とある探偵世界の冥土帰し   作:綾辻真

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毎回の誤字報告、及び感想ありがとうございます。

感想欄で【事件編・6】にて、弾が無くなった拳銃の事についてのご意見がありましたのでそこを少し修正させていただきました。


カルテ20:叶才三【解決編・2】

SIDE:江戸川コナン

 

 

 

船の後ろから来る眩い光に気づき、蘭と船員たちが一斉に光の方へと目を向ける――。

光が速い速度で船に近づいてくるにつれ、だんだんとその光の正体が肉眼でも視認できるようになってきた。

「なんだ、なんだ?」と騒ぎ立てる周りの船員たちの声を聴きながら、蘭はその光の正体とその光のすぐ手前に立つ人影に気づいた。

 

「あ、あれは!――」

 

 

 

 

 

「――服部君!?」

 

 

 

 

 

――それは高速で近づいてくる漁船(ぎょせん)であった。

その漁船に設置されたサーチライトの強い光が、船を明るく照らし出す。

 

――そして、その漁船の舳先に立っていたのは、毛布にくるまれた服部だった。

 

服部は不敵な笑みでこちらを見上げていたが、不意に顔が歪んで「へっくしっ!!」とくしゃみを一つする。

そんな服部に安堵の笑みを浮かべながら、俺は漁船を呆然と見つめる鯨井さんに、おっちゃんの声で口を開いた。

 

「……そう。彼は舳先に括り付けられた蟹江さんを発見し、アナタに殴り倒された生き証人。……もう、申し開きは出来ませんな、鯨井さん」

「あ……あぁ……」

 

放心状態で鯨井さんは窓ガラスを背にずるずるとその場にへたり込んでしまった。

そんな鯨井さんを見ながら、鮫崎さんが俺に問いかける。

 

「……しかしよく分かったな。蟹江が犯人じゃないと」

「亀田さんの焼死体の左腕に、竜頭が逆についている蟹江さんの()()()()時計をしていた時点で、蟹江さんの犯人説が限りなく薄くなっていました。カエル先生が言ったように焼死体が蟹江さんなら生前とは反対の腕に時計をしているのはあり得ない。しかしそれは同時に、犯人が蟹江さんなら、自分の格好をさせるのに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんてミスは起こさないはずなのです」

「ふむ……昔の仲間の洒落た時計に、足元をすくわれたってわけか」

「また、実は舳先のあの『逃走現場』も偽装の可能性が高いと踏んでいました。開けられた救命ボートの箱に拳銃と蟹江さんの紙マッチ。その三つを使い蟹江さんが海に逃げたように強調させていましたが、それが逆に私に違和感を覚えさせる結果となったのです。即席で作られただけあって、あの『逃走現場』は少々お粗末でしたからね」

「――ったく、気づいてたんならワシにも教えてくれたってよかったじゃねぇか。鯨井(こいつ)にいいように動かされて気分悪いぜ」

 

少し不貞腐れたようにそう言いながら鮫崎さんはガシガシと頭をかいた。俺はそんな鮫崎さんに心の中で手を合わせる。

 

(申し訳ない。鮫崎さん)

 

苦笑を浮かべた俺は、心の中で鮫崎さんにそう謝罪しながら、気持ちを切り替え言葉を続ける。

 

「さらに言うと、このツアーの広告を出したのも鯨井さんです。……20年前の約束だったんでしょうなぁ。時効が明ける日に、あの新聞に『古川大』の名で広告を出すとね。……ここに、仲間三人が集まったのは、何処かの貸金庫(かしきんこ)から20年間使えなかった『例の金』を引き出すため。……20年前、貸金庫を使うのに必要なのは、『鍵』と『印鑑(いんかん)』と『サイン』。……その三つを三人で分担して、顔を変えた仲間同士が20年後に再会する時の(あかし)にしたんです」

 

そして俺は、一度一呼吸置くと更に続けて言う。

 

「――つまり、『サイン』を担当した鯨井さんには、印鑑と鍵をちらつかせた亀田さんと蟹江さんが、仲間だと直ぐに分かり、犯行を開始できたというわけです」

「……なるほどね。二人を殺して鍵と印鑑を奪い、お金を独り占めする気だったのね」

 

納得したように磯貝さんがそう呟いた。その瞬間だった――。

 

「……くそっ……クソォッ!!……何で、何でうまくいかなかった!?完璧な計画だった!長い時間をかけて練りに練った完璧な計画だった!!……なのに何でこうなったぁ!?」

 

悔しそうにそう叫んだ鯨井さんが、床に拳をダン!ダン!と何度も叩きつけた。

 

