「さて、扶桑達も合流したことだし施設について説明を頼む」
私はバターンに説明を振った。
「了解しました、それでは私から説明をいたします、この施設は倒産した食品会社の本社と工場を軍で買い上げたものです、偽装名はキタガミ食品工業 北神山工場となっています、それでは構内の方をご案内いたします」
私達はバターンについて建屋内を移動した。
「それでは4階から始めます、このフロアは食堂、大浴場、コンビニ、倉庫、給湯器室と後日着任する間宮さんと伊良湖さんの私室となります」
「しつも~ん」
隼鷹が手を上げた。
「何でしょう」
バターンが隼鷹に答えた、
「コンビニって………」
「基本的には街にある普通のコンビニを無人化したものになります、商品については雑誌や弁当類、飲料、菓子類の販売が主で、後はホットスナックは間宮さんが食堂にて販売を代行します………多分一番隼鷹が聞きたいアルコール類については瓶物は販売していません缶のみとなりますが種類は少数となります」
隼鷹が少し残念そうに頷いた。
「質問いいですか」
今度は吹雪だった。
「はい、吹雪さんどうぞ」
「お菓子とかの種類は?」
駆逐艦達に取ってはアルコールなんかはどうでもよく、お菓子やジュースが気になるらしい。
「こちらの物は街のコンビニと同等の品揃えとなりますのでご安心を、但しスイーツ系や乳製品は注文制となります、後提督の好きなうまい棒とサラミは全種取り扱っているそうです」
「ホントか!」
思わず身を乗り出した、うまい棒はつまみにもなるからな………。
「冗談はさておき、次に支払い方法ですが、こちらのカードをお使いください、まぁ交通系の電子マネーですね、こちらに現金をチャージして買い物をするという流れです、チャージについては1階警備室脇に設置してあるATMから出来ます、此処まで大丈夫ですか?」
バターンが全員を見回した。
「それじゃ大浴場について説明します、場所の関係で男女に別けることが出来なかったので、時間を決めて男女を別けます…ついでなのでトイレも説明します、男性用は1階と3階にのみあります、それ以外の階は女性用のみとなりますので間違えないようにお願いします」
私達はバターンに付いて3階へと降りた。
「3階と2階は居住空間となってます、提督専用は無くて全て8畳のワンルームタイプとなっています」
そう云うとバターンは空き部屋の扉を開けた。
「各部屋同じ作りで、簡単ながらキッチンもついています、家電………テレビと冷蔵庫、電子レンジとクローゼットが備え付けですね」
まぁ部屋については初日に説明されていたので、扶桑姉妹以外は特に驚いてはいなかった。
「それと、フロア中央の部屋は多目的スペースとなっていますので、ちょっとしたパーティーなんか出来ます」