とある探偵世界の冥土帰し   作:綾辻真

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毎回の誤字報告、及び感想ありがとうございます。


カルテ26:志水高保

「何ですって!!妹が倒れて病院に!?」

 

ゲーム雑誌編集部で仕事をしていた、オレこと志水高保(しみずたかやす)のもとに突然届けられた凶報の電話に、思わず座っていた椅子を勢いよく倒して立ち上がっていた。

すぐさま残りの仕事を他のライター仲間に任せて編集部を飛び出すと、俺は急ぎ妹が担ぎ込まれたという『米花私立病院』へと向かった。

 

病院に着き、妹がいると言う病室に通された俺は、ベッドの上に眠る妹の姿に思わず息を呑んだ。

 

妹とはここ最近、全く会ってはいなかったのだが、ベッドで眠る妹の姿は最後に会った時と比べてもまるで同一人物とは思えないほどに変わり果てていたのだ。

顔はまるでミイラのように痩せこけ、全身がほとんど骨と皮だけの状態になっていた。

点滴で栄養を供給し、呼吸をしていなければ死体であると言われても正直不思議では無かった。

妹の姿を見て呆然となるオレの背後から唐突に声がかかった。

 

「失礼。もしかして彼女のご家族の方ですか?」

「……え?あ、はい」

 

まるでカエルのような顔をしたその医師の問いかけにオレは振り向きざまにそう答え、そして急ぎその医師に詰め寄って妹の容体を確かめた。

 

「せ、先生。妹は大丈夫なのですか!?」

「落ち着いて。心配は無いよ。時間はかかるだろうが彼女はいずれ回復する」

 

カエル顔の医師のその言葉にオレは大きく安堵の息を吐く。

しかし、そんなオレとは裏腹にカエル顔の医師は顔を険しくさせて何かを考えるように思案顔になると顔を上げてオレに声をかけてきた。

 

「……すまないが、ちょっと診察室に来てもらえるかい?彼女の症状について話したい事があるんだ」

「え、ええ……」

 

ただ事では無い雰囲気の医師のその言葉に、俺は少し戸惑いながらも頷き医師の後に付いて行く。

やがて診察室に着くと、オレは医師に勧められた椅子に座ると同時に開口一番に問いかけた。

 

「それで、あの……妹は一体何の病気で……?」

「いや。妹さんのアレは、正確には病気ではないよ」

「へ?」

 

オレの前の椅子に座ったカエル顔の医師のその返答に、オレの口から思わず間抜けな声が出る。

 

――病気じゃない?なら、妹の今のあの状態は何だと言うのか?

 

動揺するオレだったが、その答えをカエル顔の医師がすぐさま提示してくれた。

 

「……結論から言おう。妹さんのアレは栄養失調によるビタミンA不足。及び極度の心身疲労によるものだよ」

「――なっ!?」

 

予想外ともいえる医師のその言葉に、オレは目を見開いたまま硬直する。

だが医師はそんなオレの様子も構わず、そのまま淡々と話を続けた。

 

「……胃カメラで妹さんの胃の中を調べてみたんだが驚くほど内容物が何もなかった。しかも内臓の様子を見るに妹さんは少なくともここ最近、食事をほとんどとっていなかったようだ」

「な、何も食べていなかったんですか!?」

「そう。その上、レントゲンで確認すると骨も筋肉繊維もボロボロ。肉体をまるで馬車馬のように酷使しすぎている。食事をとっていない上に度重なる重労働まで行っていたようだ。しかも一昼夜ほとんど休まずにね」

「…………」

「おまけにそれらが影響して彼女は今、失明の一歩手前と来ている。……もう少しここに来るのが遅ければヤバかったかもしれないね?」

 

医師から告げられる驚きの事実の連続に、オレは言葉を失ってしまう。

一体妹の身に何が起きたのか。頭の中が混乱して上手く整理がつかない。

そんなオレを前に、医師はため息を一つ零す。

 

「……こんな事はあり得ないよ。この時代、ましてやこの日本で……普通ならね」

 

そうポツリと呟いた医師は真剣な目でオレを見据えながら問いかけてきた。

 

「……失礼ながら、妹さんから何か聞いてはいないかい?彼女がこうなってしまった切っ掛け、些細な事、どんな小さな事でも良い。……まさかとは思うが、彼女は常日頃からこういった無茶な事を頻繁にしていたのかい?」

「いや!そんな事は決して無い!!」

 

医師の問いにオレは即答で全否定する。

もしアイツがこんな死に急ぐようなことを平気でやる奴だったら、オレがとっくの昔にぶん殴ってでも止めている。

その時不意に、オレの脳裏をとある男の顔が横切った。

 

