「痛え…ここは何処?」
僕は確か土星宙域で各種武装の試験をしていたはずだった、だが目を醒ました其処は漆黒の宇宙空間だった。
「航海長大丈夫?現在位置を確認して」
僕は眼の前に座る航海長を起こすと現在位置を確認させた。
「機関長?波動エンジン並びにワープブースターの点検を」
眼を醒ましていた機関長に機関の点検を指示した。
「船務長、怪我人は?」
レーダー席に座る船務長に声を掛けた。
「技師長、艦内の損傷報告を」
思いつく限りの確認を指示し僕は艦長席に座った。
「艦長、本艦及びワープブースターの波動エンジン並びに補助機関問題ありませんが……拡散波動砲は何らかの安全装置が作動したらしく撃てません」
機関長と技師長が報告をした。
「波動砲はつかえない…その他の物は?」
「主砲並びに対空砲、艦載機に損傷無し何時でもいけます」
僕は取り敢えず機関始動を指示した。
「機関長、補助機関始動」
僕の指示を受け、機関長が席についた。
「補助機関始動します、波動エンジンへのエネルギー充填を開始します」
僕の席にある通信機がなった。
「こちら医務室、艦長安心してください負傷者は転んでタンコブ作った奴だけです、こんなもんつばつけときゃ治ります」
妖精さんも怪我は無いようだった。
「艦長、現在位置判明しました土星の第2衛星エンケラドス軌道上…そんな馬鹿な!」
航海長が絶句していた。
「航海長何か問題があったのか?」
「エンケラドスと云えばあの雪風が沈んで…救難信号が…救難信号が出ていませんそれどころか、雪風の艦影有りません!」
そうエンケラドスには古代艦長の雪風が沈んでいる筈なのだ、なのにその残骸すら無いというのだ。
「どういう…」
僕は混乱し始めた。
「艦長、波動エネルギー充填120%完了何時でもいけます」
機関長が主機関始動可能を報告してきた。
「…機関長、いくよフライホイール接続、波動エンジン始動!」
僕の声に反応するかのように機関長が始動レバーを引いた。
「フライホイール接続点火!波動エンジン始動確認!」
僕は機関長からの報告を受けると、
「本艦は地球へ向け帰還する、火星軌道への短距離ワープを行う、各部準備にかかれ」
機関科と航海科が慌ただしく動き出した。
「戦術長、準備出来次第地球へ向け発進する」
「準備出来次第地球へ向け発進します」
戦術長が復唱した。
「全艦ワープ準備完了」
技師長が報告をした。
「ワープ10秒前、9、8、7、6、5、4、3、2…ワープ!」
航海長がワープ突入のカウントダウンを行いワープに突入した。
「まもなく火星の衛星軌道、ワープアウトします」
僕は火星の衛星フォボス軌道上にワープアウトした。
「地球を映像で捉えました」
船務長が地球をメインスクリーンに投影した。
「艦長……何かおかしいですな、戦闘衛星が一基も見当たりませんが…」
機関長が禿げ上がった頭を撫でながら聞いてきた。
「あれは確か対ガトランティス戦役時に無断発進したヤマトが破壊した……いや待てよ複数あった筈」
地球の衛星軌道上にはその残骸すら浮遊していなかった。
「コスモタイガー隊による偵察を意見具申致します」
戦術長と技師長が僕の前に立つと同じ事を言った。
「許可する、先ずは月面司令部を確認してくれ」
僕の指示を受けたコスモタイガーが月面司令部へ向けて発進していった。
主人公設定
ZZZ-0002Kアンドロメダ改2型(ZZZ-0001 アンドロメダ改の改良発展型と云う架空のオリジナル空母型アンドロメダです!)、乗員は艦娘と数十名の妖精、艦載機搭乗員で構成。
艦載機は1式空間戦闘攻撃機コスモタイガーⅡをアンドロメダ改本体に180機、ワープブースターのドレッドノート改級補給母艦アスカ型に各15機計30機の合計210機搭載。
主砲に於いてはヤマト最終決戦仕様に準ずる3連装陽電子衝撃砲を4基に換装している(ガトランティスの大戦艦もヤマトと同様に一撃で撃沈可能)。
艦名 こんごう
艦番 U.N.C.F.ZZZ-0002-YF2210
※基本的性能は空母型アンドロメダに準ずる…が高機動仕様ながら艦内では強化服が不要となっている。