艦これ《思い付くままに……》   作:屋根裏散歩

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ヤマトよ永遠に REBEL3199』より選択式で7隻のアスカ級が発売されるそうです…その中の一艦であるマミヤは間宮の子孫という設定で今回のお話は行きまーす!!
※物語の2206年という時代設定、艦載機としてコスモタイガーIIを12機とコスモシーガル2機(実際はコスモシーガル2機のみ)の計14機搭載はオリジナル設定です。

間宮の時代設定は1943年の父島近海とします。


過去との邂逅①

西暦2206年土星宙域。

 

「マミヤ艦長、今回のタイタン基地への補給物資一覧です」

 

副長妖精が電子リストを僕のタブレットに転送してきた。

 

「確認する、通信士妖精タイタン基地へ通信、定刻通り到着すると」

「マミヤ艦長了解」

「こちら補給艦マミヤ、タイタン基地応答願います、こちら補給艦マミヤ」

「タイタン基地よりマミヤへ感度良好」

「補給艦マミヤは定刻通りタイタン基地へ到着します」

「タイタン基地了解、ようこそタイタンへ歓迎します」

 

僕は通信士妖精とタイタン基地のやり取りを聞きながら、リストを確認すると為に正面モニターから自分の持っタブレットに視線を落したその瞬間だった、艦全体が大きく揺れた。

 

「何が起きた、詳細並びに被害報告!」

 

僕は補給物資リスト確認を中断すると、先程の揺れによる被害と詳細の報告を調べるように艦橋勤務妖精に指示を出した。

 

「機関室より艦橋、波動エンジン並びに機関科員に問題なし」

「飛行科より艦橋、艦載機並びに搭乗員異常なし」

「航海科より艦橋、航路ビーコン反応なし、航海科員には異常なし」

「船務科より艦橋、コスモレーダーホワイトアウト確認中、科員に問題なし」

「報告、タイタン基地との通信途絶、呼びかけに反応なし!」

 

通信士妖精が副長妖精に報告していた。

 

「タイタン基地との通信途絶だと、通信士は呼びかけ続けろ、副長偵察機を!」

「艦長了解」

「艦橋より飛行科…直ちにタイタン基地への偵察を開始せよ」

「飛行科了解」

 

それから数分の後に4機のコスモタイガーIIが発艦していった。

 

「艦長、艦内全機構異常認めず、ですが…タイタン基地の防空用戦闘衛星のレーダー反応が全くありません、本艦から発艦したコスモタイガーIIの反応はあるのでレーダーの故障とは考えにくいのですが…」

 

副長妖精が俺に報告するも自身ですら訳がわからないという顔をしていた。

 

「艦長偵察機より報告」

 

通信士妖精が艦橋スピーカーに通信を切り替えた

 

「こちらコスモタイガー、タイタン基地発見出来ず、映像送ります」

 

メインモニターに本来タイタン基地があったであろう場所が映し出された。

 

「何の痕跡も無い…だって!」

「変ですね、先程まで通信で話していたのに跡形もないとは…」

 

副長妖精も映像を見ながら首を傾げるばかりだった。

 

「防空用戦闘衛星といい、タイタン基地といい…どうなっているんだ…」

 

僕は何が起きているのか理解できずにいた、それは艦橋メンバー妖精も同様だった。

 

「えっ!嘘だろ…」

 

技師長が何かに気がついたのか俺を見た、

 

「マミヤ艦長…艦内時計が!」

 

僕は技師長に促され艦橋備え付けの時計に視線を移した、

「時計がなんだって…なんだと!」

 

そう表示されていたのは、2206.08.17ではなく、1943.10.5だったのだ。

 

「263年前だと!」

 

僕は技師長を見た。

 

「量子時計が狂う事は無いと聞いていますが…故障の可能性もゼロではありません…」

 

僕は少しだけ考えると、

 

「各科長は作戦室集合」

 

僕は副長妖精にそう指示を出すと、作戦室へと移動した。

 

「集まったな…」

 

僕は作戦室内を見渡した。

 

「皆知っている事だが、艦内量子時計が263年前日付と時刻を指し示している…故障の可能性もあるが、タイタン基地消失の現状を鑑みエンケラドゥス経由で一旦地球へ帰還する」

「エンケラドゥス経由ですか」

「そうだよ、もし我々が本当に過去にいるのであればエンケラドゥスのゆきかぜは其処にない事になるからな、その確認の為だ」

「了解、月面基地への寄港は」

「あぁお願い」

 

