私はある疑問があったので北方棲姫に確認した。
「北方棲姫さん、私にはあの二人の話はどう思いますか、どうも私にはまだ何か隠しているように感じましたが………」
どうやら北方棲姫も同じ事を感じていた様子で、
「そうですね、私達も何か隠しているように思いましたね、卵だけならクイーンが追いかけてくる何てことはないかと思いますが………恐らくは知らずに何らかの特殊な幼体を持ち出したのでしょう」
となると更なる疑問が生じた。
クイーン以外の死体が確認されていないというカ級からの報告で、クイーンと卵6個の圧潰した残骸を確認それだけだったのだ、つまりそれ以外つまり行方不明となっている艦娘達は発見されていないという事だ、
「別便が存在していて、そちらに………とはいえ前後して出港しているはずですので既に成体となり此方も壊滅していると考えるのが妥当かと………やはり所属不明の部隊というのが気になります」
北方棲姫が可能性を口にした。
「となると、此方も沈没ないしは漂流している危険性があるわけだな…大淀、至急消息不明になっている艦船が無いか大本営に確認を!」
「了解です」
私の指示を受け大淀が大本営へと確認をしていた。
それから2時間くらいして一本の電話が鳴った。
「はい、キタガミ食品工業です………はい、はい、はい、そうですかありがとうございます」
大淀は電話を切ると、
「大本営からで一隻だけ消息不明になっている病院船があるそうです………船名は州羅湖丸、南方各地からの傷病兵並びに避難民500名が乗船だそうですが………問題は寄港地で鎮守府近郊の民間貨物港に入港…到着は有明ターミナルとなっています」
私は北方棲姫の顔をみた、
「どうやら裏で何か動いているようですね」
どうやら私と同じ事を考えていたようだった。
「そうですね、この州羅湖丸に寄生された人物を乗船させたのでしょう…鎮守府近郊の民間貨物港の安否を確認するのが先決ですね」
私は直ぐに明石に指示を出した。
「明石、直ぐにドローンによる鎮守府近郊の民間貨物港の上空並びに地上からの偵察を行え」
明石が直ぐにドローンの準備を開始した。
「提督、民間貨物港の港湾責任者と連絡がとれました、現在傷病者並びに行方不明者はいないとの事です…ただ軍から中身不明の大型の木箱3つが州羅湖丸に搬入されているそうです」
私は直にその木箱の中身が想像ついた。
「箱の中身は恐らく寄生された遺体か」
北方棲姫も黙って頷いた。
「ですが、避難民や傷病兵という事は艦娘ではないですよね…なのに何故」
大淀が首を傾げた。
「飽くまでも予想だが…成体となったそれに襲われてではないだろうか…州羅湖丸については捜索はしても場所によっては雷撃処分若しくは放置が妥当だろうな」
明石のドローンが撮影している民間貨物港の映像を確認することにした。。
州羅湖丸は言わずと知れたスラコ号です、リプリーと植民地海兵隊がLV-426に向かう際に使用した大型艦船からとってます。