銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~   作:ENDLICHERI

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キーワード4:道案内

 

 

 

 

 

 僕たちは下校中に見つけてしまった、おそらく迷子になってるであろう松原さんを。

 

 

「おにーちゃん、どうする?もう一回助ける?」

 

「悩みどころだね、助けないと後味悪いし・・・。」

 

「また助けるのもアレだしね・・・。」

 

 

僕はどっちかというと、助けたい方かな。でも、友利の方は・・・・・・ちょっと面倒くさそうな顔してる。

 

 

「・・・・・・ごめん、先に帰ってて。」

 

「へっ?おにーちゃんは?」

 

「急用を思い出した。晩御飯とか色々よろしくね。」

 

「あ、ちょっと~!」

 

 

僕は友利の声を無視して急用(松原さん)の下へ向かった。

 

 

「ふぇ・・・、どうしよう・・・?」

 

「松原さん。」

 

「?・・・・・・あ、この前の・・・!」

 

「久しぶりですね、また迷子ですか?」

 

「そ、そうなんです・・・・・・。」

 

 

この人は天性の方向音痴なのかな・・・?

 

 

「今回はどこに行きたいんですか?」

 

「ふぇ?で、でも・・・・・・?」

 

「僕もこの街のことをあまり詳しくありません。・・・・・・だからといって、当てずっぽうでは歩きませんよ。ちゃんとナビは使います。この街を知るついで、って事で送るだけです。」

 

「本当は、違うんですか?」

 

「え?」

 

「だって、その言い方だと、私を助けてくれる理由が他にあるんですよね?」

 

「・・・・・・。」

 

 

僕も、言葉には気をつけないといけないな~。いつも友利に言われてるけど。

 

 

「あ、あの・・・・・・?」

 

「そうですよ。本当は、困ってたから助けようとしてるだけです。」

 

「へ、へぇ~・・・・・・。」

 

「・・・・・・な、何ですか・・・?」

 

 

返事をしてくれたけど、何故か松原さんの顔がにやけている気がする・・・。

 

 

「いや、思ってたより普通な理由だから・・・。」

 

「・・・・・・ごめんなさいね、普通で。」

 

「ううん、嬉しいんです。」

 

「・・・・・・じゃあ、行きましょうか。」

 

 

僕はスマホを取り出して、地図アプリを開いた。

 

 

「それで、どこに行きたいんですか?」

 

「こころちゃんのお(うち)です。」

 

「えっと・・・・・・住所は?」

 

「確か・・・・・・」

 

 

僕は松原さんに言われた通りに住所を入力していき、検索に引っ掛かった。

 

 

「あ、出ましたね。・・・・・・ここ?」

 

「うん?・・・・・・うん、そこですよ。」

 

「えっと・・・・・・本当にここであってます?」

 

「はい、あってますけど・・・・・・?」

 

 

僕の考えは間違っているのだろうか?松原さんに教えてもらった住所の家は、かなりの豪邸だった。そんな豪邸に用がある松原さんって何者・・・?

 

 そんな考えを一応胸に秘めながら、地図アプリでルートを出して、僕たちは歩き始めた。

 

 

「松原さん、少し聞いてもいいですか?」

 

「はい、いいですよ。」

 

「その・・・・・・『こころちゃん』って、一体何者なんですか?」

 

「こころちゃんは私の友達ですよ。それと、同じバンドメンバーですよ。」

 

「バンド?・・・・・・あぁ、そういえばバンドしてたんでしたっけ?」

 

「知ってるんですか?」

 

「朝偶然そのポスターを見つけたんです。」

 

「そのポスターに写ってた黄色い髪の子がこころちゃんですよ。」

 

「・・・・・・あぁ、あの真ん中にいた子ね。」

 

 

そんな子が豪邸に住んでるの?・・・・・・ごめん、やっぱり何者?

 

 

「私も少し聞いてもいいですか?」

 

「はい、いいですけど。松原さん、こっちね。」

 

「あ、はい・・・!」

 

 

てっきり僕の後ろを歩いていると思ったら、急に別方向へ行っちゃうからちょっとびっくりした・・・・・・。

 

 

「その制服って、晴斗くんと同じ学校のですよね?」

 

「晴斗くん?・・・・・・あぁ、そうですね。彼と同じクラスですよ。」

 

「じゃあ、晴斗くんと同級生なんですね。・・・・・・ってことは、私とも同級生なんだ!」

 

「そう、なりますね。・・・・・・敬語、止めます?」

 

「ふぇ?」

 

「同級生に対して敬語で会話ってのが、ちょっと疲れるから嫌で・・・。多分これから色々絡むだろうから、どうかな~って?」

 

「そう、だね・・・。そうしよっか。」

 

「それで、松原さんは黒崎さんのことを知ってるんですか?」

 

「うん。千聖(ちさと)ちゃんの彼氏さんで、私は千聖ちゃんから知り合ったんだ。」

 

 

にしても、また知らない名前が出てきたね・・・・・・名前や呼び方からして女子なんだろうけど。

 

 

「そうなんだ・・・・・・。あ、着いたよ。」

 

「あ、本当だ。ありがとね。」

 

「いえいえ、じゃあ僕はこれで。」

 

「あ、待って!」

 

「えっ?」

 

 

送り届けたけど、まだ何かあるのかな・・・?

 

 

「良かったら、連絡先を交換しない?」

 

「・・・・・・?」

 

「ほ、ほら・・・・・・晴斗くんつながりで、これからも会うかもしれないから・・・!あと、もうちょっと仲良くなりたいなぁ~って・・・・・・。」

 

「まぁ、いいですけど・・・・・・。」

 

「・・・・・・これでよし。ま、またね、蓮くん・・・。」

 

「はい。では、また。」

 

 

僕は松原さんを目的地に送った後、スマホの地図アプリを頼りに自宅へ向かった。

 

 でも、『蓮くん』って呼ばれたけど、何故か懐かしく感じたなぁ・・・。昔、そう呼ばれてたのかな・・・?

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 なんだろう・・・?蓮くん、どこかで会ったような気がする・・・・・・。でも、男の子と前に会ったってなると、小学生ぐらいの時まで遡るんだけど・・・・・・あの時の子、元気かなぁ~?

 

 初めて私が、()()()()()()子・・・・・・。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「もぉ~!明日はぜーったいにおにーちゃんを当番にさせてやるー!」

 

 

 でも、まさかあの人と会っちゃうなんてな・・・・・・。あの人と会って、おにーちゃんの()()が戻ればいいんだけど・・・・・・。

 

 あの、()()()()()()()()()()()()と・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 生きてます!
 もう最近ねぇ~、FF14とD4DJとAmazonプライムでKinKiのライブ映像が配信されてるのを見てやってるから、もうね、ぜーんぜん書いてないんよ。

 でもね、たまに他の人の作品とかはちょいちょい見てるんよ、ドレさんのとかね。皐月さんのも見ようと努力してんだけど、誘惑に負けちゃうんだよね~。


 ではでは、おつモニ~。
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