「……あの大阪のガキに舳先に縛られた蟹江を見られなければ……!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……!完全犯罪だったっていうのにッ……!!」

(……亀田さんの遺体の左腕に蟹江さんの腕時計を付け間違えた自分のミスは棚上げかよ)

 

年甲斐もなく駄々をこねた子供のように手足をばたつかせて叫び続ける鯨井さんを見て俺は呆れてものも言えなかった。

しかしたった今、鯨井さんが叫んだ言葉の中に聞き捨てならない内容が含まれているのに気づき、俺は再び変声機を使って鯨井さんの声をかけていた。

 

「……鯨井さん。今、アナタはこう言いましたね?『蟹江が海に落ちていなくならなければ』と。……もしやアナタが蟹江さんがいなくなった後も犯行計画を継続させる決断をしたのは、それが理由だったわけなんですね?」

「ああそうだ!テメェがさっき言った通り、いざ蟹江を殺そうと舳先に行ったらあの野郎……縄バシゴと一緒に縛っていた縄が切れて海の中に落ちた後だったんだ!おかげでこっちの後の計画が大きく狂っちまった!!」

「おいおい、海に落ちたって……それを見てたわけでもねぇんだろ?何でそんな事が分かるんだよ?」

 

鯨井さんのその言葉に怪訝な表情を浮かべながら鮫崎さんがそう問いかける。

それに鯨井さんが食いつくようにして乱暴な口調で答える。

 

「あ゛ぁん!?蟹江の野郎にはたっぷりと薬を盛ってたんだ!!ちょっとやそっとじゃ起きるわけがねぇ!奴が目を覚まして自力で舳先から脱出したなんてあり得ねぇんだ!!それに、()()誰かに助け出されてたんなら、とっくの昔に俺たちの前に奴は姿を現してるはずだろうが!!」

「…………」

 

怒鳴り散らしながらそう言う鯨井さんに鮫崎さんは二の句が継げなくなる。

そこへ俺が割り込むように口を開いた。

 

「……鯨井さん、その『もし』が実際に起こっていたとしたらどうしますか?」

「……は、はぁ?な、何言ってやがる?」

 

俺の言葉で毒気を抜かれたのか、鯨井さんから怒りが消え、代わりに戸惑った顔を浮かべておっちゃんを見ながらそう言う。

俺はそんな鯨井さんに淡々と『事実』を口にしだした。

 

「鯨井さん、アナタも奇妙に思ったはずです。……夕食時、レストランでウェイターが言っていたあの言葉――」

 

 

 

 

 

 

『ええ。()()()()()、もう少し休まれてから夕食を食べに来るそうです』

 

 

 

 

 

 

 

「……あ、ありゃあ何かの間違いだろ?実際にそう言ったのはあの大阪の探偵のガキだけなんじゃねぇのか?」

「――いいや、間違いなんかやあらへんで」

 

鯨井さんのその言葉に否定の声を上げたのは、たった今漁船からこっちの船に移って来たばかりの服部だった。

毛布にくるまれた服部は視線を鯨井さんに向けながら言葉を続けた。

 

「……ウェイターにそれを伝えた船員が言うとったんや。俺の部屋に晩飯の知らせをした後、隣の叶才三の部屋に行ったら、そこから顔隠した老人が出て来て、俺と同じように晩飯は後にする事を言うとったってな」

「え……?」

 

服部のその言葉に、鯨井さんは鳩が豆鉄砲を食らったような顔を浮かべる。

俺もそれに追撃するかのように口を開く。

 

「それだけじゃありません。……乗船時、アナタが叶の格好で忘れ物を取りに行って戻ってきたように思わせるために受付の船員の前に現れた後、少ししてから船の外にいた別の船員も船に戻って来る同じ格好の叶才三の姿を目撃しているんですよ」

「な、何ッ!??」

 

更に驚愕を顔に浮かべそう叫ぶ鯨井さん。と同時に、戸惑いながら鮫崎さんが声をかけてきた。

 

「おいおい毛利、一体どういう事だ?まさか鯨井には他に共犯者が……って、ンなわけねぇよな。それだったらそもそもタバコの自動装置なんてはなっから仕掛ける必要もねぇし……」

「ええ。むしろこれらの一件は鯨井さん、アナタに向けて()()()()()()が仕組んだ大掛かりなメッセージなのだと私は思うんですよ。そう例えば――」

 

 

 

 

 

 

「――『鯨井、自分はここにいるぞ』と言うね……」

 

 

 

 

 

 

