とある探偵世界の冥土帰し   作:綾辻真

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毎回の誤字報告、および感想ありがとうございます。

また、一月以上も間を空けてしまい申し訳ありません。
前回から再び軽いジャブ回にストーリー構成を戻しています。



カルテ24:ツルタタミコ(亀井八重子)

――私ことツルタタミコは、絶望の中にいた。

 

4年前。私の息子であり長男でもあるマサヒコが当時住んでいたアパートの部屋で首を吊って死んだのだ。

証券会社に勤めていたマサヒコは、お客のお金を横領し、それが発覚して自殺したというのが当初の見解だった。

しかし後に、マサヒコの日記から横領していたのは実は上司である熊田達也(くまだたつや)だと言う可能性が浮上し、警察は熊田が横領の罪をマサヒコになすりつけ、自殺に見せかけて殺したのではないかと推測した。

 

確証は無かったものの、私も当時はそうではないかと思った。

マサヒコは、家族思いの優しい子だった。母の私や弟のカツヒコはマサヒコのおかげで何不自由なく平穏に暮らせていたのだ。

しかもマサヒコは……母親の私が言うと持ち上げすぎているように聞こえるかもしれないが、ドイツ留学までしていた優秀な息子だった。

そんな子がお客のお金に手を付けるなど、私には到底思えなかったのだ。

 

だが、容疑者だと思われていた熊田は裁判の結果――無罪となってしまった。

 

その理由は、マサヒコが死んだと思われるその時刻、彼はカラオケスナックにいたという確固たるアリバイがあったからだ。

アリバイがある限りいくら警察でも熊田を裁く事は不可能だった。

そのうえ熊田は、大金をはたいて腕のいい弁護士――橘憲介(たちばなけんすけ)先生を雇い入れており、その弁護士先生の力で熊田を裁く事はさらに難しくなったのである。

 

その結果、熊田は無罪。私も法廷で必死に戦ったにもかかわらず敗れ去り、代償としてか一気に老け込んでしまった。

願いが叶わなかった今、もうこの地に居続けるのは耐えられないと、私とカツヒコは()()()()()()()()()()愛犬のヨハンを連れ、無念な気持ちを抱えながら住み慣れた家を引っ越し、思い出深い千葉の地を泣く泣く去って行く事となった。

 

引っ越し先の新天地で新たな生活を始めた私たちは、当初こそそこでの生活に苦労したが、そこは住めば都。傷心した私を支えようとカツヒコも懸命に働いてくたおかげもあって、数年の歳月を重ねればそんな苦も気にならないほどになれた生活を送れるようになった。

 

そうして数年後、ようやく以前までとはいかないまでも平穏な暮らしを取り戻し、全てを忘れてやり直そうと始めていた矢先――再び不幸が私たちの頭上に降りかかった。

 

 

 

 

 

――カツヒコが突然、職場で倒れ。搬送先の病院で難病にかかっていると診断されたのだ。

 

 

 

 

「……このままでは、そう長くはないでしょう」

 

そう担当医から聞かされた私は、頭を鈍器で殴られたかのようなショックを覚え、目の前が真っ暗になる。

 

……一体、私が何をした。

 

マサヒコのみならず、今度はカツヒコまで私から奪って行こうと言うのか!?

やり場のない怒りと悲しみ、そして何もできない自身の無力さと悔しさが私の胸中の渦巻いていく。

 

だが、そんな私の心境を察してか、目の前に立つカツヒコの担当医は私に一筋の希望を与えてくれた。

 

「……ですがお母さん。まだ諦めるのは早いかもしれません」

「……?どういう事ですか……?」

 

担当医師のその言葉に私がそう問いかけると、その医師は更に言葉を続けた。

 

「実は東都の米花町と言う町に世界でも類を見ない凄腕の医師がいるのです。その人に頼めばあるいは何とか出来るかもしれません」

「――!ほ、本当ですか!?でしたら、その先生をぜひ……!息子を、カツヒコを助けてください……!!」

 

