「笠原提督、少し付き合ってくれ」
俺は長門に執務室から連れ出された。
「何処へ行く?」
だが長門は無言で先を歩いていた…勿論逃げられないようにか、俺の後は陸奥が着いてきていた。
「入れ」
艦娘寮のとある一部屋に連れてこられた。
「成る程…金剛さんに鳳翔さん、衣笠さん、高雄さんと愛宕さん、妙高さんに那智さん…この鎮守府の代表格そろい踏みか…」
「其処に座れ」
俺は長門が示した椅子に座った。
「単刀直入に聞くぞ…貴様青葉に何をした!」
いきなり長門から胸ぐらを掴まれると詰め寄られた。
「何をするも…」
そんな事を口に出来るか!やっちゃいましたなんて!!
「朝帰りしたと思ったら、何かクネクネしていたのよ青葉…」
「皆さん…青葉さんの行動は聞いた限りだと…おそらくは恋する乙女の願いが叶った?とみれますけど」
鳳翔が口を挟んだ。
「恋する乙女…だと?あの青葉がか!」
長門それは失礼だぞ、
「長門さん…簡単に言うとだな、何とかの邪魔をする奴は馬に蹴られて…だな」
俺の言葉に察しの良い数名は理解した様子だった…長門以外というべきか。
「な~んだ、そういう事…ならなら笠原提督と青葉の出会い話してよ」
愛宕が手を輝かせて聞いてきた。
「産まれた時からの幼馴染だな…高校は入れ違いだけどな…同じ光画部に所属して…」
俺は簡単に説明した、
「笠原提督、光画部って?」
陸奥が聞いた、
「あぁ普通は写真部っていうのか…うちの春風高校では光画部ってなっていて…風変わりな部員だらけだったな」
俺は光画部について説明した、
「風変わりって?」
衣笠が聞いた、まぁ其処聞いてくるよな。
「デジカメ時代にフィルムカメラに拘ったり、フィルムのメーカーや現像液に拘ったり…後は構図にやたらとうさかったたり…変人の集まりってよく言われてたな」
俺が答えると、
「確かに…青葉見たら納得できそう」
おい青葉を変人にしないでくれ、認めたくはない!
「で何時から付き合っていたのかしら」
妙高が聞いてきた。
「意識はしていたが…此処で再開してからかな…」
俺の話しを聞いていた衣笠が静かに口を挟んだ。
「青葉泣かせたら許さないから」
「別の意味で泣かせるが…それはノーカンだよな」
俺の言葉の意味を理解した鳳翔が、付け加えた。
「幸せで泣くのは宜しいのです、悲しみで泣かせないということです」
俺は頷いた。
「それならよろしいです」
鳳翔と衣笠が納得してくれた。
「笠原提督よ、貴様を信用する」
長門が静かに手を差し出した、俺はその手を取ると握手をした。
「これからよろしく頼む」
「あぁ任せておけ」
こうして、艦娘達の信頼を得ることが出来た。