「『猪戸 高揚』並びに『猪の倉 久良』、『丈競山 海斗』の口から芋づる式に………」
俺は上司である猿渡警視から事件の顛末を聞かされた。
「関係者総てを逮捕したのだから解決したと考えて良かろう」
猿渡警視がふぅと小さく溜息をつくと頷いた。
「まぁ、君達2課は一週間の休暇を取るように」
俺は猿渡警視より強制休暇を言い渡された、まぁ今回の事件でかなりの期間缶詰めになっていたからな。
「隊長!」
「おぅ、終わったぞ」
俺の姿を見つけた運転手兼護衛の夕張が駆け寄ってきた。
「で、どうでした」
夕張は事件の結末を知りたい様子だった。
「まぁ有耶無耶にはならずに、総ての関係者を逮捕したそうだ………それと一週間の特別休暇が出た」
俺の口から出た特別休暇一週間という言葉に夕張が目を輝かせた。
「本当ですか!」
「先ずは打ち上げをするか」
「はい」
夕張が直ぐに庁舎で待機している間宮と伊良湖にメールを打っていた。
「隊長、二人共準備に入りますって」
まぁ、事件も解決したから羽目を外すのもいいだろう。
「よし、徹底的に呑むぞと言いたいが、先ずは報告書の作成をしないとな」
「おぅ………」
夕張の声が小さくなっていった………、
「報告書………」
「そう書類仕事だ、安心しろ報告書は俺がさっき提出してあるから、あとは交通費とかの必要経費のものだけだ」
まぁ今は電子化されていて交通費等だけだし、それに宿泊費用は今回は関係ないしな。
「隊長、じゃあ豊洲に帰りましょう」
夕張の運転で俺は豊洲庁舎へと帰ることにした。
「隊長は休暇中は何をしますか?」
唐突に夕張が休暇中の予定を聞いてきた。
「そうだな、掃除と洗濯とあとは映画見て呑み歩く位か」
俺の答えを聞いた夕張が、
「なら、隊長皆でバーベキューしましょうよ」
呑み歩くよりはバーベキューの方が少しはマシか、
「そうだな、バーベキューもいいか」
とはいえ、一週間という日数は溜まった洗濯や掃除をしても有り余る日数だ。
「近場にで「私も行きたいです!」も」
夕張が喰い付いた、
「本当に近場だぞ」
俺は夕張の押し負けて、連れて行くことにした…だが何故か明石と大淀、青葉にバレて三人も連れて行くことになるとは此時は思いもよらなかった。
「問題は何処に行くかだな…」
俺は行き先を考えることにした。
「近場でそれなりにとなると………」
俺が悩んでいると、
「秋葉原と中野なんてどうです」
趣味丸出しのチョイスだが………これと言って行き先を思いつかなかったので俺は頷いた。
今回は短いお話ですが、まぁ休息といったところです。