三人は仲良し!!(なお一人は胃痛担当の模様
以下注意事項
マサルはすでにチャンピオン・キャラの口調間違い・バーサーカーマサル・すでに常識はクラッシュされているホップ・常識を疑うビート・『人語を話すヨクバリス』
上記が大丈夫な方はどうぞ
ワイルドエリアキャンプ地。ここではガラル地方チャンピオンのマサル。マサルの幼馴染で研究者見習いのホップ。そしてアラベスクタウンジムリーダーのビートがキャンプをしていた。
それぞれの手持ちを遊ばせつつ三人は会話をしている。
「ありがとな、ホップ、ビート!! 協会からの『狂暴なダイマックスハガネール』の撃退に協力してくれて!!」
「俺とマサルの仲だからな!! なんともないぞ!!」
「まぁ、僕はエリートですからね。あれくらい余裕です」
マサルの感謝の言葉に笑顔で返すホップと、照れているのかそっぽを向きながら答えるビート。マサルはとりあえずビートのその表情を写真に撮ってポプラに送りながら会話を続ける。
「でも今回のハガネールは本当に強敵だったな」
「今まで戦ったダイマックスポケモンの中でも圧倒的だったぞ。なにせマサルのサーナイトが倒されるくらいだからな」
「そうだな。まさか俺もサーナイトを倒されるとは思っていなかった」
ホップの言葉にマサルもしみじみと頷く。マサルのサーナイトは有名だ。なにせマサルはサーナイト一匹でチャンピオンにまで上り詰めたのだ。
「まぁ、マサルのサーナイトが倒されることもあるのがわかったのは良いことです。それ以上に気になったんですが」
そう言いながらビィトが真剣な表情で口を開く。
「なぜマサルはサーナイトが倒されたら応援に回らずに自分が戦っているんですか?」
「「え?」」
「なんで二人で不思議そうにするんですか……!?」
ビートの問いに不思議そうに首を傾げるマサルとホップ。二人は心底不思議そうに首を傾げてから、マサルが口を開く。
「野生のポケモンと対戦中に手持ちが負けることはあるよな」
「ええ、まぁ。エリートであるこの僕もそれくらいの経験はあります」
ホップの言葉にマサルは力強く頷く。
「そうしたら自分が戦うだろ。普通」
「それは普通じゃない」
マサルの言葉にビートも思わず真顔で突っ込んでしまった。すると今度はホップが懐かしそうな表情で口を開いた。
「懐かしいよなぁ。五歳の時にマサルと一緒にワイルドエリアに探検に行った時、とても強そうなイワークに襲われていたラルトスを助けるために、マサルが『マサラ流格闘術』で助けたこともあったぞ」
「待ってください。突っ込みどころは一つにしてください」
やっぱりビートの言葉に不思議そうに首を傾げる幼馴染’s。ビート頭痛を抑えるように米神を抑えながら口を開く。
「まず一つめです。何歳の時にワイルドエリアに?」
「「五歳」」
「おかしいでしょう!?」
二人の即答にビートが突っ込む。その反応にマサルは落ち着けというジェスチャーをしながら口を開く。
「ビートはすぐに俺たちをキチガイ扱いするが、常識的に考えて手ぶらでワイルドエリアに行くわけないだろう」
「常識的に考えたら五歳でワイルドエリアに行くことはしないという突っ込みはしませんが、そうですよね。ピッピ人形くらい持っていきますよね」
「そうだぞ。ちゃんとモンスターボールは持っていったぞ」
「そうじゃないでしょう!!」
ホップの言葉に思わず突っ込むビート。だが、マサルとホップはビートの反応を無視して会話を続ける。
「懐かしいな。俺が襲われていたラルトスを助けるためにとても強そうなイワーク相手に『爆熱・ハロンフィンガー』を叩きこんだんだ。まだ未熟だった俺じゃあ戦闘不能にはできなかったけど撃退できたんだよな」
「爆熱・ハロンフィンガーとは?」
「ちなみにその時助けたラルトスがマサルのサーナイトだぞ!! サーナイトは助けられた恩義でマサルにゲットされたんだ!!」
「待ってください、マサルのサーナイトが頻繁に仕掛けてくる見たことないかくとう技って……?」
ビートの言葉にマサルはイイ笑顔でサムズアップ。
「マサラ流格闘術だ!!」
「意味がわからない……!?」
「いや、サーナイト……当時はラルトスだな。それが俺と一緒に習いたいっていうから親父に教えられただけだぞ? 旅をするには必須だからな!!」
「なぜマサルは自分で戦うこと前提なんですか……!?」
ビートの突っ込みも幼馴染(キチガイ)達は懐かしそうに会話を続ける。
「その後にマサルに協力してもらって俺のバイウールー……当時のウールーもゲットしたんだぞ。懐かしいなぁ」
