「この先積雪チェーン規制が出てるから、次のサービスエリアでチェーンつけるぞ」
「了解です」
運転席の明石に道路状況を伝えた。
「本格的に積もると流石に…どうするかな…最悪は下道を使うか」
俺は迂回路を検索することにした。
「正芳さん、次のインターチェンジから先積雪の為通行止めだそうです」
千歳が最新の規制情報を知らせてきた。
「仕方ないな、手前のサービスエリアで最後の休憩にしよう」
運転している明石が頷くと、サービスエリアへ入る為に車線変更をしはじめた。
「此処はまだ降り出してないが…この先山間部はヤバイらしい」
俺はサービスエリアで仕入れてきた情報を伝えた。
「となると…やはり此処で高速を降りて…しかないですね」
大淀が地図をみながら俺を見た。
「下道利用となると、夜はビジネスホテル等で泊まるしかないな、車中泊は厳しいからな」
「そうなりますね…」
その後軽い食事を取ると出発した。
「高速降りるぞ」
俺は明石から運転をかわっていた。
「今此処だから…正芳さん、夕方には此処まで行けますら、此処の旅館を予約します」
大淀が予定を知らせてきた、
「任せた」
大淀が直に電話を掛け始めた、
「大貫と申しますが、本日部屋の空きはありましでしょうか」
「…」
「はい、5人で…その出来れば2人、3人の2部屋を」
「…」
「そうですか5人1部屋なら可能ですか…お願いします」
俺は背後で不穏な部屋割で予約をしていた大淀の声に、
「ちょっと待て…俺も同じ部屋なのか?」
俺は焦りながらも大淀に確認した。
「この車で一緒に寝泊まりしてるじゃないですか…今更ですか?」
「そうです、私は気にしてません」
千歳と明石が同調していた。
「お前達が問題ないなら」
見事に押し切られた。だ下道を順調に走行し、無事に予約していた旅館に到着した。
「正芳さん、先に旅館の人に駐車場聞いてきます」
大淀が降りると、旅館に入っていった。
「こっちだそうです」
大淀が旅館から出てくると誘導してくれた。
「大貫様いらっしゃいませ」
俺達は旅館の受付にいた。
「すみません、この様な状況で」
女将さんが頭を下げながら色々説明してくれた。
「この天候なら仕方ないですね」
どうやら急な大雪で従業員が集まらず総ての客からキャンセルされてしまい困っていたらしい。
「お部屋はこちらです」
案内された部屋は…、
「すごーい」
夕張がはしゃいでいた。
「景気いいですね」
千歳が窓からの景色を見ていた。
「この後直にお夕飯をお持ちいたします」
案内をしてくれた女将がそう云うと下がっていった。
「夕食後は…露天風呂に行ってみるか」
「賛成!」
俺達はその後運ばれて来た、夕食に舌鼓をうちながら堪能すると、大露天風呂へと向かった。
「大貫様、本日は貸し切り状態ですので…混浴にも出来ますよ」
女将が要らぬ気を回してきた。
「本当ですか!ありがとうございます」
俺以外が喰い付いた。
「俺は猛獣の檻に放り込まれた兎か?」
俺は極力青葉だけを見ていることにした…いや青葉以外に視線を向けられなかった。
「お前達…少しは恥じらいを…だな」
大淀達は体を隠すこと無くだった。
「私気にしてませんけど…正芳さんになら見られても」
1番の常識者に見えた大淀と千歳ですら、全裸で隠すこと無く俺の前に立っていた。
「お前達…」
俺は頭を抱えた。
「私達の大破姿で見慣れているじゃないですか」
千歳が俺の肩を叩きながらそう言った…勿論何処も隠すことなく。
「ねぇねぇ、興奮した?」
青葉が背後から抱き着いてきた…そうなると当然、青葉の2つのお山が背中に当たるわけだが…そうなると当然俺も自然と前屈みになる訳で。
「あれ、正芳さん…興奮しました?」
明石がにまぁとドス黒い笑みを浮かべながら、近寄ってきた。
「おま…チョッマテ…手をどけようとするな…」
俺は部屋に戻ると4人から捕食された。
「正芳さん、ご馳走様でした」
何故か全員がキラ付いていた…妊娠してないよな…それだけが不安だった。
その後、俺は明日以降の天候を確認した。
「明日から晴れ続きらしいな」
俺はその後の予定を確認すると、
「大淀は女将さんへ宿泊は明日の昼前にチェックアウトと伝えてくれ…それと可能なら食材を人数分分けてもらえないか確認してくれ」
「了解しました」
大淀が旅館の受付へと向かっていった。
「高速道路は通行規制が解除されているみたいだから、昨日降りたインターチェンジからまた乗ることにする」
明石が地図を確認しながら頷いた。
「下道から最初のサービスエリア迄は俺が、次は千歳、青葉、大淀、夕張、明石の順で交代しよう」
「はい」
「旅館は問題ないそうです、それと明日昼前にチェックアウトを伝えたら、お昼ご飯はお弁当を作ってくれるそうです…それと、正芳さんから言われた食材は分けてくれるそうです」
「それは助かる、今日は周辺の観光と洒落込むか」
「はい」
俺達は朝食を食べ終えると、旅館周辺の観光に出ることにした。
「序でに燃料も入れておくか」
近くのガソリンスタンドで給油を済ませた。
そして翌日。
「女将さん、お世話になりました」
「お気をつけて」
旅館の従業員が総出で見送ってくれた。
「じゃぁ出発」
俺の運転で、また旅が始まった。