私の必至の懇願に担当医師は強く頷いて見せ、早速その(くだん)の医師へと連絡していた――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、これなら一回の手術で完治するから心配はいらないよ?……何せ僕にとってこのレベルの病気を治した事なんて一度や二度じゃないからね」

「「…………」」

 

件の医師――妙にカエルに似た顔を持つ医師にそう言われ、私のみならずカツヒコの担当医である先生も開いた口が塞がらない。

最初にカツヒコの病名を聞いた時、(がん)や白血病並みに死亡率の高い病気だと教えられたのだが、このカエル顔の先生からしてみれば割と簡単に治す事の出来るモノだったらしい。

 

……いや、それがどれほどまでに異常な事なのかは医学に精通していない私でも分かる。

 

素人の私でも癌や白血病がどれほど危険度が高く、かつ治療困難な病気なのかは知っている。そんなレベルの病気にカツヒコがかかってしまったのだ。絶望しないわけがない。

だが目の前に立つカエル顔の先生はそれを何でもないかのようにあっさりと完治できると言ってのけたのだ。……うん、呆気にとられないわけがないだろう。

 

とは言え、これでカツヒコは助かるのだ。

私はその事実だけを真っ先に理解し、ホッと胸をなでおろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

カエル顔の先生の言った通り、その後カツヒコは手術を一度受けた途端、病魔に蝕まれていた時とは嘘のようにどんどんと回復を見せて行った。

素人眼の私から見ても分かるほど元気になったカツヒコは、それから車椅子に座った状態なれど病院の外へと散歩に出かけられるようになり、私と一緒にお見舞いに来たヨハンと戯れ、病気にかかる前と同じように笑顔を浮かべる事も多くなったのである。

この調子なら近い内に車椅子も必要なくなるくらいに回復し、また以前のような生活に戻ることが出来るだろう。

ヨハンとじゃれ合うカツヒコを見ながら私も自然と顔をほころばせていた。

 

 

 

 

 

「……カツヒコ君の術後の経過は順調に進んでいるね。明日から歩くためのリハビリを行えば数日後には退院できるよ」

「本当に、何から何までありがとうございました」

 

診察室でカツヒコのカルテを書きながらそう言うカエル顔の先生に、私は椅子に座ったまま深々と頭を下げてそう返した。

本当に……この人には感謝してもしきれない。

この人の存在が無ければ、私はマサヒコだけでなくカツヒコまで近い内に失っていたのだから。

 

「僕は医者として当然の義務を果たしたまでだよ。それに、あそこまで回復できたのはカツヒコ君の『生きたい』という執念――気力の賜物だと言ってもいい。僕はただその執念に少し加勢をしたに過ぎない。……彼は実によく頑張った」

 

カエル顔の先生のその言葉に、私は我が事のように泣きそうになるのをグッとこらえた。

目尻に溜まった涙をカエル顔の先生からは見えないように俯き隠し、指でそっと拭い取る。

そうしている内にカエル顔の先生の話が終了した。

 

「……はい。今日の診断報告はこれで終わりです」

「どうも、ありがとうございました」

 

先生の言葉に私は会釈をしながらそう答えると、退室するために座っていた丸椅子からゆっくり腰を上げた――。

 

 

 

 

――だが次の瞬間、私の体はバランスを崩して床に倒れ込んでしまった。

 

 

 

 

「――!大丈夫ですか!?」

 

目の前で倒れた私に、カエル顔の先生は慌てて駆け寄って来る。

私自身、まさか自身の意志に反して突然倒れ込んでしまうとは思ってもいなかったので、内心動揺が激しかったものの、すぐさま心を落ち着かせて目の前で私を助け起こそうとしている先生に「大丈夫です」と手で制しながら口を開いた。

 

「え、ええ……大丈夫です。心配はいりません。……申し訳ありません、お騒がせしてしまいまして……。恐らく、カツヒコが助かった事で緊張の糸が切れてしまったんだと思います。……アハハ」

