2階建て倉庫 3棟(各倉庫2階部分は事務エリア)
3階建て事務棟 1棟
1階ー受付、事務室、会議室、応接室、倉庫
2階ー食堂、浴室、個室(4室)
3階ー個室(6室)
「貴様に新しい任地だ…拒否権は無い、葛谷中将からの指名だ…」
俺は上官からの指名で新たな辞令を受け取っていた。
「此処は……」
俺は自分の任地の詳細を聞いて頭を抱えた。
「いくら葛谷中将の御指名でも…酷くないですか」
「諦めろ…葛谷中将に気に入られたのが運の尽きだ」
辞令を渡してきた係官はそう云うと、俺を部屋から追い出した。
こうして、俺は場末物資集積所へと赴任することとなった。
ーーーー場末物資集積所ーーーー
「此処か…市街地からも離れて、随分と…へんぴな」
俺の眼前には殆ど廃墟と言っても問題ないような施設が建っていた。
「葛谷の野郎…絶対ぶん殴る」
俺はゲート脇の管理棟内にある私室の前に立っていた。
「これは…なんとも」
外観は酷かったが、建物内は綺麗だった。
「先ずは施設内の把握か…」
俺は荷物を部屋に置くと、敷地内の探索を始めた。
「…倉庫が3棟とヘリポート…やたら広いグラウンドがあるだけか、まずは倉庫の中を確認しておくか…」
俺は一旦管理棟に戻ると、倉庫の鍵を探すことにした
「これか?」
俺は事務室で古びた4本の鍵束を見つけた。
「管理棟と合わせて4本…なんだこのカードキーは…」
古びた建物には似つかない最新のセキュリティカードキーが5枚一緒に置いてあった。
「カードキーなんて何処で使うんだ?」
取敢えず鍵束と一緒にカードキーをポケットに入れると倉庫へと向かった。
「まずは1号棟と描かれた倉庫からだな」
側面に大きく1と描かれた倉庫の扉の鍵を開けると倉庫内に入った。
「二重扉…なる程な、2枚目の扉でカードキーが必要なのか」
カードリーダーにカードを翳すと扉を開いた。
「はい?」
倉庫内には、M1エイブラムス戦車やレオパルト2戦車、チーフテン戦車が鎮座していた。
「なんで海軍の倉庫に英米の戦車が…」
倉庫内をよく確認すると、恐らくは砲弾が入っているであろう木箱の山と補給用の燃料タンクがあった。
「動くなら運転してみたい…後で確認してみるか…」
倉庫に鍵を掛けると、隣の2と描かれた倉庫に入ると同じように鍵を開けると倉庫内に入った。
「此処は空調が効きすぎか…やけに寒いな、と云うかこの黒いゴミ袋の山はいったい…」
手近にあった黒い袋を開けてみた。
「シミだらけの黒いセーラー服に下着…これは…きったねぇなぁ…」
黒いセーラー服や下着にはシミが大量に付いていた。
「…嫌な予感しかしないのだが」
気が乗らなかった…そうなると隣の倉庫の中身について予測が出来たからだ。
「まさかとは思うが遺体保管庫じゃないよな…」
幸いな事に3棟目の倉庫は遺体は保管されておらず、代わりにあったのは…白い壺、つまり骨壺という奴だ。
「引き取り手のいない戦死した艦娘の遺骨か…」
渡し場静かにそれらに手を合わせると倉庫から出た。
「葛谷のジジィ…知っていたな、やはり何時かぶん殴る!」
俺は集積所施設に警備をセットすると、必要な物を買いに街へと向かった。