銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~   作:ENDLICHERI

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キーワード10:繋がり落ちる時

 

 

 

 

 

「うぅ・・・・・・!」

 

 

 駅前で回りをキョロキョロしながら落ち着かなそうな雰囲気を(かも)し出している一人の水色髪の少女。ってか、僕たちここにいて大丈夫なの?

 

《大丈夫よ、何年芸能界にいると思っているの?変装のことなら任せてちょうだい。》

 

いや、心配なのはそこじゃ──まぁいいや。駅前で蓮くんを待っている花音ちゃん。それを少し離れたところから見守る──という感じでストーカー行為をしていて罪悪感を抱いている僕:黒崎晴斗と、罪悪感が一切ない僕の彼女:白鷺千聖が、花音ちゃんたちのデートのナレーションをすることになっちゃった・・・。

 

《それよりも花音、集合時間の30分前に着くって、どれだけ健気なのかしら?》

 

ちょっと千聖、うるさい。まったく、花音ちゃんのことになるとめんどくさく──あ、来たみたいだね。

 

 

「おはようございます、花音さん。」

 

「蓮くん・・・!おはよう。」

 

 

一瞬で花音ちゃんの顔から緊張や不安の色が消えたんですけど?

 

 

「もしかして僕、遅刻でした?」

 

「う、ううん!私が早く来すぎちゃっただけだから・・・!」

 

「待たせてしまってすみません・・・・・・。」

 

「ううん、気にしないで・・・!」

 

 

《花音、なんて優しいの・・・・・・!?》

 

もう・・・・・・千聖、黙ってて。そういえば、僕も花音ちゃんが今日どこに行くのか聞いてないんだよね・・・?

 

 

「それじゃあ、行こ?」

 

「良いですけど・・・・・・どこに行くんですか?」

 

「それは・・・・・・えっと・・・・・・行ってからのお楽しみってことで・・・。」

 

「はぁ・・・。」

 

 

あ、動き始めた。僕たちも行こう。

 

《私もあれくらい彩ちゃんたちに優しくした方がいいのかしら?》

 

そのくだりはもういいから!行くよ!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 気付かれないように追いかけてきたけど・・・・・・公園?なんで?

 

 

「ここは・・・・・・?」

 

「実は、友利ちゃんに聞いたんだ。蓮くんが昔遊んだり、よく行ってた場所を。」

 

「なんで、そんなことを?」

 

「だって、この街に来たのって、記憶を取り戻すためでしょ・・・・・・?私、蓮くんの力になりたくて・・・・・・。」

 

「そうでしたか・・・。花音さん、ありがとうございます。」

 

 

そうだったんだ・・・。花音ちゃん、意外と優しいからな~。

 

《そうよ!花音は本当に──》

 

オーケーオーケー、どうどう。まったく、少しは落ち着きなさいよ。

 

 

「でも、意外だったな~。」

 

「何がですか?」

 

「だって、蓮くんがよく遊んでいた場所が、私も昔よく遊んでいた場所だったから。」

 

「へぇ~、奇遇ですね。」

 

「うん。あの頃は、同い年の男の子とここでよく遊んだんだ。その子はね、あまり活発な子じゃなくて、男の子たちとじゃなくて、私に合わせてくれるような感じで遊んだの。」

 

「そう、なんですね・・・・・・っ!」

 

「でもね、親の仕事の都合で引っ越しちゃったんだ。元気にしてる、かな──」

 

 

どうしたんだろう?蓮くんはちょっと顔をしかめ始めて、花音ちゃんは言葉を途切れさせて・・・・・・?

 

 

「・・・・・・蓮くんって、ここでどんな遊びしてたの?」

 

「っ・・・・・・僕は、ここで同い年の女の子と、遊んで──もしかして・・・・・・っ!?」

 

「蓮くんって、もしかして・・・・・・!?」

 

「まさか──ぐっ!?うぅ・・・!?」

 

「れ、蓮くん・・・!?だ、大丈夫・・・・・・!?」

 

 

蓮くんが苦しみだした。千聖!尾行は終了だ!行くよ!!

 

《分かったわ!!》

 

 

「ぐっ・・・・・・!?」

 

「れ、蓮くん・・・!?」

 

「かの、ちゃん・・・・・・っ。」

 

「・・・・・・っ!」

 

 

僕たちが駆けつけた頃には、もう気を失ってしまった。

 

 

「晴斗、彼は!?」

 

「・・・・・・大丈夫、気を失ってるだけだ。花音ちゃん、妹さんに連絡を!・・・・・・花音ちゃん?」

 

「花音?大丈夫・・・・・・?」

 

「そんな・・・・・・蓮くんが・・・・・・!?」

 

 

この二人、もしかして・・・・・・?

 

 そんなことより、早め蓮くんを連れていかないと。そう思った僕たちは、妹の友利ちゃんに連絡して、蓮くんを病院へ連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 どや~!デートのイチャイチャ展開になると思ったやろ~?残念で~した!・・・・・・やっぱ、『生命の灯火』以上のストーリーを書こうと思ってもなかなか書けないな。こんだけ恋愛もの書いてると、どうにもストーリーが似てきちゃって・・・・・・。


 んじゃな~。
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