 

そう言って笑って誤魔化しながらゆるゆると立ち上がった私に対し、カエル顔の先生は先程とは違い真剣な表情を顔に張り付けながら声を上げる。

 

「……どうやら、かなり苦労をされているみたいですね。最初にあった時から気づいておりましたが、疲労が大分顔に出ておられる。……当初はカツヒコ君が病気で倒れたためだと思っていましたが、どうやらそれだけでは無いようだ」

「……いいえ。私の苦しみなどカツヒコや()()()()に比べれば――」

「――マサヒコ?」

 

ハッとなった私はしまったとばかりに口を手で覆う。

しかし時すでに遅く、先生は私の口走った『マサヒコ』の名前に反応していた。

慌てて「何でもない」とそう言おうとした私よりも先に、先生が口を開く。

 

「……カツヒコ君からお聞きましたが、彼には数年前に亡くなられたお兄さんがおられたみたいですね?それも拍子や事故とかでは無く何かの事件に巻き込まれたとかで……。流石にその詳細をお聞きする事は出来ませんでしたが、それ以来、急激に老け込んでしまい食も細くなってしまったとカツヒコ君が貴女の身を案じておられました」

「カツヒコが……」

 

マサヒコが死んでから表向き、カツヒコには心配させまいと元気に生活していたつもりであったが……やはり息子の眼は欺けなかったようである。

あの事件から数年。確かに時間と共に私の心の傷は徐々に癒えて行った。

事件直後の時よりも元気になって来たのは事実である。

しかし、私の心の一部が未だにあの事件(忌まわしき過去)に縛られているのもまた事実であった。

このままではいくら時を刻もうと、私自身はあの事件から一歩も前に進める事は出来ないだろう。

 

――そんな事を思っていると、不意に私の目の前に手が差し伸べられた。

 

「この後、時間は空いてますか?……僕でよければ、病院(ここ)の食堂で話をお聞きしますが」

「ですが……」

「この目に映る傷ついた人たちを尽力を尽くして治療し、救うのが医師の役目です。……例えそれが心が傷ついた人であろうとも、ね?……まぁ、話を聞くだけで終わってしまうかもしれませんが、それでも患者(アナタ)の話し相手になる事で少しでもそれが癒えるのならば……」

 

そう優しく語りかけてくるカエル顔の先生に私はためらう。

今までこの先生を見て来たため、先生が私欲や下心など一切なく、ただ一途に医師としての責務を全うしようとしているだけだという事は分かる。

それ故、先生の言う通り、ただ悩みを聞いてもらうだけで終わってしまうかもしれなかった。

 

――でも。……それでも。この時の私は先生の手を取る事を直ぐに決意していた。

 

あの事件の裁判が終わってから今まで、私は弱音を吐かずまいとカツヒコのみならず愛犬のヨハンの前ですらその心の内を吐露する事は無かった。

だがそれも、目の前の心から信頼できる医師に全てを打ち明ける事で、()()()()()()()()()()()()()()()()()……それを行う決意を固めるための一助となるのであれば――。

 

密かにそんな事を考えていた私は、先生の差し出されたその手をゆっくりと取っていた――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――それから一年後。

私は千葉にあるとある()()()の前に立ち、決意に満ちた表情で裁判所の建物を見上げていた。

 

 

 

 

 

一年前のカエル顔の先生との会話を経て――私はもう一度、()()()()()()()()()()()()()()()

 

あの日、診察室から食堂へと移動した私は、先生にコーヒーをおごってもらい、食堂の端っこの席で改めてあの事件の事をカエルがの先生に打ち明けていた。

マサヒコを失った悲しみ。裁判で容疑者を裁けなかった無念。……そして、マサヒコが横領の果てに自殺したという事が世間に知れ渡り、周囲から奇異や白い目を向けられ続けた苦悩。

