「これがHAL−X10………」
私と明石は眼前に鎮座する試作レイバーを見上げていた。
「提督、明石さん、こちらですが試作機ですので予備部品については………量産型の部品が使えます」
陸自の担当者が保守管理について説明をしていた。
「基本量産型との違いは色と単座か複座かと対空用ミニガンの砲身長の違いしかありません………主砲はMGM-51 シレイラを発射する152mm ガンランチャー M81と7.62mmミニガンが主兵装となります」
私は唖然とした、何故ならそれは1965年に配備されたM551シェリダン空挺戦車に使われていた砲だったのだ。
「随分とまた古い物を………砲弾は?」
私は使用弾薬について聞いてみた。
「通常弾は多目的弾のHEAT-MPを使用し、通常弾とミサイルを合わせて30発を搭載しています、またM81用に燃焼式薬莢を採用しています…これについては新規開発し製造を行っていますので弾薬補給については問題ありません、MGM-51 シレイラについては設計を見直しほぼ別物となっています」
「そうですか………」
私はその後も陸自の担当者から説明を聞きながら全体を見て回った。
「最後に複座のコクピットハッチですが、ここになります」
陸自の担当者がコクピット後方の側面にある大型ハッチを指さした。
「右にも同じハッチがあるようだが?」
「右側のハッチはミニガンと主砲弾ラックへの給弾用です」
そう言うと陸自の担当者がハッチを開けた。
「バッテリーは機体下部と後部のホバーユニットの2箇所に搭載しています、但し機体下部の物は現地交換ができません、ですので充電済みホバーユニットを複数準備をお勧めします」
私の隣で明石が眼を輝かせながら頻りにメモを取っていた。
「残るは運用方法だな………」
私は今回のエイリアン殲滅戦に際しての運用方法を考えることにした。
「我々から、スレイヴ・トルーパー6機による捜索、HAL−X10による砲撃殲滅を提案いたします、この作戦は連携が必要となりますので99式特型牽引車内に設置されています管制室を利用するのが得策と進言します」
担当者が99式特型牽引車内の管制システムを説明し始めた。
「成る程………管制制御だけだはなくてHAL−X10のメンテナンスやバッテリー交換作業も出来るのか……確かに今回のような特殊作戦に於いては有用だな、明石は陸自担当者と詳細を」
そしてふと明石を見ると………。
明石がMADOX-01を試着していた、
「凄いですよ、ホバー機能もあってコクピットは完全機密ですよ………武装もATMにミニガン、大型ガトリング砲迄有るんですよ!」
明石が浮かれていた。
メタルスキンパニックMADOX-01からも出します!
市街地戦に於いて丁度良さ気な機体でしたので………駆動方法は………詳細なスペックが公開されていないので全高2.6m程度
動力は小型ガスタービンエンジン2基とします。