艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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真相は………⑳

「やはり奴の居場所が特定出来ないと攻撃殲滅は難しか………」

 

私は奴の撃退方法で頭を悩ませていた。

 

「何か方法でも思い付けば良いのですが…」

 

私同様にバターンと大淀も考えていた。

 

「提督に兵器開発局から電話だぜ」

 

偶々執務室にいた天龍が電話応対をした。

 

「はい提督ですが………それは本当ですか………はい…はい…助かりますが………本人たちにはそのことは………了承済み………そうですか、分かりました」

 

私は兵器開発局とある事を決めると電話を切った。

 

「大淀、これから全員を会議室に集めてくれ、今の内容を話す」

「了解です」

 

大淀が放送設備を起動させ呼集をかけた。

 

「全ての艦娘は会議室に集合してください………繰り返します、全ての艦娘は会議室に集合してください」

 

それから程無くして会議室に北方棲姫に南方棲姫、ノースカロライナを始めとする護衛艦娘組、鎮守府脱出組が集まった。

 

「全員集合終わりました」

 

扶桑が報告してきた、

 

「そうか………先程兵器開発局から電話があった、内容は例の二人が囮役を志願したそうだ………強制はしてないらしい………と同時に兵器開発局経由で陸自からスレイヴ・トルーパー『MADOX-01』6機と菱井インダストリー/篠原重工製HAL-X10が我々の鎮守府に譲渡されるそうだ、明後日の早朝同輸送トレーラーで搬入されるので明石は可及的速やかに陸上担当者から引き渡しを受けるように、此処までで何か質問は?」

 

私は一旦話を終えると質問の有無を確認した。

 

「提督………そのHAL-X10とMADOX-01ってなんですか?」

 

大井が聞いてきた。

 

「先ずHAL-X10というのは菱井インダストリーと篠原重工が共同開発した陸自向けの試作重攻撃レイバーで全長は約9m、武装はATMランチャー、9連装ロケットランチャー、スモークディスチャージャー、対空用ミニガンとなっていて乗員は1名若しくは自律稼働となっているそうだ、次MADOX-01については米軍との共同開発された市街戦用空挺高機動兵器らしい、兵装として両肩のスタピライザー内部にはチェーンソー、スタピライザーの翼端にはケーブル付のマニピュレーターが付き、アンカーとしても使用可能、主武装は右腕部分に装着した大型ガトリング砲これはアタッチメントになっており、設定上は様々な火器を左右の腕に装着または装備、あとは35mm機関砲、12.7mm機関砲、腕甲部には対戦車ミサイルを二基をオプションで取り付ける事が可能だそうだ………まぁ現物を見ない事にはだな…恐らくは市街地での運用試験を兼ねてだろう」

 

私は事前に兵器開発局経由で陸自から提供されていた資料を読んだ。

 

「結構大きいのですね」

 

大井がプロジェクタースクリーンに投影されたスペックと外観図を見ながら呟いた。

 

「でもよぅ………それが強うそうなのは分かったけどよぅ、兵器開発局の二人はどうすんだよ」

 

天龍があの二人の事を聞いた。

 

「兵器開発局の話によると、あの二人は防爆スーツを着用して鎮守府内を探索するそうだ………強酸性の体液に何処迄通用するかは疑問だが………あの二人が何処迄説明されているのか気になるが………あれと遭遇戦闘で死亡の場合は戦死扱いにすると伝えてあるそうだ………ある意味あの二人も被害者だからな」

 

その後は簡単な質疑応答をして終わることにした。

2日後………HAL-X10とMADOX-01を積載した空自の輸送機による空輸で鎮守府へ搬入された………HAL-X10は試作機カラーである紅い塗装のままで(誰かが呟いていた、赤い機体3倍速いのかと………赤い彗星じゃあるまいし)。

 




今回からレイバーとスレイヴ・トルーパーが登場です。
何時の間にか北方棲姫と南方棲姫の二人も鎮守府に居座っているようです(アレが片付くまでは)
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