を舐めてたかもね。」

一人の艦娘がタウイタウイ沖にて深海棲艦達を蹂躙していた。

ネ級「ナッ、ナゼダ!艦娘達ハコノ時期出撃スルトハ聞イタコトガナイゾ!」

?「へぇー。この世界の艦娘はこの時期出撃しないんだ。いいこと聞いちゃった。」

艦娘はネ級の瞳を見つめる。

?「貴女、今すぐ深海棲艦の大艦隊を結成させなさい。夜明けまでにね。

ネ級「ソ、ソンナ無茶ナッ!、、、。了解シマシタ。コレヨリ艦隊ヲ結成シマス。」

ネ級はまるで操り人形のように動く。

?「さーて、お手並み拝見ね。久美浜鎮守府の提督さん。」

 

 


 

 

ソロモン諸島沖

 

ソロモン諸島沖に二人の少女と艦娘。

?「へぇー、、、。まさか、あんたらがそっち側に召喚されたなんてな。笑えるぜ。」

?「フフフ、大いに笑うがよい!そして、死ねぇい!わしの安眠を妨げおって!!」

?「まぁ、良いじゃないですか。今夜はこんなにも月が明るいのですから。」

?「そうじゃな。月見酒でもしたいが生憎盃がないからのぉ。」

?「御二人ともこちらにいましたか。」

?「ん?なんだ、そいつまでそっち側か。」

?「?[復讐者(アヴェンジャー)殿]、[裁定者(ルーラー)殿]。その方は?」

アヴェンジャー「ん?気にするな。それよりどうしたのじゃ?」

?「タウイタウイにて不穏な動きありとの報告。アヴェンジャー殿のマスターより、招集をかけるとの事。」

ルーラー「こんな時間にですか?何やら嫌な予感がしますね。」

?「、、、。フフフ、面白くなってきたじゃねぇか。」

アヴェンジャー「お主、どこへいく気じゃ?」

?「あ?決まってんだろ?その深海棲艦どもの行き場だ。俺としては聖なる夜が血で汚れた地獄になんのは嫌なんでな。」

その言葉だけを残し艦娘は日本へと向かうのだった。




あれ?本編より内容が濃いような、、、。まっ、いっか。
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