「こちら第四分隊長より警部へ」
鎮守府内を捜索している第四分隊長からの無線が入った、
「俺だ、何かあったのか?」
「はい、鎮守府裏手のレーダーサイト併設の通信機器室内にて鎮守府明石の発見したものとは別に詳細不明の機器を発見、取り外し並びに調査に移ります」
「了解した、取り外した機器は直ぐに科捜研に送り給水器と併せて調査を急がせろ、それと明石、青葉、夕張は会議室に集合」
「了解しました」
「了解です」
俺は会議室に入ると明石と現在までに判明していることを纏めた。
「青葉から報告を」
「通信機器室に謎の機器がニ種類、うち一つは取り外されて置かれていた…こちらは鎮守府明石の発見したものと推測されます、時間的に見て明石の見つけた機器を取り外しした結果、何らかの電波が流れてと見る事ができます」
青葉が機器の写真を貼り付けるとホワイトボードへ書き込んだ。
「引き続き通信機器室の調査を継続します」
青葉が報告を締めた。
「次は……………」
「私から」
夕張が手を挙げた。
「先日回収した給水器ですが、給水器内の水から成分不明の薬物が検出されました、現在科捜研で分析中です」
「やはりか……………」
俺は青葉と夕張の報告を聞くと静かに頷いた。
「最後は私から」
明石が報告を始めた。
「給水器メンテナンス業者に確認したところ、当日の午前中に鎮守府へ行った社員と連絡が取れなくなってると回答がありました、社員2名の身元調査を行なったのですが、全く存在しない人物であることが判明しました、尚この2名は先週より勤務を始めたとのことです」
「残るは行方不明となっている艦娘達の件だけか……………」
そう操られて暴動を起こした艦娘達は、事件後行方がわからなくなっていたのだ。
「哨戒機と沿岸パトロール隊の報告待ちですね」
青葉が報告書を片付けながら言った。
「やっぱり問題なのは薬物の影響が何処まで持続しているのか、またその間の記憶は残っているのかという点ね」
明石と夕張が現在までの疑問を話していた。
俺は彼女達の会話を聞いていた
「此処で結論は出せない、科捜研の報告待ちか…明石、兎に角科捜研からの報告書が出るまでは今迄と同じで艦娘の鎮守府立ち入りは厳禁とする」
「はっ、了解しました」
そんなタイミングを見ていたのかホテルの従業員が食事を用意してくれていた。
「皆さん、お食事こちらに置いておきます」
俺達は一旦休憩を取ると、少し遅い昼食にした。
「隊長…住民の皆さんの期待に応えらるのでしょうか」
青葉の分隊の一人が口にした。
「我々にできることは全てする、それだけだな」
それから少し会話をしながら昼食を終えた。