「……!もしかして、あの男のせいか……?」

「あの男?」

 

ハッと目を見開いてその呟くオレに、医師は首をかしげながらオウム返しに聞き返てきた。

オレはそんな医師を前に、苦々しい表情を浮かべながら答えた。

 

「……妹には、尾藤賢吾(びとうけんご)という恋人がいるんですが……そいつが何かと悪評の絶えない男でしてね……!」

 

――尾藤賢吾。21歳。

日がな一日、米花町や杯戸町のあちこちにあるゲームセンターを出入りしている無職のゲーマーでありチンピラだ。

『グレートファイタースピリット』という今、ゲーセンで高い人気を誇るバーチャルファイティングゲームの達人であり、持ちキャラである『シーサー』を操って相手を倒し続けるその強さから、他のゲーマーたちの間では『米花のシーサー』と呼ばれている。

しかしその反面、素行の悪さも目立ち、悪い噂の絶えない人物としても有名だった。

その上、ロクに働きもしない奴はゲームだけでは飽き足らずギャンブルにまで手を出し、多額の借金を背負っているという噂もあった。

 

そこまで尾藤の話をした所でカエル顔の医師の眉間のシワが見るからに深くなっていくのをオレは見た。

医師は自分の顎に手を添えて何かを考える姿勢をしながら静かな口調で声を響かせる。

 

「……もしかしてだが、妹さんはその尾藤という彼氏の借金の片棒を担がされているんじゃないのかい?」

「――!まさか……!!」

 

驚いてオレはそう声を漏らした。

――しかし、残念な事にカエル顔の医師の予想は的中していた。

 

 

 

 

 

 

――二日後。妹の見舞いに行くと、妹はベッドから上半身を自分で起こし、喋れるまでに回復していた。

 

信じられない。ここに運び込まれてきた当初は素人のオレから見てももう死に体の姿だったというのに、たった二日で自分で身を起こしただけでなく見るからに血色も良くなっている。ミイラ同然と言えた全身もほんの少しだが肉付きが戻ってきているようにも見える。

 

「いやぁ、若いから回復が早くて助かったよ」

 

二日前とは別のショックで呆然と佇むオレの横で、カエル顔の医師がのほほんとそんな事を呟く。

 

……いや、若いからとかそういう次元の話じゃないんじゃないか?

 

ともかく、それらの疑問はいったん置いておき、オレは妹を問い詰める事に専念する。

最初こそ話す事を渋っていたものの、オレが絶対に引こうとしない事に気づいてか、ようやくポツリポツリと話し出した。

 

話の内容から、やはりカエル顔の医師の言った通り、尾藤にギャンブルの借金を押し付けられてここ一月、ロクに食事もせず働きづめになって返済していたらしい。

事の真相を知って俺ははらわたが煮えくり返る気分だった。

尾藤だけじゃない、そいつに借金を押し付けられても別れようともしない妹に対してもだ。

「もういい加減、あんな野郎と縁を切っちまえ!!」と感情のままに妹に怒鳴るも、妹は頑なに首を縦に振ろうとしなかった。

もはや駄々をこねた子供のように別れる事を嫌がる妹に、俺はそれ以降呆れてモノも言えなかった。

一体、妹はあんな男のどこにそこまで惚れ込んだんだろうか?理解しかねる。

 

「やれやれ、妹さんのアレは結構重症だね」

 

妹との口論の末、疲れ果てたオレはカエル顔の医師と共に妹の病室を出ると同時に、医師から同情するような口調でそう言われた。全くもって同感である。

 

「とにかく妹さんが駄目なら、残るはその尾藤と言う彼女の恋人を説得して縁を切ってもらう他ないかもしれないね?」

「……いやぁ、先生。実はもう()()()()()()()()()()()()()()()

「!」

 

オレの言葉に医師は反射的に目を見開く。

実は、二日前。この病院を出た直後、その足で尾藤に会いに行っていたのだ。

だが、妹と同様。オレがいくら妹と縁を切れと迫っても奴は頑なにそれを拒否し続けたのだ。

それどころか、へらへらした顔で『俺に一度でも例のゲーム(グレートファイタースピリット)で勝てたら、縁を切ってやってもいい』とのたまう始末。

 

「……だが妹があんな調子な以上、奴のそのふざけた提案に乗って縁を切らせるしかないかもしれません」

 

病院の廊下にある長椅子に腰を下ろしながら俺がそう呟くと、カエル顔の医師は険しい顔で意見の言葉を口にしてきた。

 

「……しかし、キミはその約束をその時書面にして契約したわけじゃないんだろう?……だとしたら、例えそのゲームで勝てたとしてもそれだけじゃあ反故にされる可能性が高いと思うよ?」

