銀色暗号 ~落ちて 堕ちてく あなたのすべてに~   作:ENDLICHERI

9 / 13
キーワード9:お誘い

 

 

 

 

 

「それでね、あれはいつ頃だったかな~?」

 

 

僕はあれから、たまにドーナツ屋に来ては、昔よく食べていたドーナツを食べつつ、店長が知ってる僕の話を聞いていた。・・・・・・全く思い出せないけど。

 

 

「れ、蓮くん・・・・・・!」

 

「?・・・・・・あ、花音さん。こんにちは。」

 

「っ!こ、こんにちは・・・・・・!」///

 

 

あ、もしかして名前で呼ばない方が良かったかな?でも、この前その件でちょっと機嫌損ねられたからな・・・。

 

 

「えっと・・・・・・何か、僕に用が──ん?」

 

 

とりあえず、面倒だから名前を呼ぶのを避けつつ話を進めようとした。僕が言葉を止めた理由は、物陰からこちらを覗く仁藤さんが見えたから。そして、仁藤さんの視線がたまに彼の後ろを向くから、他にも誰かいるのだろう。おそらく、黒崎さん辺りって予想もできる。

 

 

「えっと・・・・・・どうかしたの?」

 

「・・・・・・いえ、何も。」

 

「はぁ・・・?」

 

 

花音さんは、彼らの存在を知っているのか知らないのか、顔を見ても分からない。だって、顔が真っ赤でそれどころじゃないから・・・・・・。

 

 

「あ、あのね・・・!」

 

「はい?」

 

「こ、今度の土曜日空いてる・・・・・・?」

 

「土曜?基本空いてるので、空いてますが・・・・・・?」

 

「そ、それじゃあ、土曜日の朝10時に、駅前に来て・・・・・・!」

 

「えっ?」

 

「ま、またね・・・・・・!」

 

「あっ、ちょっと!?・・・・・・行っちゃった・・・。」

 

 

視線を仁藤さんたちの方に向けると、そこの人たちは誰一人いなかった。一体なんだったんだろう・・・?とりあえず、次の土曜日の朝10時に駅前に行けば分かるか。

 

 ちょっと後ろでキャッキャしてる店長さんたちは無視しよう。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 い、言えた・・・・・・!ハロハピでライブする時より緊張したかも・・・・・・!

 

 

「花音ちゃん、大丈夫?」

 

「いや~、見事な全力ダッシュだったぜ!」

 

「ちょっと浩輔──」

 

「分かってる!皆まで言うな。」

 

「分かってないでしょ?」

 

「それじゃあ花音ちゃん、後は土曜日に頑張るだけだよ。」

 

「う、うん・・・!」

 

「分かってないわね、晴斗。」

 

「えっ、何を?」

 

「女子は、『一緒にお出かけする』が決まった時から戦いが始まるのよ。ね、花音?」

 

「う、うん・・・・・・?」

 

 

なんだろう?千聖ちゃんの目がちょっと怖いんだけど・・・・・・?

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 そして時は過ぎて、約束の土曜日。僕は集合時間の30分前に家を出ることにした。

 

 

「おはよ~・・・・・・。」

 

「おはよ。今日はずいぶんと遅いね?」

 

「ちょっと徹夜しちゃって・・・・・・あれ?おにーちゃんどっか行くの?」

 

「うん、ちょっと花音さんとお出かけにね。」

 

「ふーん。うん~?・・・・・・はい!?」

 

「ビックリした。急に何?」

 

「それ!あたし、聞いてない!?」

 

「そりゃそうよ、言ってないもん。」

 

「ちょまま!すぐ準備するから!20分待って!」

 

 

そう言って支度を始める友利。僕はそれを無視して、こっそりと家を出た。・・・・・・20分は待ってられないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 さて、色々ニヤニヤ展開になりました~。デートですよ、奥さん!

 さてさて、間が空いて申し訳ない!・・・・・・空きすぎか?そんなのミクロンミクロン!なんか、先月の22日以来なんだって。・・・・・・さーせーん。


 んじゃ、ばいべ~い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。