「なぁ明石…これ何?」
俺の眼の前にそびえ立つ巨大な三連装砲座三基を見上げた。
「……何でしょうねぇ」
明石がとぼけた。
「すっとぼけんな!誰が見ても戦艦級の主砲塔そのものだろうが!」
等と明石に怒鳴っている間、俺はそれが何か理解してきた。
「九十四式四十六センチ三連装砲ちゃん!」
明石が唐突にちゃん付けで呼んだ。
「連装砲ちゃんはぜかましだけだから、これはあんな可愛いものじゃねえよ……大和の主砲があれだったら怖えよ」
俺はぜかましの周りをチョロチョロする連装砲ちゃんを思い描いた。
「江田島の沿岸砲台みたいなものです」
「まぁそれなら妥当なじゃねぇよ、こんなでけえのどうすんだよ」
確かに江田島には陸奥の主砲塔が設置されているが……対抗して大和型の主砲塔を設置してどうすんだよ俺は呆れた、しかもご丁寧に副砲迄設置してやんの(三連装砲塔三基と副砲塔ニ基)。
「で…給弾揚弾は?」
俺は明石に聞いてみた。
「地下にちゃんと給弾室を設けてます」
俺は砲塔背面の扉から内部に入った。
「機構は全て自動化しています、有事は人力でも射撃可能です、下におります」
明石からの簡単な説明を受けながら換装室から下の給弾室へとはしごを使って降りた(先に降りたので明石のスカートの中を覗けたのは言わないでおこう、うん履いてなかったのな……眼福眼福)。
「先程質問のあった給弾についてですが、装薬も同じなので此処で説明します、こちらへどうぞ」
俺は明石に連れられて給弾室の後部側に案内された。
「此処の扉から給弾します、そして此処迄の輸送は地下に専用のトロッコ列車を敷設しています」
俺は明石が造ったこの沿岸砲台の建設費用が何処から捻出されたのか気になった。
「多分…提督も気になっているでしょう建設費用ですが、元々この地での設置工事は始まっていたようでそれが途中放棄されていたのを流用したので……砲塔の製造費用のみという所です」
「製造費用の申請書見てねぇぞ?」
俺は明石に詰め寄ったが
「えっと……ごめんなさい、色々な諸費用を水増しして捻出しました」
明石は請求書の水増しをして捻出したようだった。
「これ大淀が知ったら……」
俺はどうすべきか悩んだ。
「提督、お願いします……なんとか内密に!」
明石が擦り寄った。
「私の事を好きにしていいので!」
明石がスカートを捲って下半身を露出させた。
「俺だって男だが……俺はそういう事は…別にお前に魅力が無い訳じゃないぞ、だからそれは受けられない……代わりに俺の飯作りな、それで聞かなかったことにしてやる」
俺は三食コンビニ飯なので明石に飯を作らせる事を条件にした。
「それくらいの事で……」
だが明石にはこれが一番の問題だった、何故ならこいつも料理出来ない娘だったのだから。
そして翌日の朝から、俺は焼き過ぎて焦げたパンと一部炭化した目玉焼きを食べさせられる羽目になった。
まぁ比叡飯より遥かに料理らしかった(あれは飯というより劇物なのだから)。
そして月日は流れ…俺は結局の処、明石を美味しく頂いた(ちゃんと男の責任はとった)。
その結果、明石の中に次世代明石を建造した(早い話が妊娠)。