「だったらどうすればいいんですか!?あそこまでされても別れようとしない馬鹿な妹ですけどね、オレにとっちゃたった一人の大事な兄妹なんです!今更見捨てる事なんてオレには出来ませんよ!……例え口約束だったとしても、もうそれに賭けるしかないでしょう!?」

 

今はもう回復しかかっているが、あの男と一緒にいる限り退院しても近い内にまた入院生活に逆戻りする事は目に見えている。堂々巡りだ。一刻も早く妹と奴を引き離さなければこの悪循環は永遠に続く。

声を荒げてそうまくし立てるオレを前に、カエル顔の医師は「ふむ……」と目を閉じて考える素振りをして見せる。

そうして数秒の沈黙後、医師がゆっくりと目を見開くと力のこもったその目を俺に向けながら口を開いた。

 

「いや……まだ手はあるかもしれないよ?」

「……?どういう事です?」

 

医師が言った言葉の意味がいまいち理解できず、さっきまで怒りが霧散し、毒気を抜かれた面持ちでそう問い返していた。

オレのその言葉に、医師は淡々と自身の推測をオレに語って来た。

 

「考えてみたんだけどね。尾藤は働きもせず、毎日をゲームやらギャンブルやらで遊んで暮らしていたんだろう?なら、その遊ぶお金や彼自身の生活費は何処から出て来たんだと思う?」

「そりゃあもちろん、妹の金からしかないでしょう?尾藤が職に就かず遊んでたんなら、それを養っていたのは間違いなくアイツだ」

「多額の借金を抱えて返済中な上に遊ぶための資金、生活費と大の男一人を何不自由にさせないための収入が……失礼だが、()()()()()()()()()()()()ねぇ?」

「!!」

 

その言葉にオレはハッとなって長椅子から立ち上がる。

確かに妹の収入は俺が知る限り、そんなに高くは無い。せいぜい自分の生活を維持するので限界だったはずだ。

その収入のほとんど全てを尾藤のために貢いでいたとしても、奴を養い続けるには少し無理があったと思う。だとしたら――。

 

「まさか……奴には、()()()()()()()()()……!?」

「調べてみる価値はありそうだね」

 

呆然と呟くオレを前に、カエル顔の医師はニヤリと笑うと、ポケットから携帯電話を取り出して何処かへと電話をかけ始めた。

一体何処にかけるつもりなのかと不思議そうに眺める俺の眼に気づいた医師は、「大丈夫だ」と言わんばかりに手を振りながら口を開く。

 

「心配は無いよ。()()()()()()()()()()()()()()()()キミは気にしなくていい」

 

と、やや意味不明な事を言った直後、医師は電話の向こうの人物と会話を始めた――。

 

「……ああ、もしもし。()()()()()?実はキミに探偵としてぜひ依頼したい事があるんだけどねぇ――」

 

 

 

 

 

 

 

――それからしばらくして、妹はようやく尾藤と縁を切る決心を固めた。

 

カエル顔の医師が連絡を取った探偵の協力で尾藤の身辺調査が行われ、その結果、奴には()()()()()()()()()()()事が分かったのだ。

 

――しかも二股どころでは無く何股も。

 

ギャルっぽい女子高生から始まり女子大生、キャバ嬢に何処かの会社の重役の令嬢、果ては夫子供のいる一般家庭の若妻にまで手を出して関係を持ち、全員から金を搾り取っていたという。

この調査結果にはオレだけでなく、探偵に直接依頼したカエル顔の医師も予想外だったらしく開いた口が塞がらない。

 

「いやはやこれは……呆れるほどに凄い事になったねぇ」

 

調査資料を前に頭を抱えて呆然と響く医師にオレも同意だと言わんばかりに頷いていた。

とは言え、それらの証拠を妹の前に見せてやるとようやく尾藤の事を諦めてくれた。

何人もの他の女性と尾藤がホテルに入る写真や動画をいくつも見た妹は、ポロポロと涙を流しながら「私……こんな奴にお金貢いで自分の人生滅茶苦茶にして……ホント、馬鹿みたい」と小さな声で呟き、すすり泣き始める。

オレはそれを見て罪悪感から胸が締め付けられる思いがあったが、反面これで妹の目を覚ます事が出来てホッとしている自分もいた。

尾藤に裏切られたショックで塞ぎこんでしまうかもしれないが妹の事だ。アイツはまだ若い。いずれ立ち直ってまた新しい出会いをするために歩み始めるだろう。カエル顔の医師も妹にメンタルケアをしれくれると言うし、もちろんオレも助力は一切惜しまない。

 

妹の今後は大丈夫だろうとそう確信したオレは、最後に()()()()()行う事にした――。

 

