「甲板に出てみようぜ」
天龍が龍田と甲板に散策に向かった。
「時雨はどうする?」
俺は時雨に聞いてみた、
「そうだね、後から行って見る」
時雨は弁当の空き容器や空き缶をゴミ箱へと捨てに行った。
「そんじゃ俺も一旦部屋に戻るか」
俺と時雨は部屋へ戻った。
「僕、フェリー初めてだから………ちょっと楽しみかな」
時雨が部屋に戻る道すがらにある設備とかを興味津々で観ていた。
「お客様…お客様、お連れの女性が!」
俺達は船員に呼び止められた。
「何かあったのか!」
俺は船員に確認した、
「素行のよろしくないお客様に絡まれて………」
「わかりました、直ぐに行きます、場所は?」
「船首側のプロムナードデッキです」
俺は船員に場所を聞くと一旦、部屋へと戻り必要な物を取るとプロムナードデッキへと向かった。
「ちっとは愉しませろよ、姉ちゃんよぅ」
俺と時雨がプロムナードデッキに着くと大声で騒ぐ声が聞こえてきた。
「やめろって」
流石の天龍も苛立ちながらも、龍田を庇っていた。
「何なら二人共でもいいぜ、俺達も愉しませろよなぁ、でけえ乳揉ませろよ」
俺は懐の拳銃を抜くと、男の背後に忍び寄った。
「いい加減にしろよ、それ以上口開いたら………次は解るな」
俺は銃口をそいつの頭に突き付けた。
「おもちゃの銃なんざ怖くねぇよ、バーカ」
俺は一旦頭から銃口を外すと、頭上に向けて引き金を引いた。
「これで解ったか、おもちゃじゃねえよ」
男達は俺の手にある拳銃を見ると、その場に震えながらへたり込むと、時雨の方を向いた、その手にも小型拳銃が握られていたのを彼らは見てしまっていた、そして彼等はその場に水溜りを人数分造っていた。
「こいつを外から施錠出来る部屋に拘束しておいてくれ」
俺は軍籍手帳を船員に提示すると、男達の指を結束バンドで縛った。
まぁ、覚えておけだのお礼参りだのテンプレ的な捨て台詞を吐きながらだが、
「優弥やりすぎ」
時雨が呆れていた。
「ああ、あれは空砲、てかお前もだろう」
流石に実弾は装填してなかったのだ、俺でもな。
俺達はその場に居合わせた他の船客に詫びると部屋へと戻った。
「最初はよ、ナンパかと思ったんだけどよ………あいつら下心丸出しにしてきて、龍田の事………」
俺は天龍抱き寄せると頭を軽く撫でた。
「天龍、よく我慢した」
………龍田から何やら黒いオーラが出ていたようだが見なかった事にしよう、それが一番だ。
「天龍ちゃんを虐めた…許さないから〜」
うん龍田激怒だな、あいつら外鍵付きの部屋に拘束しておいて正解だよ、部屋の位置は教えないでおこう。
そうして乗船後初めての夜は過ぎていった。
「しっかし、天龍の寝言は………」
俺は天龍の寝言で目が醒めた。
「優弥も、ごめんなさいね〜」
龍田も起きてきた。
「呑むか?」
「ちょうだい」
俺は備え付けの冷蔵庫からビールを取り出すと龍田に渡した。
「まさか、天龍がこれとはな」
俺と龍田は笑った。
「時雨ちゃんは起きないわねぇ〜」
龍田の言うとおりだ、この寝言の中で時雨だけはポイヌのぬいぐるみを抱きしめながら熟睡していた。
「夕立のぬいぐるみ………ってか抱きまくらか」
俺は、はだけていたタオルケットを時雨にかけ直した。
携行銃器
優弥…デザートイーグル(357マグナム)
天龍…FN ファイブセブン(5.7x28mm弾)
龍田…ワルサーPPK(25ACP弾)
時雨…ワルサーPPK(25ACP弾)
基本的には一発目は空砲(威嚇用)が装填されている設定となってきます(龍田と時雨はあくまでも護身用なので小口径弾となってます)。
皆さんの気になる優弥以外の………
天龍…白のTシャツとトランクス
龍田…天龍と同じ(普段は…鼻血ものなスケスケなお召し物)
時雨…Tシャツとハーフパンツ