艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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艦娘遊撃隊①

「笠原大佐…貴官を特殊艦娘遊撃隊指揮官に任ずる」

「はっ笠原祐二謹んでお受け致します」

 

俺は1枚の辞令を受け取った。

 

「尚、所属する艦娘は戦艦『扶桑』『山城』の2名、巡洋艦は『青葉』『衣笠』『足柄』『羽黒』『高雄』『愛宕』『天龍』『龍田』『川内』『神通』『夕張』『大淀』の12名、空母は『祥鳳』『鳳翔』『隼鷹』『千歳』の4名、駆逐艦は『吹雪』『白雪』『初雪』『深雪』『磯波』『綾波』『敷波』『時雨』『夕立』『陽炎』『不知火』『黒潮』の12名、補給艦が『間宮』『伊良湖』『速水』の3名の合計33名だ」

 

俺は所属艦娘宛の辞令も受け取った。

 

「それとドックで建造中のランドシップ『アイアンギア』を貴官達の母艦とする、確認するように」

 

俺は指定されたドックへと向かった。

 

「こいつは…」

 

俺の眼前に160m位はある巨大な赤い戦闘艦が建造されていた。

 

「おい!関係者以外立ち入り禁止だぞ!」

 

警備兵から呼び止められた。

 

「俺はこいつの指揮官に任命された笠原だ」

 

警備兵が辞令を確認すると、

 

「失礼いたしました、笠原大佐」

 

謝罪し敬礼した。

 

「艦娘の皆さんは既に着任済みです、それと艦長の小城少佐も着任しております」

「そうか」

 

俺は警備兵の案内で艦長室へと向かった。

 

「小城少佐、笠原大佐をお連れしました」

「入ってくれ」

 

俺は部屋に入った。

 

「笠原大佐お待ちしておりました」

 

小城少佐が直立不動で敬礼した。

 

「どうだこの新造艦は」

「全長:168.7m、全備重量:49,890t、巡航出力:231,900馬力、設計最大出力:999,000馬力、巡航速度:55.5km/h、最大速度:129.6km/h凄いの一言ですな…というか呆れましたよ…」

 

小城少佐が手元の資料をみながら話した。

 

「武装については20cm連装自動砲2基4門、46mm連装速射砲が2基、40mm連装機関砲が4基、艦首連装魚雷発射管が2基、3連装榴弾砲が1基、それと眉唾ではありますが3連装ブラスター…まぁ熱線砲が1基だそうです」

 

俺はブラスターと云う装備が気になった。

 

「小城、その3連装ブラスターとやら見せてくれ」

「了解しました」

 

 

「………あ〜止め止め、こんな堅苦しい事やってられるか!!」

 

俺が我慢の限界に達した。

 

「やっぱやり…」

 

小城少佐がやれやれと云う顔をしていた。

 

「堅苦しい口調はやめだやめ…ということだから聡」

「まったく…祐二は変わらないな…お前がそれでいいなら」

 

俺達は階級を無視して幼馴染の話し方に戻した。

 

「あれだ、あれが3連装ブラスターだ」

 

聡が指差した場所にそれは設置されていた。

 

「カタログスペックだけ見れば…大和の装甲でも撃ち抜けるらしい…まぁ眉唾だな」

 

聡が資料をみながら説明した。

 

「艦首部を除いて残りの船体総てが燃料タンクらしいな」

 

俺は聡から資料を受け取ると確認していった。

 

「航続距離はグアム迄は行けるみたいだぞ…行くだけならな」

 

聡が燃料タンクの容量から航続距離を割り出した。

 

「居住区はあの上部構造物内だけみたいだな…基本妖精さんが操艦するから問題はない…か…で聡、これ昔のアニメでなかったか?」

 

俺はこの艦名とデザインからあるアニメを思い出していた。

 

「…戦闘メカザブングルだろ、間違いなくそれに出ていたランドシップ『アイアンギア』を基本デザインにしているよこれ」

 

聡も気付いていたようだ。

 

「さて、部下の艦娘と顔合わせといくか」

「そうだな」

 

そう言うと聡は手近にあった内線電話で全員艦娘を甲板に集合させた。

 

「小城艦長、全員集合完了しました」

 

扶桑が報告し敬礼した。

 

「全員楽に休め」

「休め!」

 

聡が指示すると扶桑がそれを全員に号令という形で動いた。

 

「この艦の指揮官が着任した、笠原大佐お願いします」

 

聡が俺にマイクを渡してきた。

 

「本日着任した笠原だ、ぶっちゃけ堅苦しい事は嫌いなだ…よろしく頼む」

「以上だ」

 

聡が締めると、

 

「気を〜付け、笠原大佐並びに小城艦長に対し敬礼!」

 

扶桑が締めてくれた。

 

「解散!」

 

艦娘達はそれぞれの持場(自室の整理?)へと散っていった。

 

「それじゃ艦内巡検を続けるか」

 

俺と聡はアイアンギアの艦内を隅々迄見て回った。

 

 

 

 

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