自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。

昨年は大変お世話になりました。
今年も宜しくお願い致します( `・∀・´)ノヨロシクナ

まず初めに謝罪と訂正をさせて頂きます。
結論から申し上げますと、第99話、100話でコルサントに潜入したメンバーをファイヴスからヘヴィーに変更させて頂いております。
大変申し訳ございません。

以前の回(第91、92、93話参照)で、ARCSトルーパーのオーリーと共に行方不明となっていたのですが作者の頭からその出来事が完全に抜けており『まあ、取り敢えずファイヴスとエコーはセットっしょ』と軽い気持ちで書いてしましましましましままま(土下寝)
真にサーセン。
物語の進行に影響はありません。
お手数をお掛けしますがご認識の程、宜しくお願い致します。



第101話 取り敢えず親機を何とかする

<惑星コルサント>

 

「これが一体いくつあるんだ?」

 

「発生しているエネルギーを計測した所、惑星全体に影響を及ぼす為に必要な数は少なくても・・・数百基」

 

「数百だって!?」

 

エコーからもたらされた情報に嫌な顔をしているのは俺だけではないだろう。

みんなヘルメットで顔が見えないが決して俺だけじゃない筈だ、絶対そうだ。

 

「それは・・・どう考えても俺達だけでどうにかできるレベルじゃないな」

 

独り言のようにヘヴィーが力なく口を開いた。

しかしヘヴィーも随分と変わったな。

以前は不良分隊のレッカー・・・とまでは言わないが割と脳筋のイメージだった。

まあ装備しているのは相変わらず脳筋武器(Z-6回転式ブラスター砲)だけど。

っていうか今更だけど、よくそんな物持って空挺降下したね?

 

そんなヘヴィーの言葉を聞いてエコーが頷く。

 

「ああ無理だろうな、だがこれだけの数だ。親機となる個体がある筈だ」

 

「その親機がコイツらを統制している親玉ってことか?」

 

「はい、コマンダー。その可能性は高いと考えられます」

 

エコーによると、これだけの範囲(惑星全体)に効果を持続させるには親機となる個体が必要だと言う。

俺達の目の前にある子機とでも呼ぶべき個体に不具合や問題が発生した際にも、出力の調整などを行って効果を持続させるそうだ。

 

「逆に言うと、親機に問題が発生した場合は—————」

 

「—————他の子機も使い物にならなくなる?」

 

「恐らくは・・・」

 

エコーの説明に俺が言葉を続ける。

なるほど、簡潔に言うと母機をぶっ壊せば良いって話だな。

簡単じゃないか、これだけ聞けば。

 

「だがそう簡単に済むわけはないだろうな」

 

当然この状況を作っている“要”である親機の守りは厳重だろう。

俺達は重砲なんかの火器や戦闘ビークル、ファイターなんかも使用できない状況だ。

・・・と言うか使えない元凶が“コイツ”らだ。

 

子機ですら全高30mはある。

その親機となったらどれだけデカいか想像もつかない。

 

「接近してのサボタージュ(破壊工作)、それ以外方法はないだろうな・・・爆薬は?」

 

俺がそう言うと、クローン・コマンドーの隊員がバックパックを開いて装備を見せてくる。

普通の任務だったら十分すぎる量だ。

しかし、親機の大きさも構造も全く情報がない。

爆破と一言で言ってもテキトーに仕掛ければ良いという訳では無いのだ。

 

「とにかくコイツらの“ママ”を見つけるのが先決だな、話はそれからだ」

 

 

 

 

俺達はあちこちで火の手が上がっているコルサントの街を進んでいた。

いや、正確にはジェットパックを使ってビルからビルへと大きくジャンプするように進んでいた。

眼下に広がる街の様子はまさに無秩序という言葉がそのまま表現されたような状況だった。

 

突然、多種多様な機械が使えなくなった事で市民は混乱していた。

上空を飛んでいた船やスピーダーが生活圏に落下し、多くの高層ビルに衝突している。

加えて空には正体不明の巨大宇宙ステーションだ。

慌てるなと言う方が無理がある。

 

