艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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リビングデッド⑤

とある街のとある物流センターにて…

 

「条件に合うトレーラー何とか見つかりましたね」

「冷凍車と混載用があって助かりましたよ」

 

数名の兵士が他の牽引用トラクターから燃料を移し換えながら会話していた。

 

その他の者たちは物流センターにあった小型トラックなどで物資の回収に向かっていった、幸いな事にセンター内にいた奴等は少なく、あっという間に制圧出来た。

 

「後は生存者がどれくらいいるかだな……」

 

一人の兵士が呟いた。

 

ーーーー同時刻ーーーー

 

 

「あまり残ってないですね……」

 

高雄がコンビニのバックヤード扉をこじ開けると中を覗いた。

 

「幸いなのは袋麺や調理の必要な物や調味料が残されていたことですかね」

 

兵士が高雄と話しながらトラックの荷台へと運び込んでいた。

 

そんな最中無線が聞こえた。

 

「市立病院にて生存者多数、我々との合流は希望せず!どうしますか」

「食料品を積んだ車輌一台を病院へ向かわせてそのまま置いてくるように」

 

提督とのやり取りが聞こえた。

 

そして任務が完了した。

 

「偵察及び物資回収部隊はこれより帰隊します、大型トレーラー6台分の物資を回収に成功、提督指示によりうち1台は病院へ置いてきました」

 

そして鎮守府に次々と物資と数名の避難民を乗せたトレーラーが帰還してきた。

 

「トレーラー5台分の食品、医薬品を回収に成功それと少数では有りますが生存者8名も救出保護して来ました……後大型のタンクローリーを3台発見致しました、内容物は軽質油及びA重油のようであります、それとちらっと見えたのですが陸自の10式が5両放置されています」

 

私は報告を聞くと隊長に確認した。

 

「まだ時間はあるな…折り返しですまないが直にトレーラーの確保を」

 

隊長からの指示を受けた兵士達がストライカーへと乗り込むと市街へと戻っていった。

 

「タンクローリー3台分の軽油とA重油となると当分は自家発用と車輌用の燃料の心配はしなくて済みそうですね、戦車もあるというのは……」

 

明石と夕張が安堵の笑みを浮かべた。

 

それから程無くして回収班からの無線が入った、

 

「タンクローリーについては積載物の燃料は問題無く満載です、トラクターにも問題ありません、あと戦車については積載車に載ったままですので弾薬運搬車と共にこのまま回収します」

 

「提督、バリケードの構築終わりました」

 

山城指揮で隣接する港湾施設からコンテナとフォークリフトを拝借してバリケードの設置をしていたのだった。

 

「寮と工廠に隣接する倉庫内のアレ達は排除完了です」

 

扶桑がアサルトライフルを手に戻ってきた。

 

「寮だけでも使えるようになったのは助かるよ」

 

私は扶桑の頭を撫でた。

 

「私も頑張りました」

 

山城の頭も撫でた。

 

「助かったよ、でコンテナの中身は何だったんだい?」

 

私はコンテナの中身について聞いてみた。

 

「建材と一部は食料品か入っているコンテナは直に取り出せるように工廠付近に配置、夕張に頼んで横に扉を付けてもらいました、それ以外はそのまま2段積みにして防壁としています」

 

工廠付近にあるコンテナを見ると側面に即席の扉が取り付けられていた。

 

「中身の食料品はこれでした」

 

山城が中身の一部を持ってきた。

 

「輸入品の冷凍食品か…解凍されてない!!冷凍機付きのコンテナか!山城でかしたぞ!」

 

私は思わず山城にハグした。

食料品の冷蔵冷凍保管ができるようになった。

 

そんな中、私の携帯が鳴った。

 

「はい提督ですが」

 

電話の相手は市長だった。

 

「市長です、そちらも無事でしたか」

 

市長は安堵の声を出した。

 

「無事とは言えません6分の1……しか残っていません、警備兵は壊滅です」

 

私の言葉に市長も先程の安堵感が消沈していた。

 

「提督、こんな時に何だが……其処から私の家が近い…その可能であれば妻子の救助を頼みたい」

 

市長はこんな時に自分の妻子の心配をとか言いにくそうにしていたが、

 

「市長、戦闘車両も数台確保しているので救助は可能かと」

 

私は市長との電話を切ると、市庁舎及び市長宅への要人救出作戦を立案する事にした。

 

 

 

 

 

 

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