「鎮守府産卵地から発見された数は176個…持ち出された卵が6個…地下シェルターで見つかったエイリアンの残骸は15体…兵器開発局が鎮守府に持ち込んだ卵の数は不明………鎮守府内で誕生したエイリアンは抜け殻となった殻が見つかっていない為不明…成体の遭遇数から希望的予測は17体と仮定して………州羅湖丸に積み込まれていた3体の標本は何処で入手したのか………疑問は尽き無いか………」
私は北方棲姫、南方棲姫と一体どれくらいの卵が鎮守府に持ち込まれたのか頭を悩ませた。
「彼等を尋問するのが手っ取り早い方法だろ」
南方棲姫が口を開いた。
「そうですね、其れが一番なのでしょうか」
北方棲姫も同意していた。
「やはりそれしか無いようですね、後は何処に有って、誰からの話なのか………といったところでしょう」
私は二人を見た。
「しっかしよぅ、あたし達の間でも古文書でしか言い伝えられていない物をよ………一体どうやって」
南方棲姫が皆が思っている疑問を口にした。
「偶然………にしては出来すぎているな」
私も其れは疑問でしかなかった。
其れから重い空気が流れ、この日は一旦解散とした。
数日後………。
「提督、憲兵司令官より至急電文受信『鎮守府に持ち込まれた卵は16、及び既に死んでいた成体1体並びに幼体2体合計3体の標本のみ、発見場所については………先日噴火した海底火山により発見された荒島にて発見された年代不明の遺跡、尚当該遺跡は既に海軍並びに深海棲艦混成航空部隊により空爆を敢行、遺跡の完全破壊を確認』です」
兵器開発局の二人が自供し危険極まりない生物の巣窟を完全破壊したという電文だった。
「そうかっ!」
私はその内容を聞いて安心することが出来た、何故なら最初に持ち込まれた数がわかればエイリアンの残存数が正確に把握できるからだ。
「ふぅ………となると残りは夕張から出てきた1体のみが残っているということだな………しかし偶然とはいえ海底火山の噴火で発見された新しい島にこんな危険な生物が眠っている遺跡が存在していたとは………」
つまりこの1体を倒せば鎮守府島は元の状態に戻るということだ、勿論卵を破壊駆除しての上でだ。
「大淀、済まないが明石を呼んでくれ」
「了解です」
大淀が頷くと明石を呼び出していた。
「明石さん、至急執務室に………繰り返します………」
それから直に明石はやってきた。
「提督、お呼びですか?」
「持ち込まれた卵の正確な数が判明、それによりエイリアンの残存数は1体となった、ドローンによる攻撃を検討している、武装は可能か?」
明石は少し考えると、
「一旦此処に戻せれば可能です、武装と言ってもスティンガーミサイルと機銃ターレット位ですが」
「分かった、水中型ドローンを使用して回収した上でといきたいが…その水中型ドローンに忍び込まれると厄介だな………」
「それなら水中型ドローンの対地ミサイルを使用するというのはどうでしょうか、これについては飛行ドローンでエイリアンを目標地点に誘導しないとななりませんけど………」
私と明石はエイリアンの撃退法を摸索した。
「港湾職員からの話で溶けたコンテナは内容物の漏洩によるものと判明したとはいえ………やはり最後の1体の潜伏場所の特定が鍵だな」
結局最後は奴の潜伏場所の特定に行き着くのだった。