インディペンデンス級航空母艦の8番艦で艦これには未実装のオリジナル艦娘となります…容姿はアズールレーンのバターンをイメージしてくださいね。
「提督、結果から申し上げます………北上以下の者との接触につきましてこちらから送る連絡員の確認結果問題無しと判断された場合にのみ合流してください、それとは別にこちらでセーフハウスの準備が完了致しましたので速やかに移ってください」
私は大本営からの連絡員と合流した、
「君か?」
「はっ、私は大本営からの連絡担当艦バターンです、宜しくお願いします」
私はバターンと北上達との待ち合わせ場所へと向った、
「提督、彼女達には問題ありません、合流よしです」
私はバターンが頷くのを確認すると、北上達と合流することにした。
「信じてくれたんだね、北上さんは嬉しいよ」
其処には、北上以下、球磨、多摩、高雄、愛宕、足柄、羽黒、千歳、隼鷹、黒潮が待っていた。
「どういう理由かさ、鎮守府を出るとあそこに止まってる陸自の輸送トラックが待機していてね、そんで乗せてもらってっ感じ」
成程、大本営から陸自に移送について協力要請がなされていたようだった。
「なら話は早い、君達はトラックに再度乗車し私のあとについてきなさい」
私は陸自のトラック乗員に向かう先の指示を出すと新たに大本営が用意したセーフハウスへと向かうことにした。
暫くして私と陸自のトラックは鎮守府とは逆方向の山麓にあるセーフハウスに到着した。
「此処か………何かの工場か倉庫みたいだな」
私はそれなりに大きな建物をみて驚いた。
「皆さんの新たな辞令です」
そう云うと、バターンが北上達に辞令を手渡し始めた。
「私達、提督の護衛艦隊なのね」
足柄が辞令に目を通していた。
「足柄さんの仰る通り、皆さんは提督の護衛艦娘隊となります…それとは別に鎮守府に残留して状況報告を行ってくれている調査員3名がいますがこちらは、大井、時雨、夕立の3名となっております、只疑われるのを避けるための行動は取りますので誤解なさらないであげてください」
バターンの言葉に私は大井や時雨に対しての気持ちを切り替えた。
「それでは室内の案内と部屋の割当を」
私達はバターンに案内されてセーフハウス内を見て廻ることにした。
「此処からが皆さんは個室となります」
北上達は其々部屋を決めていた。
「全員一時間後に、ラウンジに集合!」
私は一旦解散とした。
「提督、お話があります」
バターンが私の側に来ると小声で話しかけてきた。
「判った、私の部屋で聞こう」
バターンを私の部屋ヘ招き入れた。
「実は、私は元深海棲艦ヲ級なのですが、争いが嫌いなので投降して大本営で情報部でお仕事を貰っています、今回の件なのですが………大本営の知らない命令書が交付されています、その内容なのですが『工廠棲姫の捕獲』というものです」
バターンから語られた話は只驚きしかなかった。
「バターン君の事は解ったが、大本営の知らない命令書とはどういう事か…工廠棲姫聞いたことないぞ」
私にとって工廠棲姫は初めて耳にした敵の名前だった。
「工廠棲姫については後でご説明しますが…その命令書については軍令部総長もご存知ないものだそうです」
「それじゃ………正式な物ではないのか?」
「そこは何とも言えませんが、現物を確認していませんの………それと、この工廠棲姫を捕獲して鎮守府へ移送後からおかしくなっているようです」
私は思案を巡らせた。
「ちょっと待てよ…違和感を覚えていたのだが、何故北上達はなんともないのだ?」
私の感じていた違和感をバターンも感じていたらしい。
「仰る通りです、移送時前後の艦娘達の動きを確認する必要がありそうですね」
私は直ぐにパソコンを起ち上げると、当日の配置を確認した。
「北上達は前日からの48時間遠征で当日の昼過ぎまで不在…当日大井は外出で帰隊は夕方、時雨と夕立は寝坊しそのまま昼過ぎ迄演習か………共通点は朝食若しくは昼食か?」
私は朝食と昼食しか共通点を見つけられなかった。
「後は午前中不在ということですか………ちょっと待って下さい…天龍姉妹と吹雪、白雪、初雪、深雪、浦波、磯波、綾波、敷波が2ヶ月に及ぶ長期遠征に出ていて当日は不在で今日の夕刻帰還の予定です、現在はこの辺り…となると無事な可能性があります」
私はバターンに天龍を無線で呼び出すように指示した。
「直ぐに天龍に無線、大井には『我々に合流せよ』と送信してくれ」
バターンが無線室へと飛び出していった。
「天龍と無線繋がりました」
私はマイクを受け取ると、
「天龍か、現在どのあたりだ、即時帰投せよ、緊急時作戦指令書の開封を許可する、以降は指令書に記載に従え」
「おぅ、即時帰投、緊急時作戦指令書開封了解した」
天龍が何時になく真面目に復唱した、
「大井さんから了解の返信、あと大淀も影響を受けていないので連れてくるそうです、到着予定時刻は本19時だそうです」
大淀が無事なのは幸運だった。
「提督、それと警備に元鎮守府憲兵を6名ほど配置しました、彼等は本日21時には到着します」
私は名簿を確認すると安心した、何故ならその者達は、鎮守府でも艦娘を自身の孫の様に可愛がる好好爺達だったからだ。
「彼等なら安心だな、頼む」
そして19時に大井、時雨、夕立、大淀が合流した。
「大井以下4名到着致しました」
私は4人を見ると、
「良く無事でいてくれた、今日は休んでくれ」
大井達は敬礼すると、バターンに連れられて各自の部屋へと向かっていった。