関係者への説明を終えた私は部下を会議室に集めた。
「提督、全員揃いました」
大淀が報告してきた。
「分かった」
私は全員の顔を見渡した………北方棲姫に南方棲姫とその護衛、バターンとノースカロライナ以下の先任護衛艦隊、そして何とか鎮守府を脱出に成功した面々の顔があった。
「提督、警備室からで民間人の全員の退出確認、それと枝はついていません」
青葉が民間人の残留者の有無と盗聴器の有無を報告してきた。
「それれでは始めようか、今から話す内容は兵器開発局が持ち込んだエイリアンは一体だけという奴らの話が真実とした場合の仮定話となる………奴らの持ち込んだ卵は鎮守府棲姫に寄生しクイーンとなった、そしてドローンによる調査で確認できた産卵された卵の数は176個…そこからのすとろ丸に積まれたのが6個」
私は此処まで話すと、全員の顔を見渡しまた話し始めた。
「そして兵器開発局は輸送船のすとろ丸で本土へと輸送するために持ち出してクイーンの追撃を受けて沈没………クイーン及び6個の卵は海底で圧潰しているのはカ級によって確認された………昨日の地下防災用シェルター調査により成体となったエイリアン15体の死体が確認された、残念ながら金剛達全員の遺体も確認された………皆気が付いたと思うが、最低でもエイリアンは2体居る、だが羽化した卵は15個これについては羽化したあとの殻が見つかっていないし既に数がクイーン若しくは夕張の何方かに寄生していた分の1個が合わない事に」
私は一旦話を止めると、一息ついた。
「提督よぅ、難しい話は抜きにして簡単に言ってくれよ」
天龍らしいホントに。
「つまりだ、兵器開発局の奴らはまだ何かを隠しているっていう事だ、続けるぞ………更に州羅湖丸という病院船に詳細不明の木箱が3つ積み込まれている上にこの州羅湖丸は現時点で消息不明となっている事からその木箱はエイリアンに関するものと推察される…以上の事から鎮守府島を完全封鎖とした」
ノースカロライナが手をあげた、
「提督、よろしいでしょうか」
「ああ、構わない」
「つまり、まだ発見されていない巣が有るということでしょうか?」
「恐らくは………とはいえ其処まで大量には持ち込まれてはいないと思いたいが、取調べ結果次第だな」
会議室の空気が重くなっていた。
「それでは解散とする」
私は解散とした。
「提督、よろしいでしょうか」
明石が北上とやってきた。
「かまわないが…」
「鎮守府並びに港湾施設周辺をドローンによる上空並びに陸上からの定期的な偵察を進言します」
私は明石から偵察内容を聞くと、
「必要なら機材及び人材の確保は明石の裁量判断を許可する」
私が許可を出すと、
「了解です」
明石は北上に必要な機材と人員の見積もりを出し始めた。
数日後…………………。
大淀が慌てながら執務室に駆け込んできた、
「提督、軍令部より至急電を受信『兵器開発局が鎮守府に持ち込んだ卵は全部で16個、持ち込んだ卵は16個』だそうです、それと『州羅湖丸を発見、船内に運び込まれた3箱の木箱についてはエイリアンの成体標本残りの2箱はフェイスハガー並びにチェストバスターの標本、乗員に被害なし………消息不明の原因は無電装置の故障と嵐による被害を防ぐために一時避難をしていた』だそうです」
私はその至急電を受け取ると、
「州羅湖丸は無事だったか………しかし兵器開発局は何を考えているのだ」
傷病兵や避難民に被害が無かった事は良かった(これも何処迄真実を伝えてきているかは不明だ)。