混乱する市民の一部は暴徒化し、既に少なくない死傷者が出ているようだ。

そんな街中をホイホイ進むわけにもいかず、ジェットパックの燃料を節約しながら比較的安全な方法を選択したという訳だ。

 

それに目的地も不明なまま、むやみやたらに歩みを進めているという訳でもない。

親機の場所を知る為に上空で待機しているコマンドー・ドロイドに連絡を取り、周辺をスキャンさせた。

まあ連絡したと言っても長距離無線が使えないから、短距離無線が使用できる高度まで上昇したんだけどね・・・

 

その親機はコルサントの中心部に当たる連邦地区、所謂元老院地区に反応があるようだった。

この元老院地区には銀河元老院議会場や元老院ビル、ジェダイ・テンプルなども存在する地区だ。

コルサントの中心部にだったら色々都合が良いのだろう。

こっちからしたらやり難くて仕方ない。

 

「もうすぐだな」

 

俺がそう一言呟くと、ヘヴィー達が気を引締め直すのを感じる。

ここからは一瞬も気が抜けない。

 

「再度、武器・装備の点検。異常の有無を報告し・・・・・ろぉぉぉ??」

 

俺の間抜けな声に首を傾げるヘヴィー達。

その視線の先にはEMP発生装置の影響を受けた為か、惑星の重力に従って落下する船が確認できる。

 

「我が軍の物ではありません」

 

1人のコマンド―がそう口にする。

確かにあれはウチの物ではないな。

だがその特徴的な外観は見間違いようがない。

クワット・システム・エンジニアリング社製のファイアスプレー31級哨戒攻撃艇。

有名どころで言うと、ジャンゴ・フェットやその息子のボバ・フェットが使用していた機体だ。

ここからでは確認しようがないが、流石に彼らの使用するスレーブⅠでは無いだろう。

・・・まさかね?

 

 

だがデス・スターがコルサントを封鎖し、さらにはウチの部隊とドッグファイトを繰り広げている宙域に危険を冒してまで突破してくるのはどうも引っかかる。

それだけの腕がありながらEMPの存在に気付かずに、ああして落下してきているのも・・・

 

「どゆこと?」

 

突然の事に開いた口が塞がらないが、寧ろこの状況は利用できる。

帝国側も騒ぎになっている筈だ。

あの船のことも気になるが、今は親機の破壊が優先だ。

 

驚き故に浮かべたアホ面をヘルメットのお蔭で晒さないで済んだことに感謝しつつ、俺は努めて冷静に、1mmも動揺していないと言わんばかりのイケボ(金田〇夫)で仲間に声を掛ける。

 

「好機だな。どこのおバカさんかは知らないが今は感謝しておこう」

 

彼らは頷くとすぐに武器装備の点検を終え、隊列を組んで歩みを進めるのだった。

 

 

 

________________________________________

 

 

 

□少し時間を遡る・・・・・

 

「ねーねー、ちょっと俺に操縦させてくれない?」

 

「これは俺の船だ。他の奴には任せられん」

 

「コマンダー、少し大人しくしていた方が・・・」

 

「あー! ファイヴスまでそんなこと言うんだ!? オーリーのガラスのハートは砕け散って宇宙に散らばったよ?」

 

「・・・・・」

 

「ねー、ちょっと!? 無言でバイブロソード起動するのやめてくれない!? 怖いんだけど!? 本当に宇宙のゴミになっちゃうから!? っていうかこのやり取り久しぶりだね? 大好きだよヒュメルたんんんんん!?!?!?!?」

 

スレーブⅠにはアーマーを着込んだ4人の男たちが搭乗している。

緑色のペイントが施されたマンダロリアン・アーマーを身に着けた寡黙な男に、船の操縦を変わって欲しいと声を掛けるのはARCS トルーパーのオーリーだった。

共に先の作戦で行方不明となっていたARCトルーパーのファイヴスに止められている。

ファイヴスは量産型グリーヴァスによって重傷を負わされたが、治療の甲斐あって今では元通りに回復している。(第91、92、93話参照)

