「……ものごころ付い時から独りぼっち、寂しかったデスね」
私はこの小さな子を優しく抱きしめるとそっと呟いた。
「僕にも妹達はいました………まだ養成学校の生徒だけど…もう会えないのかなぁ」
彼はそのまで言うと泣き出した。
「そうですか…」
私も言葉に詰まった。
「今は独りぼっちじゃありません、私もいるし比叡や榛名、霧島もいます……ご先祖様は流石にねぇ…あれなんで…そうです!お姉様と呼びなサーイ」
こんごうちゃんは私の言葉を聞くと嬉しそうに頷いていました。
「さてと、目前の問題を先に解決しましょう」
私が進路を指示する前に彼が口を開きました。
「僕の装備で行く方が早いよ、金剛お姉様も…」
私はこんごうちゃんの提案を受け入れる事にしました。
「そうね、空飛べるならその方が速いかもね、比叡は艦隊の指揮をお願い、私はこの子と先に行きます」
私は比叡に艦隊指揮を引き継ぐとこんごうちゃんの艦に乗り込む事にした、その時に比叡がちらっと見えたこんごうちゃんを見て鼻血を出したのは見なかった事にしておきましょう。
「それでは説明しましょう、新こんごう型は基本形態が空母型で建造されて2隻のドレッドノート改級補給母艦を両舷に重力アンカーと物理接舷機構で固定することで、個別のワープブースター兼武装増加補給物資積載ユニットとして使用可能で、これについては基本形態の補給艦型でも可能、航行はドレッドノート側の波動エンジンでも新こんごう型の波動エンジンどちらでも航行可能です、今は原因不明の故障で撃てませんが基本的には新こんごう型の波動砲を撃ったは後すぐに波動エンジンを始動できない為ブースター側の機関でと云うのが基本的運用方法です、武装については新こんごう型は4連装拡散波動砲と48センチ三連装陽電子衝撃砲通称ショックカノンが2基6門、艦載機にコスモタイガーⅡを180機、、ブースター側のドレッドノート改は、30.5センチ三連装収束圧縮型衝撃波砲塔が2基6門と艦載機にコスモタイガーⅡを各15機合計で30機、ミサイルや魚雷発射管は多数、速度は光速の99.9パーセント」
こんごうちゃんの技師長が詳しく説明してくれたが私は全く理解出来なかったが…恐らくは長門や大和でも勝てないそれどころか1、2、5航戦の6隻の空母と互角の航空戦力を有している事だけは理解できた。
「お姉様、お茶をどうぞ」
私が技師長から性能諸元を聞いて混乱していると、紅茶を彼は淹れてくれた。
「ありがと、うん美味しい」
「霧島母さんに習った」
私はふと彼の双眼鏡が持つ記憶を思い出した。
其処には初期の宇宙戦争で親を失った彼や比叡、榛名の子供達を引き取り我が子のように育てた霧島の姿もあった。
「鎮守府に帰ったら榛名がお菓子を作って待ってマース、一緒に帰ろうね」
私はそっと彼の頭を撫でた。
「うん」
彼は頷くと、艦載機の発艦を命じた。
「コスモタイガー隊は直ちに発艦、前方敵性艦隊を撃滅せよ、砲術長は主砲測距開始」
彼の命令を受けた艦橋配置の妖精達が動き出した。
「エンジンからのエネルギー伝導終わる、本艦並びにジュニアズ主砲追尾よし、誤差修整ゼロコンマゴ」
彼の戦闘は一方的に終了した、艦載機による雷撃と主砲(驚く事に光線兵器!)による砲撃で深海棲艦は反撃はおろかこちらを視認する前に海の藻屑と化していった。
「両舷のドレッドノート改だっけジュニアズなのね」
「うん霧島母さんが最初に言い出したのがそのままに……右舷がジュニア1号、左舷がジュニア2号で基本はAIによる遠隔操作で分離独立戦闘可能更に有事の際は脱出艇にもなるように専用建造されたんだ「艦長がよくいけっ!ファンネルとか言って分離させて自立行動させてますけど…」」
副長妖精がよく分からない何かのネタを言っていた。
彼が言うにはドレッドノートは本来主力戦艦として沢山建造されたそうです、とはいえ対ガトランティス戦役ではそれなりの数が沈んだそうです(次元断層内に作られた造船基地でほぼ無尽蔵に建造されたとか……)。
「このアンドロメダ級は極東管区日本地区は僕達高速航空戦艦型のこんごう型4隻と純粋な戦艦型の長門型2隻が配備されてたよ」
こんごうちゃんが自分の時代の話を少ししてくました。
「ウ~ン西暦だと何年になるのかな」
私はこんごうちゃんの艦橋内部を見回すと聞いてみた。
「僕が建造されたのは西暦2210年だから…」
私は目眩を覚えた。
「今年が西暦1943年だから…えっと「267年前になるよ」」
こんごうちゃんが簡単に答えた。
そりゃそれだけ年数経ってれば祖母を通り過ぎてご先祖様になるわけね……シクシク
新こんごう型はひえい、はるな、きりしま全艦空母型で建造され、高速戦艦設定なのでドレッドノート改を接続した状態で就役していますが(こんごう以外は現在の所まだ造船台の上ということになっています)
この話に出てくるアンドロメダは架空設定をてんこ盛りに盛りまくってますのでアニメ設定とは詳細が違いますのでご了承ください。
バンダイから今回発売される地球防衛軍 ドレッドノート改級補給母艦アスカを架空設定として使っています(波動砲が使えるかはわからないのでオリジナル設定として砲口カバーを爆散ボルトで排除後新こんごうより分離、独立行動時の発射可能とします)。
艦載機については後部甲板に露天若しくはサイドエレベーター(商品写真から妄想!)で下層の格納庫へと設定しています(100パーセント妄想です)