航海長妖精が直ぐにエンケラドゥス経由月面基地寄港のルートを設定しだした。

 

「マミヤ艦長、偵察により通信『タイタン基地周辺に生体反応無し』だそうです」

「了解した、偵察機隊に帰還命令を出してくれ」

 

通信士妖精が偵察機隊に帰還を命じていた。

 

「マミヤより偵察機隊へ帰還せよ、艦長命令です」

「偵察機隊了解」

 

僕はその後も各科長達と話し合うと、

 

「それでは、各自持ち場についてくれ」

「了解」

 

全員が各部署へと戻っていった。

 

「マミヤ艦長、艦橋に入室されます」

 

艦橋入り口に立つ衛兵が声をあげた。

 

「現状の報告を」

 

僕は副長妖精に聞いた。

 

「偵察機隊は全機帰還済み、依然タイタン基地からの応答も無し、エンケラドゥス経由、月面基地へのルート設定完了、何時でもいけます」

「補給艦マミヤ、地球へ向け発進」

 

僕は全員の顔を見ると地球へ向けての発進を指示した、

 

「反転180度回頭」

「補助エンジン出力最大、波動エンジン圧力上昇中…エネルルギー充填90パーセント、フライホイール接続用意よし」

「火器管制システムオールグリーン」

「重力アンカー解除…解除確認!」

「波動エンジン内圧力上昇中…エネルギー充填120パーセント、フライホイール接続、点火!」

「波動エンジン点火、確認」

「地球へ向け発進!」

 

僕の合図で、補給艦マミヤは土星宙域を離れ地球へ向かう航路を取った。

 

「エンケラドゥス目視で確認」

 

航路長がエンケラドゥスを確認した、

 

「艦長、エンケラドゥス到着は2時間後を予定」

「了解した、到着と同時に偵察機隊を発進させてくれ」

「了解」

 

副長妖精が指示を出し始めた。

 

「しかし艦長、此処に来るまでに何処からも応答無しとはやはり…」

「可能性が大きくなったかな…月面司令部も応答無しとは…」

 

そしてマミヤはエンケラドゥス上空に到着し偵察機隊からの報告を待った。

 

「此方コスモタイガー、エンケラドゥスにゆきかぜの艦影無し、繰り返すエンケラドゥスにゆきかぜの艦影は無し!」

「コスモナイトの採掘場痕跡認めず!」

 

 

複数の偵察機隊からの報告を受けると、今迄の事象が確実な物になった。

 

「1943年に間違いないようですね」

 

副長妖精が俺を見た。

 

「あとは地球と月面司令部を確認してからの判断だね」

 

僕はそう言うと、偵察機隊の帰還を指示した。

 

 

「月周回軌道上へワープ!」

 

航路長が月周回軌道上へ向けてワープ航法へ移行した。

 

「ワープアウト」

「艦内総て異常無し」

 

航路長と技師長が報告を上げてきた。

 

「了解した、偵察機隊はどうなっているか」

 

僕は副長に偵察機隊発進状況を確認した。

 

「現在、月面司令部並びにその他民間施設上空へ向け飛行中」

「了解した」

 

僕は偵察機隊の目標到着を待つことにした。

 

「艦長、偵察機隊より報告『月面上には何も確認出来ず』です」

 

最早過去に飛ばされた事は確実だった。

 

「これが現実となると…我々はどうすべきなのか…先ずは地球周回軌道に移動した後に地上の様子を確認するが最善かと」

 

副長妖精が意見してきた。

 

「そうだね、それが1番妥当か、全艦に達する本艦はこれより地上周回軌道にて待機、コスモタイガーIIによる地上偵察を行ったのち然るべき組織と接触する事とする以上」

 

僕が指示を出すと、副長妖精が近寄ってきた。

 

「艦長、時刻と日付が合っているとして…そうなると今日は先代間宮が深海棲艦の潜水艦の雷撃により航行不能となる日です」

 

折しも今日は駆逐艦追風の護衛中に、父島の西南西300海里の地点でアメリカ軍潜水艦セロの魚雷を3本受け命中航行不能となった日だった。

 

「接触を図る相手として先代の間宮が最適かと」

 

副長妖精が付け加えた。

 

「そうだね…直ぐに先代間宮の航海日誌から今の航行位置を割り出してくれ」

「了解しました」

 

副長妖精が航行科に指示を出し始めた。

 

 

 

 

 

 

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