「はい…はい…了解しました」
バターンが何処かと通信をしていた。
「提督、元帥からの指示です…鎮守府より艦娘達が一斉に姿を消したそうです、先任護衛艦隊到着を待って鎮守府へ調査へ向かってほしいとのことです」
私はバターンの先任護衛艦隊という単語が気になった、
「バターン、その先任護衛艦隊とは何だ?」
バターンが何枚かの資料を私に寄越した、
「ノースカロライナ、オクラホマ、アリゾナ、ネバダ、レパルス、フッド、シカゴ、ブルックリン、エンタープライズからなる元深海棲艦のみで構成された提督の身辺警護艦隊で、このような事案の発生時に出動します、旗艦はノースカロライナで戦艦5名、重巡2名、空母1名の8名で一艦隊となります」
「初めて聞いた艦隊だな」
私も知らない艦娘だった。
「申し訳ありません、このような事態の対処専門なのもですから極秘扱いなもので………」
バターンが謝っていた。
「まぁバターン、君が悪いわけではなかろう気にするな」
私はバターンに声をかけると、
「で、その護衛艦隊はいつ到着する?」
私は護衛艦隊の到着予定を聞いた、
「明日の朝にはこちらに到着との事です」
「分かった」
私は、大淀にこの事を話した。
「私達は………「大淀、お前たちの安全の為だからな、仮称プラーガの詳細が不明点だらけだから仕方ない」」
不安になっている大淀を落ち着かせると、この事を全員に話した。
「提督、しかしよぅ………そのプラなんちゃらだっけか………その護衛艦隊には効かないってことなのか?」
天龍が質問してきた。
「それには私から答えます」
バターンが応じた。
「私達には仮称プラーガは効きませんというか………深海棲艦ですからね、それと感染の有無も私達には判ります」
「でもねぇ~、感染経路はどうなのぅ~」
今度は龍田だった。
「この仮称プラーガは鎮守府棲姫のみから直接経口感染し其処で終わります、他のウィルスのように空気、接触、飛沫感染力はありません、このウィルスは艦娘にのみ感染しそれ以外の動植物には感染しません、ですが今回ばかりは鎮守府棲姫がまだ潜伏している危険性もある為にこのような措置を取りました」
バターンが事前に用意していた資料で説明を簡単ながらしてくれた。
「なら仕方ありませんわね………経口で直接って………?」
「直接文字通り口移し若しくは口に幼体をねじこむということです…これから見せる映像は深海棲艦が行っていた改造手術の記録です、私が離反する際に持ち出して大本営へ提出した資料の一部です」
バターンが無理矢理に口を開かされて口から蛸みたいな何かを押し込まれている艦娘の映像をスライドで投影した
高雄が納得したようだったがその後………映写された映像見て嫌悪の表情を浮かべていた。
「では、護衛艦隊到着の到着を待って、私は鎮守府調査へ向かう………通信についてはバターンと大淀を通じて行う、留守中は大淀の指示で動くこと以上」
私は鎮守府調査へ向かう準備を開始した。
「提督、扶桑さん達到着しました」
愛宕が守衛所から扶桑姉妹を連れてきてくれた。
「扶桑に山城………よく無事でいてくれた」
私は二人をそっと抱き寄せると頭を撫でた。