銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~   作:ENDLICHERI

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 後書きで色々書いてます。







キーワード01:失くしたもの

 

 

 

 

 

 人は成長する度に何かを得る。その代わり、無意識に何かを失っている。例えば、仕事で苦手な人の対処法を得て人を信じる心を失くす、とか。・・・・・・そんな人はいないだろうけど。

 

 失くしたものを取り戻すのは難しい。世間一般的な落とし物ならすぐに見つかるだろう。でも、それが目には見えないものだったら見つかる確率はかなり低い。

 

 

 でも、それでも僕は見つけたい。この街で、失くしてしまった『失くしてはいけないもの』を・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まもなく〇〇駅、〇〇駅──』

 

「っ、もう着くよ。」

 

「~~~♪」

 

「・・・・・・ま、いっか。」

 

「~~~♪──ん?何か言った?」

 

「うん?『もう着くよ』って言っただけだよ。」

 

「えっ?・・・・・・ほんとだ。」

 

「音楽は聴いてていいけど、ちょっと周りに意識向けておいてね。」

 

「はーい。」

 

 

そう言って、横に座っている少女はまたイヤホンを付ける。僕は外の景色を眺めながら、目的の駅に到着するのを待っていた。

 

 そして、5分もしないうちに僕たちを乗せた新幹線は駅に到着した。

 

 

『〇〇駅、〇〇駅、降りられる際は足下に──』

 

「おにーちゃん、行こ!」

 

「うん。」

 

 

僕たちはショルダーバッグを背負って、僕はそこそこ大きい旅行バッグを持ち、横にいた少女──僕の妹はソフトタイプのキャリーケースの取っ手を持って、改札口を出た。

 

 

「着いた~!」

 

「そうだね。」

 

「どぉ?少しは何か()()()()()?」

 

「・・・・・・ううん、何も。」

 

「そっか・・・。でも、駅だけ見ても分かんないもんね。とりあえず、これから住む家に向かいつつ、色々見て回ろ?」

 

「そうだね、ある程度場所の把握もしたいからね。」

 

 

僕たちはそう言って、駅の外に出て、街を見歩き始めた。

 

 

 

 まずやって来たのは、これから住む場所から一番近いスーパー。思ったより店は大きくて、それなりに人はいる。

 

 

「へぇ~、意外と広いね~。」

 

「おまけに、そこそこ安い。」

 

「ねぇ~。・・・・・・あ、見て~!お惣菜も安~い!前のスーパーより安いんじゃない?」

 

「東京の方は高いと思ってたけど、場所によるのかな?」

 

「それより、あたしちょっと喉乾いちゃった・・・。」

 

「じゃあ、何かジュースでも買ってく?」

 

「買ってくー!」

 

 

スーパーの視察を終えた後、僕たちはそれぞれ500mlのペットボトルを手荷物に追加して、再び街を歩き始めた。

 

 

「ふんふふ~ん♪あ、ここだよ!あたしたちが行く学校!」

 

「ここか・・・。」

 

「安心して!おにーちゃんに何があったらあたしがすぐに駆けつけるから!」

 

「むしろ、そっちが何か凡ミスして泣きついて来ないか心配なんだけど・・・。」

 

「なぁにぬぉ~!?」ムキー

 

 

2人でこれから通う学校の前を通った後、一度これから住む家(アパート)に向かい、この荷物をすべて置くことにした。

 

 

「たっだいま~!」

 

「今日来たばっかだけどね。」

 

「ここがリビングでしょ~!こっちがおにーちゃんの部屋で、あたしがこっちの部屋~!」

 

「気が早いな・・・。」

 

「だって、こういうの楽しくない?あたし、引っ越しの度に部屋を決めたりするの楽しみなんだもん!」

 

「そうなんだ・・・。そういや、そうだったね・・・。」

 

 

僕たちは父親の仕事の関係で、日本各地を転々としていた。最初は嫌だった()()()けど、途中から『新しい場所に行ける』って考えで過ごしていたとか・・・。

 

 

「とりあえず、今ある荷物の荷解きでもする?」

 

「うん!・・・・・・って、あのダンボールは・・・?」

 

「どう見ても、僕たちの荷物だね。もう届いていたんだ・・・。」

 

「どうする?あたしたちだけでやっちゃう?」

 

「・・・・・・今日は、一晩過ごすのに必要なものだけだそう。さすがに、叔母さんたち抜きでやるのは厳しいよ。」

 

「それもそっか。それじゃあ、一緒に街の探検に行こ~!」

 

「うん。」

 

 

貴重品だけ持って、僕たちは再び街を歩き始める。

 

 

「えっとね~・・・・・・。」

 

「今度はどこに行くの?」

 

「商店街だよ。色んな店があるから、そこも見ておいた方がいいでしょ?」

 

「確かにね。」

 

「えっと・・・・・・こっちかな?」

 

「なんで自信ないの?・・・・・・うん?」

 

「おにーちゃん?・・・・・・どうしたの?」

 

 

僕たちの視界に入ったのは、水色髪の女性・・・・・・でいいのかな?そんな人がキョロキョロしている光景だった。

 

 

「もしかして、迷子かな?・・・・・・って、あれ?おにーちゃん?」

 

 

 

「え、えっと・・・?」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ふぇえええ!?」

 

「っ!あの、怪しい者じゃないですよ・・・。」

 

「あ、ごめんなさい。ちょっと、驚いちゃって・・・。」

 

 

 

「・・・・・・あ!いつの間に!?・・・・・・その辺は、前と変わんないな~。」

 

 

僕は咄嗟に身体が動いて、その女性の下へ向かっていた。

 

 

「何か、困りごとですか?」

 

「その・・・・・・道に迷っちゃって・・・。」

 

「よければ、あたしたちが案内しますよ。」

 

「・・・・・・と言っても、僕たちは今さっきこの街に来たばっかですけどね。」

 

「え、えっと・・・・・・商店街の場所は、分かりますか・・・?」

 

「商店街・・・・・・あたしたちも行こうとしてたとこだよ!」

 

「そうなんだ。だったら、一緒に行きますか?」

 

「い、いいんですか・・・・・・?」

 

「困った時はお互い様、とかいいますしね。」

 

「じゃ、じゃあ・・・・・・よろしくお願いします・・・。」

 

「よし!それじゃあ、いざ商店街へ!」

 

 

僕たちは、妹の掛け声に続いて、のんびりと足を動かした。

 

 

「って、2人ともそっちじゃなーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 改めまして、初めまして。ENDLICHERIです。・・・・・・生きてるよ。

 今回は『記憶』をテーマに書いていこうと思ってんだけど・・・・・・やっぱこういう恋愛小説系は書きやすいね。恋愛したことないけど。戦闘系とかはやっぱ苦手だ。・・・・・・頑張ってライダーは残してるけど。

 今回のヒロインは・・・・・・タグを見ての通りだよ。でも、ソレがメインヒロインとは限らないからなぁ~。

 そして、今作は前書きは基本書きません。アンケートとかする時は書くけど。基本は全部後書きにアホか!?っていうほど書いてます。だって、その方が本編だけ見たい人間にはありがたいだろ?


 では、おつモニ~!・・・・・・モニカ出す予定はないけど。
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