その全てをその場で打ち明け、その時その時に感じた心情も同時にその場にぶちまけていた。

結構感情的になって声を荒げた部分も多々あったのにもかかわらず、カエル顔の先生はその全てを真摯になって聞き続けてくれた。

そうして一通り過去の事件の経緯とその時の心境を全てカエル顔の先生の前で吐露すると、いつの間にか胸の内が多少なりとも軽くなるのを感じた。

そして――同時にマサヒコの事件にもう一度挑む決意も。

 

そんな私の様子を察してか、先生はコーヒーを飲みながら柔らかい笑みを浮かべていた。

 

最後に愚痴を聞いてもらった形になってしまったのを先生に謝罪し、私はコーヒーを飲み干して席を立とうとする。

すると先生が()()()()()を差し出しながら口を開いた。

 

「……これは僕の知り合いのとある()()()()()()()の名刺です。完全無敗の凄腕の弁護士ですから、彼女に頼めば()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。……僕もまた、貴女の中で事件の決着が着く事を心から願っていますから」

 

その言葉に私は大きく目を見開いた。

私がこれから何をしようかなど、一切口にはしていなかったはずだ。

驚く私を前に、カエル顔の先生は小さく笑って見せる。

 

「……今の貴女の顔を見ていれば直ぐに分かりますよ。最初の疲れ切った表情とは一変して決意を固めた顔をしていらっしゃる。……険しい(いばら)の道に挑もうとする、生気に満ちた……良き顔だ」

 

そうして最後に先生は私に向けて「頑張ってくださいね」と言い残すと、そのまま診察室へと戻って行く。

 

(敵わないわね……)

 

小さくなっていく先生の背中を見つめながら、私はぽつりとそう思っていた――。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、私は早速行動を開始した。

事件の真相を知るために、まずは貯金をはたいて探偵を雇い、熊田と彼を無罪にした橘弁護士を調べ出した。

すると、どうやらこの二人はあの事件後、年に数回ほど千葉にある橘弁護士の別荘で密会をしているらしい事が分かった。

もしかしたら、その時の密会で何か重要な手掛かりがつかめるかもしれない。

そう思った私は、どうにかその別荘に入ることが出来ないものかと考えたが、その問題は直ぐにあっさりと解決することが出来た。

私の雇った探偵が、橘弁護士がその別荘の管理をしてくれる人を募集しているという情報を教えてくれたのだ。

その募集を知った私はすぐさまそれに飛びつき、『亀井八重子(かめいやえこ)』と言う偽名で正体を偽り、管理人に応募した。

幸いな事に、あの事件後に急激に老け込んだ事で橘弁護士を含む周りにいる人たちの誰も私が『ツルタタミコ』であることに気づくことは無かった。

応募選考でつまずく恐れもあったが、それも問題なく合格することが出来た。

そうして最初の難関を突破し、ホッと胸をなでおろした私は無事に別荘の管理人として働くこととなった。

 

別荘で管理業務を全うしながら彼らが尻尾を出すのを今か今かと息を殺して待ち続ける事、およそ半年。

遂にその瞬間が私の前に現れた。

 

橘弁護士によって応接室に通される熊田を見つけた私は、待ちに待ったその瞬間に心臓の動悸が一層激しくなる。

気ばかりが焦りそうになるも、それを必死に抑え何とか冷静さを取り戻すと、私はポケットからカエル先生から紹介された妃弁護士先生のアドバイスによって用意した()()()()()()()()を片手に、そろりそろりと応接室のドアの外から中の様子をうかがった。

すると、半ば予想通りな形で熊田と橘先生が数年前のマサヒコの事件を話題に話し込んでいるのを耳にすることが出来た。

 

そうして……二人のその会話から私はあの事件の真相をようやく知る事となる。

 