 

 

「……先生。この調査資料なんですが、コピーを取らせてもらってもいいですかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――その後、オレは複数コピーした調査資料をそれぞれ尾藤と関係のある女性たちへと匿名で送りつけてやった。

 

近い内、尾藤は妹を含む女性陣全員とその身内から慰謝料請求をされる事になるだろう。

関係を持っていた女性たちの中には既婚者や重役の娘と言った肩書を持つ人もいるため、慰謝料金額は相当なものになるのは間違いない。

もはや、今まで通りギャンブルやらゲームやらで遊んで暮らす事など出来はしない。

これから尾藤は妹同様に休みの無い昼も夜も働き詰めの生活になるだろう。

その生き地獄がいつ終わりを迎えるのかはオレにも分からないが、せいぜい苦しみながら自身のギャンブルの借金と共にコツコツと返済していけばいいと思う。

 

 

……ざまぁ、見ろだ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ◇   ◆   ◇

 

 

 

 

番外:とある新人英語教師と女子高生二人と小学生の会話。

 

 

 

「オーウ!今日ノ『グレートファイタースピリット』ゲームハ楽シカッタデスネー。毛利サーン」

「ああ、はい。ありがとうございます、()()()()()()。私あのゲームするの初めてだったので先生が教えてくれなかったら私、負けてました」

「ノンノン!ソレデモ勝利デキタノハ、間違イナク毛利サンノ実力デスヨー!ヨク頑張リマシタネー!」

「あ、ありがとうございます」

 

 

「なーんか蘭とジョディ先生二人だけで盛り上がってつまんないわねぇ。ガキンチョもそう思わない?」

「ん~、まぁ良いんじゃないかな。たまには。二人とも楽しそうだったし」

「なによぉ、ガキンチョまで二人の肩持っちゃってさ。……ハァ~、まぁでもいっか!私もさっきちょっと面白いモン見れたしね」

「……面白いモノ?」

「蘭たちがゲームしてる時に私、自販機で飲み物買いに行ってたじゃない?その時にチラッと見ちゃったのよ。金髪を逆立てた筋肉質の大柄な店員がひょろっとした気の弱そうな店員にペコペコ頭を下げて怒られてるところ!……ププッ!」

「……園子ねえちゃん、人が怒られている所を面白がるのはどうかと思うけど?」

「うっ……まぁね。でも普通は逆だと思わない?痩せた店員に怒られて筋肉質の店員がシュンと縮こまっている姿が結構シュールに見えちゃって今も頭の中で鮮明に思い出せちゃうのよねぇ」

「全くもぅ……」

「おまけにそれを見た時に一緒に二人の胸につけられたネームプレートもしっかり見えちゃってさ、二人の名前もちゃーんと憶えちゃってるのよ。そう確か――」

 

 

「――怒っていた店員が『出島(でじま)』って人で……叱られていた人は『()()』って店員だったわね!」




軽いキャラ説明


・志水高保

単行本第27巻に収録。及びアニメでは第226話~第227話にて放送された『バトルゲームの罠』にて登場した犯人。
栄養失調で失明寸前となった妹との縁を切らせるために尾藤とゲームで勝負するも一度も勝利する事はか叶わず、最終的に殺人と言う手段に踏み切ってしまう。
しかしこの作品では冥土帰しの助力で妹を説得して尾藤と別れさせることに成功し、同時に尾藤を生きながらに地獄の底へ突き落す事にも成功する。




・尾藤賢吾

原作で志水高保の手によって殺害される被害者。
しかし、この作品では志水の妹以外にも他に多くの女性と関係を持っていた事で志水の手によって他の女性たちにその事実が暴露され、全員から縁を切られるのと同時に莫大な慰謝料を払わされることとなり、今までの遊んでばっかりの生活から一転してアルバイトを掛け持ちするといった働きづめの生き地獄を味わう生活へと変わった。

だがその後、そんな生活にもすぐに音を上げてしまい、思い悩んだ末にいくつかの消費者金融からお金を借り、それを使って慰謝料全額を一括で返済する事に成功する。
しかし最悪な事にその時借りた消費者金融の一つが闇金だったために、返す当ての無かった彼はそこの者たちに捕まってしまい、最後は『漁船送り』となって日本から大海原へと旅立って行ってしまった。

なお、原作にあった暴力団と関係を持っているという設定は、アニメ版同様カット。






・出島均

元ゲーマーであり、ゲームセンター『GAME ON GAME』のアルバイト店員。
原作では尾藤殺害の容疑者の一人として登場。
しかし、この作品ではどういった経路でか借金返済のためにアルバイト店員として働きに来た尾藤の先輩となり、彼を指導する立場となって厳しくしごいている。

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