艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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みかさ いざ出撃! ②

僕達はじんげいを中心に太平洋を日本に向けて航海を続けていた。

 

「艦長、日付変更点を超えました、現在までに艦内に問題無し」

 

副長妖精が報告してきた。

艦内は慣熟航海の為か何処かのんびりしていた…そんな空気を破るような通信がじんげいからもたらされた。

 

「大型の低気圧が接近中、当艦を追尾しています!」

 

僕も副長もその通信の意味を理解できなかった。

 

「低気圧が追尾していますだって…どう云うこと?」

 

はつからも意味不明という内容の通信が入った。

 

僕達が海中で悩んでいたその時、じんげいは追尾する低気圧に飲み込まれていった。

 

 

ーーーー数時間後ーーーー

 

「こちらじんげい……皆無事?」

 

洋上のじんげいから安否確認の通信が入った。

 

「こちらみかさ、各艦に異常認めず、そっちは?」

 

僕はじんげいの被害について確認してみた。

 

「特に無しよ、何故か頭痛がするくらいかしら…それより一旦浮上してくれない、確認して欲しいことがあるの」

 

僕達はじんげいを中心に浮上した、そしてセイルトップに立つと唖然とした。

 

「何で……だって今は夜中の3時だよね…」

 

艦内の時計は午前3時を示していたのだが、洋上は何故か太陽が出ていた。

 

「艦長!通信を傍受、極めて微弱……嘘だろ、この符号は!」

 

僕は直ぐに通信士に確認させた。

 

「通信士、明確な報告を」

 

通信士の代わりにじんげいから報告が入った。

 

「どうやら無線の内容から私達は太平洋戦争真っ只中の1943年の太平洋上にはにタイムスリップしてしまったみたい、兎に角横須賀を目指しましょう」

 

僕達はじんげいを守るように輪形陣を取ると旭日旗を掲げ浮上航行で横須賀を目指した。

 

 

同時刻、横須賀鎮守府

 

「八丈島近海に旭日旗を掲げた潜水艦4隻並びに母艦と思しき水上艦艇を認、潜水艦は極めて大型なり」

 

哨戒中の大艇から報告を受けた横須賀鎮守府の提督は驚いていた、何故なら艦艇一覧に無い艦艇が旭日旗を掲げて航行しているのだから。

 

「国籍を確認……旭日旗を掲げてりゃ日本艦艇だよな普通は」

 

提督はやれやれと言う顔をしていたが、秘書艦だけは顔をしかめていた。

 

「提督、艦名も不明な潜水艦が何故味方と?」

「そりゃ旭日旗を「馬鹿ですか、偽装行為かもしれませんよね」」

 

提督は秘書艦を恨めしそうな目で見るとその臀部に手を当てた。

 

「きゃ」

「高雄のお尻……」

 

高雄と呼ばれた秘書艦が華麗な回し蹴りを提督に繰り出した。

 

「今日は黒……」

 

高雄が慌ててスカートの裾を抑えた。

 

「どぉもー青葉でーす」

 

一人の艦娘が執務室に入ってきた。

 

「提督……また高雄さんにセクハラしたんですか、懲りませんね……あっと此れが哨戒中の大艇から送られてきた写真です」

 

提督が青葉から写真を受け取ると高雄をそれを見た。

 

「なんて大きさだ、伊400潜よりも大きいぞこれは」

「でしょうね、真ん中の潜水艦母艦よりも大きいですし、しかし変わった形ですね、葉巻型の船体に潜舵が艦橋についてます、スクリューも一軸の様ですし」

 

高雄が全体の形状を見ながら言った。

 

「それよりも私はこの甲板上に並ぶハッチみたいな物が気になります」

 

青葉が甲板上に並ぶハッチ群を指し示した。

 

「確かに何かの格納塔なのか、それとも機雷敷設艦なのか…旭日旗を掲げている以上は友軍艦艇と仮定して接触を」

「了解です」

 

高雄と青葉が真面目な顔に戻ると直に行動を起こした。

 

「哨戒中の大艇ヘ下命、不明艦隊と接触を」

 

じんげい艦橋

 

「艦橋、こちらに近づく航空機探知、数ヒト!」

 

じんげいの艦橋はにわかに慌ただしくなった。

 

「対空戦闘ヨーイ」

「スタンダード並びに主砲、CIWS用意よし」

「みかさ以下の艦は直ちに潜航」

 

じんげいからの指示を受けた潜水艦隊はあっという間に潜航していった。

 

じんげいの艦橋内に緊張した時間が流れた。

 

「こちらは日本海軍…洋上の艦隊応答されたし」

 

不意に無線が入った。

 

「こちらは日本国海上自衛隊特殊潜水艦隊旗艦のじんげいです」

 

じんげいが無線に応じた。

直に大艇から返答が入った、

 

「友軍艦隊と認識して問題ないのか?」

「ええ、各潜水艦を再浮上させますね」

 

そう言うと、じんげいはみかさ達に浮上を指示した。

 

「では、改めて目的地をお教え願いたい」

 

大艇からの通信にじんげいは素直を答えた。

 

「私達は横須賀が母港です、できれば横須賀へ入港したいのだけど」

 

この時、報告を受け取っていた横須賀の提督はその扱いに苦慮していた。

 

 

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