やはり、会社の客の金を横領していたのは熊田であり、その罪をマサヒコに擦り付けて自殺に見せかけて殺害したのもこの男であった。

しかもご丁寧にも、その時に使ったアリバイトリックの全容まで自慢げに橘先生に語って聞かせていた。

そして、それを聞いている橘先生も、そんな熊田が事件の犯人だと知ってて熊田から大金を積まれて彼を無罪に導いた事もその時に知る事となった。

 

全てを知って、私はこの二人に対して言葉に出来ないほどの怒りと殺意が湧き出るのを感じたが、ここはグッとこらえる。

 

――今は自分のやるべき事をやらなければならない。

 

そう考えた私は、何とか耐えしのぎながら熊田と橘先生の会話の一部始終をボイスレコーダーに録音する事に成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、その会話の録音記録とついでとばかりに橘先生()()が今まで行ってきた横領とその帳簿改竄(かいざん)の証拠も集め、それも一緒に妃弁護士先生に提出した。

それを受け取った妃先生はそれらをもとに裁判所にマサヒコの事件の再審請求を行い、見事裁判のやり直しを行う事が出来るようになったのだ。

 

――ようやく……ようやく、あの時の雪辱を果たすことが出来る……!

 

それと同時にマサヒコの無念をようやく晴らす事が出来ると思うと、裁判所を見上げる眼に嬉しさで涙がこみ上げ、感動で全身が打ち震えた。

だが直ぐに私は真剣な顔になり、その感情を抑える。

 

――分かっている。まだ、再挑戦(リベンジマッチ)のチャンスを手に入れただけに過ぎないのだと。

 

だが、今回は以前とは全く違う。こちらにはあの時に無かった心強い手札が揃っているのだ。

 

――……もう、あの時の辛酸を再び嘗めるつもりは無い。

 

両拳を強く握りしめ。私は再び、あの法廷へと向けて歩き始めた――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして――。

 

私は再び裁判所の前に立ち、多くの報道関係者たちを前にして大きく『勝訴』と書かれた紙を高々と掲げていた――。

あの事件から実に5年。ようやくあの頃からの全ての苦労が報われた瞬間だった。

 

「ありがとう、ございます。……先生」

 

感動に身を震わせ、報道関係者に囲まれながら私はふと、カツヒコの命を救い、私の決心を固めてくれる切っ掛けを作ってくれたカエル顔の先生の事を思い出し、小さくポツリと感謝の言葉を零していた――。




軽いキャラ説明。



・ツルタタミコ(亀井八重子)

215話~216話で放送されたアニメオリジナル回『ベイ・オブ・ザ・リベンジ』に登場した犯人。
横領の罪を擦り付けられた上、自殺に見せかけて殺された息子のマサヒコの仇を取るため、真犯人である熊田とその熊田を無罪にした橘を殺害する。
しかし、この作品では犯行の切っ掛けの一つとなった次男のカツヒコの命を冥土帰しに救ってもらった事を皮切りに、その冥土帰しにマサヒコの事件での苦悩と憤りを全て彼にぶちまける事で疲弊していた精神を緩和すると同時に、事件の再審請求を取る決意を固める切っ掛けを作る事となった。
そうして、原作通りに『亀井八重子』という偽名で橘の下に別荘の管理人として入り込むと証拠を手に入れ、見事再審で熊田の有罪をもぎ取り、橘も失脚させることに成功する。






・熊田達也

マサヒコを自殺に見せかけて殺害し、自身の横領の罪を彼に擦り付けた真犯人。
原作ではマサヒコを殺害した時と全く同じ方法でツルタタミコに殺害されるも、この作品ではツルタタミコに橘との会話をボイスレコーダーに録音されたことにより、それが決め手となって再審で有罪となった。




・橘憲介

熊田がマサヒコ殺害の犯人だと知っていながら、金のために熊田を無罪にした悪徳弁護士。
そのために原作ではツルタタミコに殺害されるも、この作品では再審での法廷でツルタタミコによって集められていた不正の数々をその場にぶちまけられたことによって、熊田の有罪と共に弁護士生命を絶たれる事となった。

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