姉さん…扶桑
姉貴…山城
としています。
因みに、今後でてくるであろう伊勢姉妹は、
伊勢、日向共に姉貴となります。
「此処は…」
俺は気が付くと周囲を見渡した。
「病院?」
心電図や脳波計が俺に付けられていた。
「雅人!扶桑姉様、雅人が気がついた!」
俺はバタバタと病室を出てゆく姉貴の後ろ姿を目で追っていた。
「姉貴…」
暫くすると、
「雅人…大丈夫ですか?」
姉さんが姉貴と共に病室に戻ってきた。
「まだ少し目眩がするけど…なんとか」
「桑名さん気がついたようですね、これをみてください」
医師が検査を開始した。
「MRIもCTにも問題ないようですね、取り敢えず今晩は入院して様子見ですかね、問題なければ明日の夕方には退院出来ます」
俺は気になっていたことを医師に聞いた。
「俺はどれくらい気を失っていたのですか?」
「2時間くらいでしょうか」
医師がそう答えると看護師に指示を出して、俺に繋がれていた医療機器の一部を取外始めた。
「脳波計のみ取り付けておきます、何かあったらこのボタンを押してください」
医師と看護師が病室から出ていった。
「提督、よろしいですか?」
扉がノックされ部屋の入り口で警備に当たっていた憲兵が声を掛けてきた。
「スーパーの店長と街の商店街組合長がお見えになっています」
「通してください」
どうやらあのスーパーの店長がやってきていたようだ、
「失礼いたします」
初老の男性とスーツ姿の女性が病室に入ってきた。
「提督さん、この度は当店の店員が大変な事をしてしまいました…申し訳ありません」
「組合所属の個人店主が…大変申し訳ありませんでした」
スーパーの店長と組合長が頭を下げていた。
「まぁ原因はこちらですから…前任の被害状況を徹底的に調べないとなりませんからね」
俺は憲兵を呼ぶと、
「拘束している商店主達から事情聴取をしてくれ、それから…被害届けは出さない」
俺の言葉を聞いた憲兵が驚いた顔をしていた。
「えっ!よろしいのですか?」
「あぁ…前任が原因だからな」
「了解しました」
憲兵が病室から出ていった。
「提督さん…ですが…しかし………」
組合長やスーパーの店長が驚いていた。
「先ずは被害状況の調査をします…その後に取り返せるなら全て取り返す予定でいます」
「えっ!本当ですか?!宜しくお願いします」
俺の言葉に組合長が涙流らに頭を下げ続けた。
「少し眠るよ」
組合長達が病室から出て行くと、俺は姉に少し寝ると声をかけた。
「そうですね、おやすみなさい」
扶桑姉さんが病室の照明を少し暗くしてくれた。
「私がついていますから、具合いが悪くなったら声を掛けなさい」
俺は少し頷くとそのまま眠りについた。