銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~ 作:ENDLICHERI
後書きで色々書いてます。
人は成長する度に何かを得る。その代わり、無意識に何かを失っている。例えば、仕事で苦手な人の対処法を得て人を信じる心を失くす、とか。・・・・・・そんな人はいないだろうけど。
失くしたものを取り戻すのは難しい。世間一般的な落とし物ならすぐに見つかるだろう。でも、それが目には見えないものだったら見つかる確率はかなり低い。
でも、それでも僕は見つけたい。この街で、失くしてしまった『失くしてはいけないもの』を・・・・・・。
『まもなく〇〇駅、〇〇駅──』
「っ、もう着くよ。」
「~~~♪」
「・・・・・・ま、いっか。」
「~~~♪──ん?何か言った?」
「うん?『もう着くよ』って言っただけだよ。」
「えっ?・・・・・・ほんとだ。」
「音楽は聴いてていいけど、ちょっと周りに意識向けておいてね。」
「はーい。」
そう言って、横に座っている少女はまたイヤホンを付ける。僕は外の景色を眺めながら、目的の駅に到着するのを待っていた。
そして、5分もしないうちに僕たちを乗せた新幹線は駅に到着した。
『〇〇駅、〇〇駅、降りられる際は足下に──』
「おにーちゃん、行こ!」
「うん。」
僕たちはショルダーバッグを背負って、僕はそこそこ大きい旅行バッグを持ち、横にいた少女──僕の妹はソフトタイプのキャリーケースの取っ手を持って、改札口を出た。
「着いた~!」
「そうだね。」
「どぉ?少しは何か
「・・・・・・ううん、何も。」
「そっか・・・。でも、駅だけ見ても分かんないもんね。とりあえず、これから住む家に向かいつつ、色々見て回ろ?」
「そうだね、ある程度場所の把握もしたいからね。」
僕たちはそう言って、駅の外に出て、街を見歩き始めた。
まずやって来たのは、これから住む場所から一番近いスーパー。思ったより店は大きくて、それなりに人はいる。
「へぇ~、意外と広いね~。」
「おまけに、そこそこ安い。」
「ねぇ~。・・・・・・あ、見て~!お惣菜も安~い!前のスーパーより安いんじゃない?」
「東京の方は高いと思ってたけど、場所によるのかな?」
「それより、あたしちょっと喉乾いちゃった・・・。」
「じゃあ、何かジュースでも買ってく?」
「買ってくー!」
スーパーの視察を終えた後、僕たちはそれぞれ500mlのペットボトルを手荷物に追加して、再び街を歩き始めた。
「ふんふふ~ん♪あ、ここだよ!あたしたちが行く学校!」
「ここか・・・。」
「安心して!おにーちゃんに何があったらあたしがすぐに駆けつけるから!」
「むしろ、そっちが何か凡ミスして泣きついて来ないか心配なんだけど・・・。」
「なぁにぬぉ~!?」ムキー
2人でこれから通う学校の前を通った後、一度これから住む家(アパート)に向かい、この荷物をすべて置くことにした。
「たっだいま~!」
「今日来たばっかだけどね。」
「ここがリビングでしょ~!こっちがおにーちゃんの部屋で、あたしがこっちの部屋~!」
「気が早いな・・・。」
「だって、こういうの楽しくない?あたし、引っ越しの度に部屋を決めたりするの楽しみなんだもん!」
「そうなんだ・・・。そういや、そうだったね・・・。」
僕たちは父親の仕事の関係で、日本各地を転々としていた。最初は嫌だった
「とりあえず、今ある荷物の荷解きでもする?」
「うん!・・・・・・って、あのダンボールは・・・?」
「どう見ても、僕たちの荷物だね。もう届いていたんだ・・・。」
「どうする?あたしたちだけでやっちゃう?」
「・・・・・・今日は、一晩過ごすのに必要なものだけだそう。さすがに、叔母さんたち抜きでやるのは厳しいよ。」
「それもそっか。それじゃあ、一緒に街の探検に行こ~!」
「うん。」
貴重品だけ持って、僕たちは再び街を歩き始める。
「えっとね~・・・・・・。」
「今度はどこに行くの?」
「商店街だよ。色んな店があるから、そこも見ておいた方がいいでしょ?」
「確かにね。」
「えっと・・・・・・こっちかな?」
「なんで自信ないの?・・・・・・うん?」
「おにーちゃん?・・・・・・どうしたの?」
僕たちの視界に入ったのは、水色髪の女性・・・・・・でいいのかな?そんな人がキョロキョロしている光景だった。
「もしかして、迷子かな?・・・・・・って、あれ?おにーちゃん?」
「え、えっと・・・?」
「大丈夫ですか?」
「ふぇえええ!?」
「っ!あの、怪しい者じゃないですよ・・・。」
「あ、ごめんなさい。ちょっと、驚いちゃって・・・。」
「・・・・・・あ!いつの間に!?・・・・・・その辺は、前と変わんないな~。」
僕は咄嗟に身体が動いて、その女性の下へ向かっていた。
「何か、困りごとですか?」
「その・・・・・・道に迷っちゃって・・・。」
「よければ、あたしたちが案内しますよ。」
「・・・・・・と言っても、僕たちは今さっきこの街に来たばっかですけどね。」
「え、えっと・・・・・・商店街の場所は、分かりますか・・・?」
「商店街・・・・・・あたしたちも行こうとしてたとこだよ!」
「そうなんだ。だったら、一緒に行きますか?」
「い、いいんですか・・・・・・?」
「困った時はお互い様、とかいいますしね。」
「じゃ、じゃあ・・・・・・よろしくお願いします・・・。」
「よし!それじゃあ、いざ商店街へ!」
僕たちは、妹の掛け声に続いて、のんびりと足を動かした。
「って、2人ともそっちじゃなーい!」
改めまして、初めまして。ENDLICHERIです。・・・・・・生きてるよ。
今回は『記憶』をテーマに書いていこうと思ってんだけど・・・・・・やっぱこういう恋愛小説系は書きやすいね。恋愛したことないけど。戦闘系とかはやっぱ苦手だ。・・・・・・頑張ってライダーは残してるけど。
今回のヒロインは・・・・・・タグを見ての通りだよ。でも、ソレがメインヒロインとは限らないからなぁ~。
そして、今作は前書きは基本書きません。アンケートとかする時は書くけど。基本は全部後書きにアホか!?っていうほど書いてます。だって、その方が本編だけ見たい人間にはありがたいだろ?
では、おつモニ~!・・・・・・モニカ出す予定はないけど。