 

そしてもう一人、その騒がしさを見かねた漆黒のアーマーを装備した人物がヴァンブレイス(腕部のアーマー)に格納されているバイブロソード(高周波ブレード)を起動してオーリーに迫っていた。

 

「ネイラー、この男は大丈夫なのか?」

 

頭を指さしながら口を開いたのはスレーブⅠの持ち主で、賞金稼ぎジャンゴ・フェットの息子であるボバ・フェットだ。

彼もまた父と同じ賞金稼ぎという道を歩んでいる。

肉体、精神共に成熟したボバの名は既に裏の世界で広く知れ渡っていた。

彼がネイラー(仕留める者)と呼ぶ男の名と共に。

ボバにネイラーと呼ばれている人物は共和国軍でヒュメルと呼ばれていた男だ。

ARCSトルーパー4人の内の1人であり、かつてレイの命を救い行方不明となっていた。

先の任務で重傷を負った彼は秘密裏にシディアス陣営に回収されており、記憶を消された上で対ジェダイ訓練を施されたクローン・アサシンの指揮官となっていた。(第59話参照)

任務の失敗や、以前の記憶の断片に悩まされていたヒュメルは部隊を追われ、放浪していた際にボバと合流したのだ。(第81話参照)

 

「・・・腕“だけ”は確かだ」

 

「お前が言うのなら、信じよう」

 

「ねー、ちょっとボバ君? 頭を指さしながら渋い声で『この男は大丈夫なのか?』は流石に失礼すぎるんじゃない? それにヒュメルちゃんも“腕だけ”って何よ!? オーリーもうショック過ぎて立ち直れない♪」

 

「「「・・・・・」」」

 

「・・・こ、コマンダー、モノマネお上手でs」

 

「ありがとう♡」

 

食い気味に礼を述べるオーリー。

周囲に立ち込める気まずい雰囲気を少しでも和らげようとファイヴスが口を開くが、どうやら望む効果は期待できないようだった。

そしてARCSトルーパーのリーダーとして、何の問題も無く(?)長年彼らを率いていたレイのコミュニケーション能力に対して静かに脱帽するのだった。

 

そんなオーリーはと言うと、気まずい雰囲気など少しも感じていない様子で鼻歌を歌いながら操縦席の周辺を徘徊している。

 

「・・・ほら、代ってやる」

 

「え、良いの!? ボバちゃん優しいぃぃ♪」

 

「こうウロウロされては気が散ってしかたない」

 

ボバは諦めたように操縦席を立つ。

『どっこいせ♪』と声に出しながら操縦席に座るオーリーの背後に、ヒュメルが音も立てずに忍び寄る。

『これでいつでも後ろから切り刻める』と喜びの感情を表すようにバイブロソードを出し入れしている。

 

「な、なんか寒気が・・・まさか!!」

 

“暗殺対象”が突然声を上げたことに身構えるヒュメル。

いつでもオーリーの命を刈り取れるように、その剣先は彼に向けられている。

 

「まさか俺っちも、とうとうフォース感応者に!? どうしようヒュメルちゃん!? マスターは誰が良いかな!?!? 個人的にはむさ苦しい爺さんよりもセキュラ将軍みたいなピチピチでダイナマイトな若いお姉さまの方・・・がぁぁぁぁ!?!?!? 死ぬ!! マジで死ぬからやめて!? 剣先がめっちゃブルブル振動してるって!! なんかセンシティブに見えるから!! 18禁になっちゃうから!?!?」

 

「「・・・・・」」

 

そんな光景を見てボバとファイヴスは一緒に深いため息をつくのだった。

 




はい、お疲れさまでした。

久しぶりのヒュメルとオーリーの登場でしたね。
作者としてもARCSトルーパーの絡みは書いていて楽しいので今後の展開も期待したいです。
・・・書いてるの俺か。

それではまた近いうちに・・・・・
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