「…………。は、ははっ!な、何を馬鹿な……!」

 

笑って一蹴しようとする鯨井さんだったが、その顔からは不安がぬぐい切れていないのがありありと見て取れた。

顔じゅうから汗が流れ落ち、顔は笑っていても目だけは全然笑っていなかったのだから。

 

「……そもそもこの船の上で起こった今回の事件は、主に犯行を行った鯨井さんですら全く知らない第三者が、裏で事件の騒ぎに乗じて色々と細工を行っていたというのがこの事件の全容なのです。……それ故に事件が複雑化し、我々の捜査や推理が難航することとあいなりました」

「やめろ!何言ってやがる!?そんな奴いるわけねぇだろう!?蟹江がいなくなっちまったのは縄が切れて海に落ちただけだ!船員共の話もただの出まかせだ!!そんな存在、いるわけがねぇんだよぉっ!!!」

 

俺の言葉に真っ向から全否定してくる鯨井さん。絞り出すようにしてそう叫び、直後に荒くなった呼吸を大きく整えるその顔は『そんなはずはない!』という強い否定がありありと込められていた。

そんな鯨井さんの顔を見ながら、俺は静かに口を開く。

 

「……その顔。やはりアナタは、表向き()の存在を信じ怯えるふりをしながら、その実、心の底では()の死を大いに確信しきっていたのですね。……だからこそ、そこまで意固地に否定的になる」

「――ッ!」

「……どういう事なんだ毛利。もうワシには何がなんだか」

 

言葉を詰まらせる鯨井さんに成り代わり、鮫崎さんが俺にそう尋ねて来る。

俺はそれに静かに答えた。

 

「……そうですね、ならここから先は……()()()()()、アナタの口から直接お話ししてもらってもよろしいでしょうか。……20年前のあの事件の()()()()()()()()()を」

「ああ、構わないよ」

 

その俺の頼みにカエル先生は快く承諾してくれると、視線を戸惑う鮫崎さんへと移して口を開いた。

 

「覚えているかい鮫崎さん。……20年前の事件、あの時僕がアナタの娘さんを治療した直後、僕はあなた達へのあいさつもそこそこに去って行ったのを……」

「え、ええ覚えていますよ。確か()()()()()が出たとかで急ぎ向かわなきゃならなくなったって……」

 

鮫崎さんのその言葉にカエル先生は小さく、されどはっきりと頷くと、20年前の事件後に起こった、この場では自分ただ一人しか知らない事実を、周りの人たちに向けて静かに語りだした――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE:カエル顔の医者(冥土帰し)

 

 

 

 

――20年前のあの事件で瀕死の重傷を負った鮫崎さんの娘さん……鮫崎美海さんを治療し終え、術後経過を見始めてすぐの事だったよ。

 

――ある日突然、僕のもとに一本の電話が入った。それはとある小さな漁師町で開業医をしている古い友人からの電話でね。

 

――つい先ほど町の浜辺に瀕死の重傷を負った身元不明の男性が海から打ち上げられたのだという。傷があまりにも酷く自分の手には負えず、このままだと死亡するのは確実なため、急きょ僕に連絡をしたのだと言っていた。

 

――僕は急ぎその漁師町の友人のもとに駆けつけ、直ぐに患者の容体を確認した。

 

――正直、『酷い』なんて言葉じゃ言い表せるものじゃなかった。擦り傷打撲はもちろんの事、体の所々(ところどころ)が骨折し、肋骨が折れてそれが内臓に食い込んだりもしていた。恐らく潮に流されている間に海底の岩場とかに体をぶつけたりしてそうなったんだろうね。

 

――また、それ以上に目立ったのは体に穿たれた()()()()()()()()()だった。

 

――特に顔の損傷は酷かった。骨折同様、海底の岩場にでもぶつけたのか()()()()()()()()()()()()()()んだ。片目と鼻が潰れ、歯茎もほとんど外から見えるほどにむき出しになっていたよ。

 

――そして同時に、体に弾丸が撃ち込まれていたのを見て、直ぐにこの男性は誰かに銃で撃たれて海に落ちたのだというのが容易く想像がついた。

 

――僕がその男性にあった時にはもう彼は虫の息でね。よくこんな状態で今まで生きていられたもんだと素直に驚いたのを今でもよく覚えているよ。

 

――直ぐに僕は彼の治療を開始し、そして救命した。銃弾の摘出はもちろん、骨折、内臓の損傷は完全に治すことが出来た。……ただ、顔の怪我だけは直ぐに完治させるのは不可能だった。顔の肉が削り取られたようにごっそりなくなっていたため、治療して元の顔へと戻すには移植が必要だった。……まあ、それでも鼻腔(びこう)の確保や、普通に食事と会話ができるように口周りもある程度治療する事は出来たがね。

