「辞令 海軍少佐『竹柴 克実』特務への配属を命ず」
俺は上官から一枚の辞令を受け取った。
「大佐…この特務とはいったい?」
「機密だ…聞くな」
上官からは教えられてもらえなかった、機密の一言で、
「尚、艦娘は、戦艦『扶桑』『山城』以上2名、航空母艦『隼鷹』『千歳』『龍驤』『鳳翔』以上4名、重巡洋艦『那智』『足柄』『鈴谷』『熊野』『青葉』『高雄』『愛宕』以上7名、軽巡洋艦『最上』『三隈』『神通』『川内』『夕張』『大淀』以上6名、駆逐艦『吹雪』『白雪』『初雪』『深雪』『浦波』『磯波』『綾波』『敷波』『睦月』『如月』『弥生』『卯月』『皐月』『水無月』『文月』『長月』『菊月』『三日月』『望月』以上19名、非戦闘艦娘として『明石』『間宮』『伊良湖』の3名で計41名が配属となる以上だ」
ただ配属予定の艦娘については説明があったのだが………明石、間宮、伊良湖以外は艤装とのリンクが上手く出来ない落ちこぼれ艦娘だと追加説明があった。
「落ちこぼれって………どうすんだよ、特務とか言っても、これじゃ戦闘は無理じゃねえか」
俺は艦娘の身上書を見ていた。
「?」
そして渡された資料の最終ページにあった一枚の紙、そこには、
「デラメイヤ級強襲揚陸艦4隻配備…」
配備される強襲揚陸艦についての詳細が記されていた。
「全長92.6m、幅38m、全高24.6m、戦車6両まで積載可能…魚雷発射管2門、連装機銃1門、乗員は固定乗員4名で…あとはカーゴ要員3名の7名………しかしデラメイヤ級なんて艦艇聞いたこと無いな…写真もなしか…艦の幅からすると3両つづ並列搭載だろうな」
俺は聞いたこと無いデラメイヤ級強襲揚陸艦について考えていた。
そして迎えた指定日。
「竹柴克実少佐でいらっしゃいますね、お迎えにあがりました」
俺は横須賀の潜水艦桟橋で一隻の潜水艦に出迎えられた。
「少佐、これより仮称IR島ヘ向かいます」
俺は潜水艦艦内の与えられた部屋へと案内された。
「艦長です、少佐此方を読んでおいてください…機密書類ですので取り扱いは…」
俺は艦長から厚めのファイルを受け取るた中を読んだ。
「艦娘海難救助部隊…専用艦『デラメイヤ級』陸上以外は行動可能って、何だこりゃ……任務については、はぁ??」
俺は其処に記載されている救助対象の項目で声を出した、
「民間人、艦娘は当たり前だが………深海棲艦までも対象ってどういうことだ!」
俺の疑問に艦長が答えた、
「そのままです、少佐達の部隊は敵味方関係無く要救助者は助けるというのが任務です、基地の維持管理は深海棲艦が担当、艦艇と人員は我々が、そして必要経費は各国で分担拠出で話がついています」
俺はこめかみを押さえた。
「いつの間にこんな話が纏まっていたんだよ………」
「昔から戦争中でも海難救助中や病院船は攻撃しないと暗黙の約束事がありましたからね」
艦長はそれだけいうと、艦橋に戻っていった。