銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~   作:ENDLICHERI

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キーワード3:転校初日

 

 

 

 

 

 前は色んな学校を転々していたらしいけど、今日からまた新しい学校。僕と妹:友利はこれから通う学校の制服を着て、学校へ行く準備をしていた。

 

 

「おにーちゃん、弁当持った~?」

 

「うん、ちゃんとカバンに入れたよ。そっちこそ、忘れ物ない?」

 

「大丈夫大丈夫!」

 

「ほんとかな・・・?」

 

 

僕が覚えている限り、友利はこういう時によく何か忘れることがある。

 

 

あっ!!

 

「っ!びっくりした・・・。」

 

「洗濯機回すの忘れてた~!」

 

 

ほらね。にしても、まさか洗濯機を忘れるなんて・・・。

 

 

「とりあえず、今から回して、帰ったら干そ?」

 

「うん・・・。」

 

「そんな落ち込まないで。大切なもの忘れるのに比べれば、まだ軽いから。」

 

「おにーちゃん、そんな事言わなくていいから・・・。」

 

「あ、ごめん・・・。」

 

 

僕が無意識に言った言葉は、思いのほか空気を重くしてしまう。

 

 

「・・・・・・行こっか。」

 

「うん・・・。」

(やっぱり、そういうとこは・・・・・・()()()()()()()と変わんないな・・・。)

 

 

僕たちはこの重い空気を出来るだけ変えようと、登校しつつ世間話をしていた。・・・・・・と言っても、最近のニュースのことぐらいだけど。

 

 

「やっぱ、あたしは怖いな~。もしもかかったら、おにーちゃんと最低2週間ぐらいは会えないんでしょ?」

 

「隔離されるし、僕も濃厚接触者扱いだから、互いにしばらくは一人きりだね。」

 

「そっか・・・。じゃあ、安心かな~?」

 

「どういう事?」

 

「おにーちゃんに悪い虫が付かないか心配だからね~?」ニヤニヤ

 

「親切にどーもー。」

 

「もうちょい感情込めて言ってよ~!」

 

「・・・・・・ねぇ、あのポスターって・・・?」

 

「うん?・・・・・・あぁ、最近の流行りなんだって。」

 

「バンドが?」

 

「うん。今じゃ、『大ガールズバンド時代』っていうらしいよ。その内『一つなぎの大秘宝』でも探し始めるんじゃない?」

 

「それはない。」

 

「アッハハ~、だよね~。」

 

 

僕はそのポスターに目が行った理由はもう一つあった。それは、この街に来て初めて話した迷子の松原さんが載っていたから。

 

 

(あの人、バンドやってたんだ・・・。)

 

「そうそう!最近だと、バンド以外も有名らしいよ~!」

 

「それは・・・・・・後で聞くよ。」

 

「えぇ~!?なんで後~!?」

 

「だって、ほら。もう着いたし。」

 

「えっ?・・・・・・あ、ほんとだ。」

 

「じゃ、また後でね。」

 

「うん、バイバーイ!・・・・・・って、あたしも職員室行くんですけどー!」

 

 

僕たちはまず職員室に行き、先生と話をして僕たちは各クラスの教室へ向かった。

 

 

「今日は転校生を紹介する。」

 

「楠木蓮です、よろしくお願いします。」

 

「これから仲良くしてやってくれ。そうだな、席は・・・・・・そこで教師の話を聞かずにずっとカメラを弄くっている不良少年の隣が空いてるから、そこに座ってくれ。」

 

「は、はぁ・・・。」

 

 

不良少年?・・・・・・ずいぶん優しい雰囲気の人だけど・・・?

 

 

「おい晴斗(はると)、言われてんぞ?」

 

「うん?うん・・・。」

 

 

聞こえてるんだけど・・・。でも、あの人動じないね~?

 

 

「えっと・・・・・・よろしくお願いします・・・。」

 

「よろしく~。後でまた話すね~。」

 

「は、はい・・・。」

 

「悪いな、あいつ今カメラの調整で忙しいんだよ。俺は『仁藤(にとう)浩輔(こうすけ)』、よろしくな。」

 

「親が離婚して再婚して『赤城(あかぎ)』から『仁藤』になったんだって。」

 

「余計なこと言わんでええねん。」

 

「おーい、HR(ホームルーム)始めるぞー。」

 

 

この人たち、ちょっと癖が強そうだな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな放課後、僕はある程度予習していたからなんとかなった授業を乗り越え、僕は帰り支度をしていた。

 

 

「あとは・・・・・・大丈夫かな。」

 

カシャッ

 

「うん?」

 

「あぁ、ごめんね。これでも僕、写真部なんだよね。」

 

「はぁ・・・。」

 

「改めて、僕は『黒崎(くろさき)晴斗』。よろしくね。」

 

「よ、よろしくお願いします・・・・・・。」

 

 

写真部・・・・・・なのは分かるけど、今時そのカメラって・・・?デジカメじゃないし、レンズが2つあるし・・・。

 

 

「おにーちゃーん、帰ろー!」

 

「ちょっ、声大きいって・・・!」

 

「いいよ、僕の事は放っておいて。」

 

「すみません。」

 

 

先生から『不良少年』って言われてたのに、優しい・・・。

 

 

「ここがおにーちゃんのクラスかぁ~。」

 

「ジロジロ見なくていいから、行くよ。」

 

「あ、もうちょっと~!」

 

 

僕は友利を連行する形で、学校を後にした。

 

 

「そうそう!今朝言った他のブームなんだけどね、」

 

 

あ、その話ですか。

 

 

「最近だとバンド以外にも、『DJ』と『舞台』が流行りなんだって。」

 

「へぇー。・・・・・・なんでその2つ?」

 

「分かんな~い。」

 

 

なんで分かんないのかな?

 

 『DJ』なら分からなくはない。だって、朝見たポスターにはピンクのクマがDJしてる絵があったから。でも、どうして舞台まで・・・?

 

 

「舞台のだけは、『舞台少女』って言われてるらしいよ。舞台やってる女の子たち。」

 

「へぇー、僕には無縁の話かもね。」

 

「だと思うよ~。」

 

 

なんなら、今流行りのもの全てが僕とは無縁な気がするよ・・・。

 

 

「・・・・・・おにーちゃん、あれ・・・。」

 

「うん?・・・・・・あ。」

 

 

僕たちは見てしまった・・・。

 

 

「ふぇ・・・。」

 

 

おそらく迷子な松原さんを。・・・・・・またですか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 スタリラやりながら書き終えた。D4DJは未だにEASYしか挑んでない・・・。

 さてと、知ってる人からすれば、『またアイツ出てるし・・・。』って思うだろうね~?しゃーないよ、花音ヒロインにするんだから、花音と言えばあの人、あの人と言えばあのオリキャラ、になっちゃったんだもん。反省?何それ、美味しいの?
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