 

――治療後、顔や体中、包帯だらけとなった彼は、ベッドの上でしばらくしてから目を覚ましたものの……ここでまた新たな問題が出て来た――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――撃たれて海に落ちたショックからか……彼は自分の名前を含む全ての記憶を失っていたんだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE:江戸川コナン

 

 

 

 

カエル先生の話がそこで一区切りつけられると、その場に静寂が降り立った。

風と波の音だけが響き渡る中、最初に声を上げたのは目を見開いて呆然自失という表情を顔に張り付けた鯨井さんだった。

 

「……か、体に……四発の、銃痕……だと……!?」

 

無意識に響かれたその言葉を皮切りに、今度は鮫崎さんがカエル先生に詰め寄る様に問いかけた。

 

「そ、それで?それでその男はどうなったんだい、先生!?」

 

その切羽詰まったかのような声に、どうやら鮫崎さんも気づいたようであった。その記憶を失った男の正体が。そしてそれは、鮫崎さんの後ろで両手で口を押さえて驚いている磯貝さんも同じのようであった。

だが、その問いかけにカエル先生は顔を伏せると静かに首を振った。

 

「……()()()()()

「……は、はぁ?『わからない』って、そりゃ一体どういう……?」

 

混乱する鮫崎さんに、カエル先生は事実だけを淡々と語って聞かせた。

 

「……彼が喋れるほどに回復した頃合いを見計らって、僕は警察に連絡を入れたんだ。体に銃痕があった時点で事件性は高かったからね。……そして警察へ事情を話してから再び彼のいる病室へと戻った時――」

 

 

 

 

 

 

 

 

「――彼は病室から忽然(こつぜん)と姿を消していた」

 

 

 

 

 

 

 

 

「き、消えた……!?」

 

呆然とそう響く鮫崎さんを前に、カエル先生は頷きながら言葉を続ける。

 

「……もちろん、直ぐに警察に捜索願いを出したんだけどね……。しかし、それっきり彼の姿は影も形も見当たらなくなり、消息不明になってしまったんだ」

 

そこで小さくため息をついたカエル先生は更に言葉を続けた。

 

「……だがにっちもさっちも行かなくなって20年の年月がたったついこの間。……あの新聞の広告に載った『古川大』を見て正直大いに驚いたよ。……もしかしたらあの日、病室からいなくなった彼がこの船に乗って来るんじゃないかと思ってね。……それで僕も急ぎ休暇を取ってこの船に乗船したんだよ」

 

カエル先生がそう言った直後、鮫崎さんが慌てて待ったをかけてきた。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれよ先生。……先生の話じゃあその男は記憶を失ってたんだろ?何で新聞の『古川大』の名前を見て、そいつがこの船に乗ると思ったんだ?」

 

その問いかけにカエル先生は静かにその理由を語りだした。

 

「……彼が浜辺で発見された時。身元を証明する物は一切持ち合わせていなかったんだけど……唯一、ズボンの尻ポケットに彼が持ち歩いていたと思しき手のひらサイズの革の手帳が入っていたんだよ。……でもその手帳も、長時間海水に()かっていたせいか手帳の紙に書かれていた文字のインクが大分滲んでいてね。ほとんど読めなくなってはいたんだが、それでも何とか読める文字を一文見つけることが出来たんだ。……そして、その文字は()()()()こう書かれていたんだよ――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――『古川大』、とね」

 

 

 

 

 

 

 

『!!』

 

それを聞いた鮫崎さんや磯貝さん、そして鯨井さんは大きく息を呑んだ。

その様子から既に三人とも……いや、未だに半信半疑止まりな鯨井さんを除く、鮫崎さんと磯貝さんは確信を持ったようだ。

 

――その病室から消えた男が、一体何者なのか。

 

俺は三人の顔を見渡した後、静かに蝶ネクタイの変声機に口を当てるとゆっくりと口を開いた――。

 

「……さぁ、もういいでしょう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。……この船上で起こった不可思議な事件。それを起こした鯨井さんの影で秘かに動いていた()()()()()()()()……。いや――」

 

 

 

 

 

「――あえてこうお呼びした方がよろしいですかな?――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――『影の計画師』、叶才三殿……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いや。俺なら既に、ここにいる」

 

唐突に第三者の男の声が、船首上にはっきりと響き渡った――。




あと一、二話でこの事件は終了します。

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