「ああ、俺が手加減間違えて何匹か倒しちゃったんだよな」
「人間が素手でポケモンを倒す……!?」
生物的に信じられないことを言っているマサルに戦慄するビート。確かにウールーは強いポケモンとは言えない。だがそれでも人間が素手で倒すのは不可能だ。
「そういえばマサルは気づいたか?」
「あ、やっぱりホップも気づいたか」
「当然だぞ」
そして何かに気づいている会話をするキチガイたち。基本的にエリート思考で他者を見下しがちだが寂しがりやなビートはその会話についていけないのが不満なので口を挟む。
「何があったんですか?」
ビートの言葉に二人は顔を見合わせてからホップが口を開く。
「ビートは今日戦ったダイマックスハガネールの右目が陥没していたことに気づいたか?」
ホップの言葉にビートは戦ったダイマックスハガネールを思い出す。
「そういえば確かに右目が陥没していましたね。でもそれがどうかしたんですか?」
「あのハガネールマサルが五歳の時に撃退したイワークだぞ」
「はぁ!?」
ホップの言葉にビートはマジ驚愕声をあげてマサルを見ると、マサルは腕を組みながら頷く
「あのハガネールはなかなか根性ある奴でな。俺がワイルドエリアに入るたんびに俺を襲撃してくるんだ。最初はイワークだったけど、途中でハガネールに進化してな。だからあいつが襲ってきた時はサーナイトじゃなくて俺が戦うことにしてる」
「その発想はおかしい」
「なんど負けても這い上がってくる……へへ、暑い男だぜ!!」
「違うそうじゃない」
「そうだぞマサル」
ホップの言葉にビートは驚く。なにせホップも(主にマサルのせいで)キチガイ側だ。だが、否定したホップの言葉にビートは頷く。
「そうです。言ってやりなさいホップ」
「あのハガネールは女の子だぞ」
「そうじゃない!!」
やっぱりホップはホップであった。突っ込みどころがおかしい。
「そうか、あのハガネール雌だったのか。そうなると顔に傷をつけたのは可哀想だったかな」
「違う、そうじゃない」
「そうだぞ。兄貴だって『雌をゲットする時は必要最小限の傷で』って言ってたろ」
「違う、そうじゃない」
完全に常識からずれた会話をするマサルとホップのキチガイコンビ。こんなキチガイが育ったハロンタウンというところがビートはちょっと怖くなった。
「そうだ、ダンテさんで思い出したんだけどさ」
ビートが常識とはなんだと考えている横で諸悪の根源であるマサルは呑気に口を開く。
「ガラルポケモン協会からさ、地方別対抗戦に出場しないか言われたんだよな」
「「地方別対抗戦?」」
マサルの言葉にホップとビートが不思議そうな声を出す。それにマサルを説明を続けた。
「ほら、年末にテレビでやってるだろ? 各地方のチャンピオンと代表トレーナー四人の合計五人での勝ち抜きチーム戦」
「あれですか」
ビートは施設にいた時に、施設の子供たちが熱中してみていた試合を思い出す。代表トレーナーのポケモン達はギリギリポケモンだが、各地方のチャンピオンの繰り出すポケモンはポケモンの皮をかぶった別の何かというのがビートの印象だ。それを見て常識的なビートは相棒のブリムオン(当時はミブリム)と一緒に常識は捨てないでおこうと心に決めたのだ。
冷静なビートの一方でホップは興奮しながら立ち上がった。
「すごいぞ!! あれに呼ばれたのか!!」
「おう!!」
「メンバーは!? メンバーはどうするんだ? 兄貴は当然入るだろうしキバナさんも可能性大だよな!?」
「ホップ、落ち着いてください」
「そうだぞ、ホップ。落ち着け。この地方別対抗戦は作戦が重要なんだ」
ごり押し上等の超絶脳筋のマサルから作戦という言葉が出てきたことにビートは感動した。頻繁にワイルドエリアで行方不明になったりバトルをすればスタジアム崩壊を頻発させるマサルにもついに作戦という知性が宿ったのだ。これはガラル地方にとっては重要事だ。なにせガラル地方のトップトレーナーが超絶脳筋から武闘派トレーナーになった可能性があるのだ。
マサルの言葉に興奮を隠せずにとりあえずホップは座る。
「そ、そうだよな。作戦は大事だよな。それでどんな作戦で行くんだ?」
ホップの言葉にマサルは真面目な表情をしながら口を開く。
「俺が先鋒で全員倒す」
「それは作戦じゃない」
「いやぁ!! シンオウ地方のシロナさんのガブリアスと戦ってみたかったんだよな!!」
「それってポケモンバトルですよね?」
「あのガブリアスとだったら熱いバトルができそうだぜ!!」
