銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~ 作:ENDLICHERI
僕たちは下校中に見つけてしまった、おそらく迷子になってるであろう松原さんを。
「おにーちゃん、どうする?もう一回助ける?」
「悩みどころだね、助けないと後味悪いし・・・。」
「また助けるのもアレだしね・・・。」
僕はどっちかというと、助けたい方かな。でも、友利の方は・・・・・・ちょっと面倒くさそうな顔してる。
「・・・・・・ごめん、先に帰ってて。」
「へっ?おにーちゃんは?」
「急用を思い出した。晩御飯とか色々よろしくね。」
「あ、ちょっと~!」
僕は友利の声を無視して
「ふぇ・・・、どうしよう・・・?」
「松原さん。」
「?・・・・・・あ、この前の・・・!」
「久しぶりですね、また迷子ですか?」
「そ、そうなんです・・・・・・。」
この人は天性の方向音痴なのかな・・・?
「今回はどこに行きたいんですか?」
「ふぇ?で、でも・・・・・・?」
「僕もこの街のことをあまり詳しくありません。・・・・・・だからといって、当てずっぽうでは歩きませんよ。ちゃんとナビは使います。この街を知るついで、って事で送るだけです。」
「本当は、違うんですか?」
「え?」
「だって、その言い方だと、私を助けてくれる理由が他にあるんですよね?」
「・・・・・・。」
僕も、言葉には気をつけないといけないな~。いつも友利に言われてるけど。
「あ、あの・・・・・・?」
「そうですよ。本当は、困ってたから助けようとしてるだけです。」
「へ、へぇ~・・・・・・。」
「・・・・・・な、何ですか・・・?」
返事をしてくれたけど、何故か松原さんの顔がにやけている気がする・・・。
「いや、思ってたより普通な理由だから・・・。」
「・・・・・・ごめんなさいね、普通で。」
「ううん、嬉しいんです。」
「・・・・・・じゃあ、行きましょうか。」
僕はスマホを取り出して、地図アプリを開いた。
「それで、どこに行きたいんですか?」
「こころちゃんのお
「えっと・・・・・・住所は?」
「確か・・・・・・」
僕は松原さんに言われた通りに住所を入力していき、検索に引っ掛かった。
「あ、出ましたね。・・・・・・ここ?」
「うん?・・・・・・うん、そこですよ。」
「えっと・・・・・・本当にここであってます?」
「はい、あってますけど・・・・・・?」
僕の考えは間違っているのだろうか?松原さんに教えてもらった住所の家は、かなりの豪邸だった。そんな豪邸に用がある松原さんって何者・・・?
そんな考えを一応胸に秘めながら、地図アプリでルートを出して、僕たちは歩き始めた。
「松原さん、少し聞いてもいいですか?」
「はい、いいですよ。」
「その・・・・・・『こころちゃん』って、一体何者なんですか?」
「こころちゃんは私の友達ですよ。それと、同じバンドメンバーですよ。」
「バンド?・・・・・・あぁ、そういえばバンドしてたんでしたっけ?」
「知ってるんですか?」
「朝偶然そのポスターを見つけたんです。」
「そのポスターに写ってた黄色い髪の子がこころちゃんですよ。」
「・・・・・・あぁ、あの真ん中にいた子ね。」
そんな子が豪邸に住んでるの?・・・・・・ごめん、やっぱり何者?
「私も少し聞いてもいいですか?」
「はい、いいですけど。松原さん、こっちね。」
「あ、はい・・・!」
てっきり僕の後ろを歩いていると思ったら、急に別方向へ行っちゃうからちょっとびっくりした・・・・・・。
「その制服って、晴斗くんと同じ学校のですよね?」
「晴斗くん?・・・・・・あぁ、そうですね。彼と同じクラスですよ。」
「じゃあ、晴斗くんと同級生なんですね。・・・・・・ってことは、私とも同級生なんだ!」
「そう、なりますね。・・・・・・敬語、止めます?」
「ふぇ?」
「同級生に対して敬語で会話ってのが、ちょっと疲れるから嫌で・・・。多分これから色々絡むだろうから、どうかな~って?」
「そう、だね・・・。そうしよっか。」
「それで、松原さんは黒崎さんのことを知ってるんですか?」
「うん。
にしても、また知らない名前が出てきたね・・・・・・名前や呼び方からして女子なんだろうけど。
「そうなんだ・・・・・・。あ、着いたよ。」
「あ、本当だ。ありがとね。」
「いえいえ、じゃあ僕はこれで。」
「あ、待って!」
「えっ?」
送り届けたけど、まだ何かあるのかな・・・?
「良かったら、連絡先を交換しない?」
「・・・・・・?」
「ほ、ほら・・・・・・晴斗くんつながりで、これからも会うかもしれないから・・・!あと、もうちょっと仲良くなりたいなぁ~って・・・・・・。」
「まぁ、いいですけど・・・・・・。」
「・・・・・・これでよし。ま、またね、蓮くん・・・。」
「はい。では、また。」
僕は松原さんを目的地に送った後、スマホの地図アプリを頼りに自宅へ向かった。
でも、『蓮くん』って呼ばれたけど、何故か懐かしく感じたなぁ・・・。昔、そう呼ばれてたのかな・・・?
なんだろう・・・?蓮くん、どこかで会ったような気がする・・・・・・。でも、男の子と前に会ったってなると、小学生ぐらいの時まで遡るんだけど・・・・・・あの時の子、元気かなぁ~?
初めて私が、
「もぉ~!明日はぜーったいにおにーちゃんを当番にさせてやるー!」
でも、まさかあの人と会っちゃうなんてな・・・・・・。あの人と会って、おにーちゃんの
あの、
生きてます!
もう最近ねぇ~、FF14とD4DJとAmazonプライムでKinKiのライブ映像が配信されてるのを見てやってるから、もうね、ぜーんぜん書いてないんよ。
でもね、たまに他の人の作品とかはちょいちょい見てるんよ、ドレさんのとかね。皐月さんのも見ようと努力してんだけど、誘惑に負けちゃうんだよね~。
ではでは、おつモニ~。