「ノースカロライナ以下9名到着いたしました」
私の目の前に金髪で白の軍服を着た長身の女性がオクラホマ、アリゾナ、ネバダ、レパルス、フッド、シカゴ、ブルックリン、エンタープライズと共に敬礼していた。
「ご苦労、楽にしてくれて構わない」
私は着席させた。
「では、諸君………明日より鎮守府の調査を開始するにあたり、注意点があれば頼む」
私は護衛艦隊旗艦のノースカロライナに意見を求めた。
「艦娘達の同行は厳禁といたします………が、すみません、明石さんだけは同行お願いします、それとお二人共鎮守府内にある飲料水、食料品は絶対に口にしないでください、深海棲艦化仮称プラーガの幼体はかなり小さいために紛れ込まれるとわからないからです、最後に基本防護服着用でお願いします」
私達はノースカロライナから鎮守府立ち入りの際の注意点を聞いた。
「生存者発見の際の注意点ですが、先ず私達が感染の有無を確認してからの接触となります、これは厳守してください」
その後もノースカロライナ達と質疑応答をしてその日は終った。
そして翌日。
「では、行ってる」
私と明石…それとノースカロライナを旗艦とする護衛艦隊が鎮守府へ向けて高速艇で出発した。
「提督、あと20分程で鎮守府に到着するよ」
高速艇の操縦席からレパルスが顔を出しながら報告してきた。
「総員、銃火器の再点検!、提督と明石は防護服を着用してください」
ノースカロライナから指示が出た。
其れから間もなく、我々は鎮守府桟橋に高速艇を接岸させた。
「上陸、全周警戒を怠るな、提督と明石は安全が確認されるまで艇内待機でお願いします」
ノースカロライナから指示が来た。
「了解した」
私と明石は艇内に留まった、其れから一時間後………。
「提督、安全が確認されましたのでどうぞ」
私と明石は約2ヶ月ぶりに鎮守府に上陸した。
「報告します、鎮守府内にやはり艦娘並びに鎮守府棲姫の姿は確認できませんでした」
フッドとレパルスが私に報告しできた。
「そうか、ありがとう…これより工廠へ向かう、機密開発書類の回収を優先とする」
私はフッドに声を掛けると、工廠へ向かうと告げた。
「了解いたしました」
フッドが敬礼すると艦隊内通信で他の隊員を呼び出した。
「フッドより各位…提督指示を伝えます、これより工廠の調査に向かいます、総員工廠前に集合」
「オクラホマ了解よ」
「アリゾナ了解しました」
「ネバダ了解だ」
「シカゴ了解した」
「ブルックリン了解」
「エンタープライズ了解した」
鎮守府内に散っていた護衛艦隊から返信があった。
「それでは提督参りましょう」
フッドの優雅なエスコートを受けて私は工廠へと向かった。
「しかし、誰もいないないとは…何処に」
私はそのことを考えながら歩いた。