「地下2階の探索を開始します」
施設化の隊員が階段を降りようとしていた。
「ちょっと待て…封鎖されていた理由が不明な以上、無防備で行くことは承認できない」
私は隊員を止めた。
「確かに提督の仰る通りですね…先ずはドローンによる環境調査とする」
施設科の竹中が追加指示を出した、
「了解しました、此れよりドローン調査に切り替えます」
私は隣に立つ竹中に話を降った。
「明石の話だと7年以上は封鎖されてから経っているそうだが…理由が今一度ハッキリしない」
「そうですね…先程の明石さんからの話だと前前任の時代に封鎖されたようですが…一体何故」
等と話していると、
「竹中課長ドローン準備完了、此れより調査を開始します」
私達の机に置かれたモニターにドローンからの映像が映し出された。
「提督、1階とかなり作りが違いますね…階段を中心に左右に拡がらないで階段室後方に広がっているようですね」
私もドローンからの映像をみながら、
「電気は階段室のみ点灯か…特に有毒物質は検知されずか…となると何故封鎖されたのかだな、此処から奥の照明のスイッチは…」
そしてドローンが事務室と思しきの部屋へと入っていった。
「此処にスイッチがあります、此れよりロボットアームにて操作してみます」
ドローン操作員がロボットアームの操作をしてスイッチを入れた。
「照明の点灯を確認」
ドローン操作員が声をあげた。
「何かの監視室のようですね…」
壁には多数のモニターが埋め込まれていた。
「此れより調査員を向かわせます」
竹中課長が人間による調査を始める事を私に伝えた、
「可能なら防護服を着用する事を頼む」
「了解しました…調査隊員は防護服着用の上で入室するように、念の為にガイガーカウンターの携行を命ずる」
「了解しました」
モニターには防護服を着用した3名の隊員が監視室らしき部屋に入る場面が映し出されていた。
「モニターの電源いれます」
調査隊員がモニターの電源を入れた。
「こ…これは!」
モニターが次々と接続された監視カメラ映像を映し出し始めた。
「これは何だ!」
私も竹中課長も愕然とした。
「病院の手術室の様な部屋ばかりだな…」
私と竹中課長は環境に異常が無い事を再度確認すると、防護服を着込むと監視室へ入った。
「何か無いか?」
私と竹中課長はキャビネット等を抉じ開けて中を確認していった。
「これは…酷い事を…」
残されていたファイルには艦娘や同世代の女性、そして敵である深海棲艦を解剖している写真が多数残されていた。
「こんな事が許されるはずが!」
竹中課長がキャビネットを殴っていた。
「課長、これを」
先行して入室していた隊員が数枚のリストを持ってきた、
「こいつらが…」
リストにはかなりの人数の名前と役職が書かれていた。
「なんて奴等なんだ…こんな事をしていたとは………」
そんな時だった。
『バン!バン!ドン!バン!』
何かを叩く音が鳴り響いた。
「何だ今の音は」
だが監視室に全員がいる…音は更に奥のエリアから聞こえていた。
「かっ課長!」
隊員の一人がモニターを指さした。
「どうした!」
私と竹中課長がそのモニターを見た。
「嘘だろ…」
そこには画面一杯に赤い手形が付いていた。
「こっちを…」
更に別のモニターには血塗れの少女が何人も映されていた…。
「だから封鎖したのか…奴らの犠牲者の浮ばれない魂が出て来ていたから………」
私は竹中課長と頷き合うと、
「監視室から全ての書類やパソコンを回収し一旦撤収する」
浮ばれない魂に対する対応は後日にする事にした。