元魔術師の付き添い人になりました   作:つりーはうす

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なんかあらすじだけが上がっていたんで急遽上げます
(消し方わからん!!)


1話

「姉さん!姉さん!」

「おい!あそこだ。生存者がいるぞ!」

「わかりました。先輩」

先輩が指を指した先にはあたり一面が焼け野原となった場所に、少女が女性を抱きかかえて泣き崩れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を遡ること数時間前

「しっかし国境警備といってもあっち(レザリア王国国境)とは違いこっちは楽だな」

「先輩、暇だからといってさぼらないでください。俺たちは帝国の安全を守るため、国家に仇なす奴らを入れないためにここにいるんですよ」

「分かっているよ、オダ君。しっかし相変わらず優等生な発言だな。さすが彼のアルザーノ魔術学院を首席卒業しただけあるってことか」

「無駄口叩く暇があるのなら・・・」

「わかったわかった。とりあえず俺に向けている指を下ろせ」

両手を上げている先輩を横目に、俺は先輩とともに哨戒任務を続けていた。

 

魔道大国と名を馳せ、北セルフォード大陸北西部に位置する国、アルザーノ帝国。

我らが君主であるアルザーノ7世が御座す帝都オルランドからはるか離れた地に展開しているアルザーノ帝国国境警備隊に俺、オダは所属している。

早いものでアルザーノ魔術学院を首席で卒業してから、アルザーノ国境警備隊に入隊し、この地で働いてからすでに1年が経った。

 

「でもよ、オダ君。なんでこんな辺境で働こうと思ったんだ?せっかく首席であのアルザーノ魔術学院を卒業したんだ。引く手あまただっただろ?」

「1年目から給料がよかったんですよ先輩。俺の事情は知っているでしょう。孤児院のガキどもに飯を食わすために金が必要なんですよ」

「まあそうだけどよ。こっちは比較的安全だけどレザリア王国との国境警備に回される可能性だってあるんだぞ」

「いやさすがに俺が生きている間にこっちからレザリアとは戦端は開かないでしょ。仮に向こうから攻めてきたとしても結局徴兵されて戦地に赴くんで。死ぬのが早いか遅いかの違いだけですよね」

「ドライだね~オダ君は。それじゃ軍は?宮廷魔導士団からももちろん声はかかったんだろ?」

「声はかかりましたよ。でも自分から死地に行くのは嫌じゃないですか」

「・・・。さっき自分が言ったことを振り返ってみようかオダ君?」

先輩が白い目で見てきたが、俺は無視した。

 

物心ついた時にはすでに両親はなくなっていた俺にとって、孤児院や院長先生、一緒に暮らしているガキどもが、俺の唯一の心を置くことなくいられるところだ。

魔術を少し齧っていた院長先生のおかげで俺に魔術の適性があることがわかり、ガキどもの生活を楽にしたい、院長先生に恩返ししたいという一心から俺は魔術の勉強を一生懸命頑張った。

 

その甲斐あってか、アルザーノ魔術学院を特待生で入学することが出来たが、そこは国の将来を担う者が学ぶ学び舎、アルザーノ魔術学院。

俺以上の才能を持っている者が多数在籍しており、その中で優秀な成績を残さないと特待生の身分が剥奪され、奨学金が失われる恐怖と常に闘ってきた俺は必死に喰らいつき、いつの間にか首席で卒業することとなった。

いや本当に二度と戻りたくない。

首席になってからというものの、あのプライドだけは高い貴族の生徒どもに目の敵にされ、毎日のように決闘を挑まれたな。

まあ俺には魔術以外にも()()()があったおかげで何とかやりくりできたんだが・・・。

そういえば、歴代最年少で入学してきた()()()は大丈夫だろうか?

()()()もいつもは甘いけど、学校に関しては介入してこなかったし。

俺は(正義の魔法使い)を目指している男の子と世界最強(第七階梯)の魔女の顔を思い浮かべていた。

 

「よしオダ君。”西部戦線異状ナシ、報告スベキ件ナシ、我ラハ帰還セシ”司令部に報告したまえ」

「何ですか先輩。とうとう頭が逝かれたんですか?これは大変だ。ショックボルトで治るかな?」

「おい!オダ君!指を下したまえ。俺は平常だ」

「じゃあなんで急に変なことを言い出したんですか?」

「いや~暇すぎてさ。報告くらいなんかかっこよく言いたいじゃん?」

「はあ~この先輩は。いいですか。国境警備というのは・・・」

 

グゥォォン

「「!!!」」

 

いつものようにくだらないやりとりをしていると、急に大きな火の手が上がった。

間違いない、あれは魔術によるものだ。

一体だれが。そう思っていると、

「オダ君、本部に報告!”緊急事態発生。A級軍用魔術相当による大規模攻撃を視認。応援求む”早く!」

さっきまでのほほんとしていた先輩の顔つきが変わり、その姿は歴戦の古参兵のようだった。

 

「応援呼びました」

「よし、じゃあ俺たちは現場に向かうぞ」

「しかし先輩。現場へは応援部隊を待ってから行くのが安全では」

「俺たちは帝国の安全を守るためにここにいる、だろオダ君。現場に近いのは俺たちだけだ。一刻も早く状況を確認しないといけない。万が一だけど敵性国家(レザリア王国)反政府組織(天の知恵研究会)による攻撃かもしれないからな。あと君の腕には期待している。正直言って俺はC級軍用魔術を3節詠唱しかできないからな。頼んだぞ」

「はあ~分かりました。分かりましたよ。魔術戦になったら俺が攻撃、先輩は防御を頼みます」

「おう、まかしとけ。よし行くぞ!」

「はい、先輩」

俺たちは現場へと向かった。




追想日誌6巻を読んで書きたくなりました、どうも”つりーはうす”です
多分ですけど白猫や天使様は出てこないと思いますが、読んでくれると嬉しいです
前の作品(興味があったら見てね)と違い、最終話が出来てない&ストックが足りてないので、完走できるか&毎日投稿出来るか分かりませんが楽しんでいってください
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