「芝浦ふ頭出入口で高速下りるぞ」
俺は最後のサービスエリアで運転を代わるとそう口にしました。
「了解連絡済みです、誘導員が駐車場入口にて待機中との事」
大淀が応えた。
「いました」
高速を降りて少し走ると、誘導員を見つけた大淀が指さした、
「あれは…吹雪か」
誘導棒を振り此方に合図を送る吹雪の姿があった。
「大貫さん、こっちです」
駐車場内は白雪が誘導した。
「オーライ…オーライ、OKです」
白雪の誘導で指定位置に駐車した。
「夕張ちゃん、手伝って」
明石がやってきた夕張と水廻りの片付けを始めた。
「深雪さん達はこれを、食堂へ」
大淀がトランクから出した荷物の搬送を深雪達に指示していた。
「終わったぜ」
深雪が報告してきた。
「それじゃぁ、私についてきて」
夕張が先導してエレベーターに乗った。
「皆さん食堂に集まってます」
どうやら南側エレベーターは独立した構造らしい。
俺達は2階でエレベーターを降りると、食堂に入った。
「待ってました!」
夕張の先導で中に入ると、全員から歓迎された。
「お待ちしてました」
厨房から伊良湖と鳳翔が顔を出していた…そして食堂には扶桑、山城、衣笠、妙高、那智、足柄、羽黒、高雄、愛宕、千代田、隼鷹、川内、神通、吹雪、白雪、初雪、深雪、浦波、磯波、綾波、敷波、時雨、夕立、陽炎、不知火、黒潮、秋雲が揃い俺達を見ていた。
「お前達…俺に…」
「当たり前です、あんなデマカセ誰が信じるというのですか」
扶桑が静かに応えた。
「それでは皆さん揃ったので夕飯にいたしましょうね」
鳳翔が間宮と配膳をしはじめた。
「食事の前に今後の事を少しだけ知らせておく、今月いっぱいは休み扱いだが、3月より保管文書の搬入が開始される予定となっているからそのつもりで」
「はい!」
食事が終わり…俺は夕張の案内で部屋に向かった。
「部屋割りを先ずは8階から、正芳さんと青葉、明石、大淀、扶桑、山城、千歳、千代田、私の9人が入居します、1部屋余りますがこれは共有の倉庫となっています、あとは他の階の倍の面積をとってあるリビングとなっています、次は7階ですがこちらは衣笠、妙高、那智、足柄、羽黒、高雄、愛宕の7名が入居します、5部屋余りです、6階は隼鷹、鳳翔、間宮、伊良湖、川内、神通、時雨、夕立、陽炎、不知火、黒潮、秋雲の12名が入居で余り部屋無しです、最後の5階は吹雪、白雪、初雪、深雪、浦波、磯波、綾波、敷波の8名が入居して4部屋の余りとなっていて、合計36名の入居となっています」
夕張が部屋割りと南側居住エリアのセキュリティについても説明した。
「なるほどな…既存のビルを買い取って改装したわけか…」
俺は8階のリビング部を見て回った。
「本棚にキッチン…プロジェクター迄有るのか」
俺の呟きに夕張が反応した、
「はい、此処だけは正芳さんとの団欒スペースとしてますから」
俺はまたこれから始まる賑やかな日常を想像した。