「それってポケモンバトルですよね?」
ビートの言葉をマサルは無視する。それでビートは察した
(あ、こいつ生身で戦う気だ)
強いポケモン数多いが、その中でもスバ抜けて強いガブリアス……しかも最強チャンピオンと名高いシロナのガブリアスと生身で戦うという発想になるバーサーカー。それがガラル地方チャンピオンのマサルである。
ポケモンバトルのつもりがトレーナーが殴り掛かるという珍事を受けることになるシンオウチャンピオンシロナに内心で同情しつつビートは口を開く。
「メンバーはどうするんですか? まさかマサルが選ぶんですか?」
ビートの言葉にマサルは不満そうにする。
「それがさぁ、協会が『これはガラル地方のメンツがかかっているので協会側でトレーナーを選抜します』って言われてさぁ。俺はノータッチ」
ギリギリのところでガラル地方ポケモン協会が仕事をしたらしい。
だが、すぐにマサルは嬉しそうな表情になった。
「その代わりだけどさ!! 今月末にガラルダッグトーナメントの開催を認めてくれたんだ!!」
「おお!! やったな!!」
「あれですか」
ビートが思い出すのはジムリーダー会議の時に開催されるかもしれないと言われていた案件。トレーナーがダッグを組んでトーナメントを戦う形式の新大会であった。
言い出しっぺがマサルとダンテの時点でビートには嫌な予感がしていたが、内容はいたって普通のダッグバトルであった。
「もうすぐ参加者受付だからな!!」
「ビートはポプラさんと出るのか?」
「たぶんそうなると思います」
ホップの言葉にビートは頷く。ビートからこの大会のことを聞いたビートの保護者は『これはピンクを広めるチャンスだね』というちょっと意味不明なことを言って乗り気になっていた。
「マサルはマリィですか?」
ビートが思い出すのはビートと同じくスパイクタウンジムリーダーを継いだ少女。どこをどうとち狂ったかマサルにゾッコンLOVEの彼女はマサルと一緒に出場しようとするだろう。
そんなビートの思いをよそにマサルはあっけらかんと口を開く。
「俺はホップと出るぞ」
「え?」
「俺たち親友パワーを見せつけてやるぞ!!」
マサルとホップの発言に後日、ビートはマリィからマサルとホップの関係の愚痴を聞かされることが決定した。
「お~い、ご主人。今戻ったぞ」
「お~、お疲れさんヨクバリス」
そしてキャンプ地にマサルのヨクバリスが戻ってきた。
「周辺を探したけどきのみはこれしかなかった。最近の天候不順のせいだろうなぁ」
「そうかぁ……サーナイト」
ヨクバリスの言葉にマサルがサーナイトに合図をすると、サーナイトも手慣れた様子でサイコキネシスでヨクバリスをさかさまにする。
するとしっぽから大量のきのみが降ってきた。
「ヨクバリス?」
マサルの言葉にヨクバリスは決め顔で口を開く。
「このヨクバリス!! 人間の手先になろうともきのみの独り占めはやめんぞ!!」
「サーナイト、やれ」
「アァァァァァァ!!!!!!」
サーナイトにしばかれるヨクバリスを見ながらビートはポツリと呟く。
「普通ヨクバリスはしゃべりませんよね?」
「? マサルのヨクバリスはしゃべるぞ?」
それは普通じゃないからだ、という突っ込みをビートは飲み込むのであった。
マサル
ガラル地方が誇るバーサーカー。手持ちがいなくなると自分が戦う(そして勝つ)
ホップ
マサルの幼馴染。主にマサルのせいで常識はクラッシュされている
ビート
マサルとホップに振り回される苦労人。常識人なので二人の正気を疑う
マサルのサーナイト
マサルの相棒。タイプ:エスパー、フェアリー、かくとう。ダンテとのチャンピオン決定戦でキョダイマックスリザードンのキョダイゴクエンをエネルギーに変えてハイパー気合パンチでワンパンしたのはあまりにも有名。
マサルのヨクバリス
何故か人語は話す
作者の作品を初読みの方は初めまして。別作品を読んでくださっている方はいつもありがとうございます。
この作品は作者が「キチガイマサルと天然ホップに振り回される苦労人ビートが読みたいなぁ」と思った結果書かれたものです。話の展開でマサルがバーサーカーになりましたが、ポケモン的には普通ですよね(アニメ的な意味で
連載するかは不明です。たぶん連載したとしても超絶不定期になると思います。
というかポケモン小説書くなら非公開にしているキルクスタウンの女の子を書けって話ですよね。でも向こうはもう書く気がないのです。申し訳ない
え? ヨクバリスが喋ってる? ヨクバリスは喋るものでしょう