艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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バイオハザード的なお話しと云うかまんまですね。


リビングデッド①

「何が起きた!」

 

私は、今眼の前で起きていることを理解できなかった。

 

「提督、早く逃げて!」

 

大淀が至る所破けた血塗れの姿で執務室に駆け込んできた。

 

「大淀直に治療を!」

 

私はスプレー式修復剤を棚から取ると大淀に駆け寄った。

 

「提督、近づかないで……もう私は助かりません…あれに噛みつかれ…」

 

大淀の瞳が徐々に濁っていった。

 

「……」

 

大淀は一瞬倒れ込むと口元から涎をたらし奇声をあげながら起き上がり僕に向かって近づきはじめた。

 

「大淀?」

「…提督、わ…た…し…を殺……」

 

まだ少しだけ残っていた理性で私に何かを伝えようとしていた。

 

「すまん」

 

私は謝りながら拳銃を構えると大淀の眉間を狙うと引き金を弾いた。

乾いた音と共に大淀が崩れ落ちた。

 

「提督ご無事でしたか!」

 

十数名の兵士がやってきた。

 

「一体何が…」

「我々にも解りません、気がついたらいきなりでしたから……部隊も不意を付かれてほぼ壊滅しました、唯一解ったのは…その噛まれると奴らの仲間になって他人を襲い出すという事です…それと噛まれると数分で死に至り、自我を持たない化け物として蘇るということです…更には生者の何かを求めて襲いかかってくるということです、無事なのは我々20名だけです」

 

私は兵士からの報告を受けて背筋が凍った。

 

「まるでバイオハザードの映画の世界だな…」

 

私の言葉に兵士達も相槌をうった。

 

「確かに仰る通りですね…大淀さんの状況から頭を破壊すればと云うのもまんまですか……」

 

私はこの部屋から移動する事にした。

 

「先ずは武器弾薬と食料、医薬品を回収するか」

 

私は鎮守府の敷地図面をタブレット端末に表示させた。

 

「武器弾薬はこの建物の地下か…食料と医薬品は鳳翔と明石が無事な事を祈るか…」

 

私達は地下室へと向った。

 

「不味いですな」

 

そこは正面玄関だった、其処を通り抜けないと地下へ降りる階段へは辿り着けない。

 

「奴らで溢れかえってますな…手榴弾で吹き飛ばしますか」

 

隊長の兵士が提案した。

 

「音を出せば集まってきそうだが致し方ないか…」

 

隊長が合図をすると一人の兵士が手榴弾を奴らの真ん中付近に投げ込んだ。

大音響とと共に奴らは爆散した。

 

「今の内に階段へ!」

 

私達は地下へ降りる階段室へと飛び込んだ。

 

「やれやれ」

 

私達は地下の武器弾薬へと向った。

 

「必要なのは散弾銃、軽機関銃、アサルトライフル、自動拳銃、携行式ロケラン、ハンドグレネード及び持てるだけの弾薬」

 

隊長の指示で兵士達が必要な銃火器、使用実包を集めだした。

 

「M870コンバットショットガンありました!」

 

一人の兵士がストックを短く加工したショットガンを3丁持ってきた。

 

「ロケランはどうします、FIM-92スティンガーとAT-4、RPG-7がありますが」

 

奥の方から呼ばれた、

 

「どれも要らない、それよりだM202はないか?」

「2つ有りました!」

「よしあとグレネードランチャーはないか?」

「M32とM79が1丁づつなら有りました!」

「両方持ってこい!」

 

奥の部屋からカートにロケランやグレネードランチャーを積んだ兵士が戻ってきた。

 

「M240Bがほぼ人数分有りました!」

「M240Bはボックスマガジンで使えるようにしておけ!」

 

指示を受けた兵士が直に使用実包を準備しだした。

 

「隊長、狙撃銃はどうしますか?XM2010とM24A2がありますが?」

「M24はナイトビジョン付きか?ついていたらM24持ってこい!」

 

狙撃銃もあったようで2丁が使用実包と共に眼の前に置かれた。

 

「隊長、M134持っていきます!」

「……持てんのかよ!」

 

ゴリラのような巨漢の兵士が弾薬箱とバッテリーを背負ってガトリング砲を手に戻ってきた。

 

「隊長、この空コンテナ持っていきましょう弾薬の収納や医薬品食料を入れられると思います」

 

4名ほどの兵士が四角い身長の半分はあろうかと言うコンテナを背負ってきた。

 

「ああ、確かにこの大きさなら使えるな…」

 

最終的に全員がM240Bと何らかの銃を持っていた。

私も持っているM240B以外にMG3にドラムマガジンをセットした物を見つけ出して背中に引っ掛けていた。

 

「隊長、鳳翔さんと明石さんは無事です」

 

壁の内線で鳳翔達の安否を一人の兵士が取っていた。

 

「居場所は?」

 

隊長が確認させた。

 

「鳳翔さんは店舗、明石さんは工廠事務室にて籠城中!」

 

気を利かせて兵士が明石の居場所も教えてくれた。

 

「鳳翔さんの店か…一旦地上に出ないと無理か…だが工廠なら地下から行ける、工廠の明石さんと合流を先にしよう、工廠についたら明石さんの救助並びに医薬品回収と溶接機の確保を最優先とする…此処を拠点とするか、武器弾薬は確保しておきたいですからね」

 

数名の兵士が指示を受けると先程入ってきた扉から出て階段室に弾薬庫にあったドラム缶を横倒しにして積み上げてバリケードを構築していた。

 

「これならたとえ階段を降りてきても扉は開けると出来ないですからな」

 

そう言うと、私達はもう一方の扉を開けて地下通路を工廠を目指して進んだ。

 

 

 

 




一部の兵士が背負った空コンテナ……陸戦型ガンダムが背負ってるあれデス…あれヲイメージしてください。
艦娘……大淀しか出てきてません、が次回ではゾンビ化した艦娘が出るデショウ。
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