自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。

Twitterでも投稿したのですがハズブロ ブラックシリーズから出ているレックスのヘルメットを買っちゃいました。
ヘルメットを買うのは初めてだったのですがそのまま映画の中から飛び出してきたような見た目に大人気なく大興奮(恍惚)しちゃいましたw
もうね、コレクションするしかないよアレは。
フィギアとかは興味ないのですがヘルメットはヤバいです(語彙力)
クローン・トルーパー大好き人間からすると、揃えて並べて超ハッピーしたいです(?)
ただ何年か前に出た物は定価で売っていないので頭を抱えています・・・

クローン・コマンドーのヘルメットとか発売されないかなー
実写ドラマで登場すれば出るのかなー
お願いいたしますディズニー様(土下寝)



第103話 取り敢えずドームは無理

<惑星コルサント 連邦地区>

 

俺たちは連邦地区内を静かに移動していた。

メンバーはARCトルーパーのエコーとヘヴィー、加えてクローン・コマンドー1個分隊(4人)だ。

少し離れた場所で爆発が起きた為、帝国の対処部隊が出動した。

それにより強固な守りを敷いていた連邦地区にも綻びが生まれたのだ。

 

と言うか・・・

 

「なあ、ヘヴィー?」

 

「はい、コマンダー」

 

「お前のアイデンティティをとやかく言うつもりは無いんだが、潜入任務に“それ”はさすがに場違いなんじゃないか?」

 

ヘヴィーはこの状況でZ-6回転式ブラスター砲を装備している。

と言うかそれを持ってよく空挺降下できたもんだ。

中々の練度だな、うん。

コイツの人事評価を上げてやろう。

給料増えるぞ、良かったな。

・・・俺は何を言ってるんだ?

 

「いえ、コイツはもう自分の一部みたいな物なので」

 

「コマンダー、ヘヴィーに何を言っても無駄です。ドミノ分隊の連中で何回言っても聞きませんでしたから」

 

呆れ顔(?)でエコーがため息をつく。

ま、まあ自主的に分隊支援火器を持ってくれるのは助かるけどな。

自衛隊時代はMINIMI(ミニミ)※が回ってくるだけでテンションだだ下がりだったからな。

※ベルギー製のLMG(軽機関銃)で分隊支援火器として用いられる。

 

あれ持って市街地戦とか室内戦とか無理。

僕はか弱い男の子だからお箸より重いもの持てないの☆

 

箸と言えばこっちに来てからラーメンや寿司を食べてないな・・・

寿司みたいな食べ物があると噂は聞いたことはあるが、さすがにラーメンは聞いたことがない。

日本に居た時はめちゃくちゃ好んで食べていた訳じゃないが、食べられない環境にいると何故か無性に欲しくなる。

 

そうだな、うん。

戦争が終わったらラーメンを作るのも良いな。

長年食べ続けたら病気になりそうな“どギツイ”やつで店を開くのも良いだろう。

B-1達を使えば人件費ゼロだ。

 

くっくっくっ・・・

退職後にボガーノでのんびり過ごす計画がまた一歩進みそうだな。

日本の食文化を舐めるなよ?

どこで何を食べても一定以上の味が保障されているなんて日本くらいだ。

(筆者の肌感覚)

 

ラーメンだけじゃない・・・日本の食文化そのものを輸入すれば成功間違いなし!

俺の腹も膨れ、財布はクレジットで膨れる!

最高の計画だ!

この計画を通して俺の名が銀河中に轟くことになるだろう!

引きこもりのシス卿ニート・シディアスなんて目じゃない。

 

なら早く銀河を平和にしないとな。

待ってろよ、俺のクレジットちゃん!!!

 

「くっくっくっく」

 

その日、警備に就いていたストームトルーパーの何人かは不気味な笑い声を聞き、連邦地区には幽霊がいると噂が流れるようになったとかならないとか。

 

それを間近で見ていたエコー達は、『コマンダーが何かまた企んでいる』と特に気にする事は無かった。

無駄なことを考えていても、素早く静かに潜入行動自体は続けていた為、特段言うこともないのだろう。

 

 

 

________________________________________

 

 

 

【後刻】

 

あれから少し経ち、レイ達はEMP発生装置の母機が設置されているすぐ目前まで移動していた。

潜入任務に7人と言う人数は明らかに多すぎるが、それでも発見すらされないでここまで移動できたのは彼らの練度の高さを証明していた。

 

「エネルギーの発生を探知、恐らくあれがEMP発生装置の母機だと思われます」

 

エコーがそう口にする。

彼が示す方向には巨大な建造物がそびえ立っていた。

いや、あの建物は俺も知っている。

そもそも“あれ”は元からここに在ったものだ。

 

「おい、まさか・・・冗談だろ?」

 

その示す先は、連邦地区の中心に設置されている元老院ビルだった。

このビルは巨大なドーム型の建物で、ドーム部分の直径は2キロメートルにも及ぶ。

あの建物には銀河元老院会議場が丸ごと設置されており、銀河元老院本部そのものだ。

 

あの建物自体がEMP発生装置の母機として機能している・・・?

あんな物、一個人の判断では物理的にも政治的にも壊せる筈がない。

 

「だがいつの間に元老院ビルにそんな物が・・・?」

 

ヘヴィーは驚きを隠そうともせずにそう口にする。

彼のいう事はもっともだ。

そんな事が短期間に出来る訳がない。

 

「まあ“誰が”に限って言えば十中八九パルパティーンが元凶だろうな。奴が議長に就任してからなのか、そもそもそれ以前からなのかは分からないが長い時間を掛けて少しずつ改造していったって所だろ」

 

パルパティーンは議長に就任する以前、一介の議員に過ぎなかったころから確実に多方面へとその影響力を拡大していた。

いつからこの計画が動いていたかは知りようもない。

正史通りに奴のそもそもの計画、オーダー66と帝国の樹立が成功すればそれでよし。

万が一失敗しても、銀河の中心であるコルサントの中枢を抑えることもできる。

全く・・・無駄のない計画だよ、クソッタレ。

 

「とにかく、ここで腐っていても仕方ない。アレを丸ごと破壊する事はできないが状況は把握する必要がある」

 

元老院の先生方が丸ごと人質に取られているようなものだ。

迂闊に手出しする事もできない。

・・・いや、状況はもっと悪い。

空にはデス・スター、陸にはEMP発生装置、惑星が丸ごと人質って訳だ。

 

 

 

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連邦地区から少し離れた場所ではブラスターの光弾が行き交っていた。

 

「くそっ、貴様に任せた結果がこれだ」

 

緑色にリペイントされたマンダロリアン・アーマーに身を包むボバ・フェットは悪態をつきながら、EE-3カービン・ライフルのバースト機能を用いて一瞬のうちに三人のストームトルーパーを亡き者にしている。

 

彼らはオーリーの操縦するスレーブⅠに搭乗していたが、高度を下げたある地点でEMPの影響を受けて地表へと墜落したのだ。

何とか船を不時着させたオーリーだったが、その騒ぎに帝国のストームトルーパーが出動してしまったのだ。

 

「ま、まあボバちゃん落ち着いて? 何とか船は無事・・・でしょ?」

 

対するオーリーは、二丁のDC-17ハンド・ブラスターを用いて目で追えない程の速射を披露しており、その銃口の先にいるストームトルーパーは次々とその場に倒れこむ。

そんな彼の示す先には大破こそしていないが、見る影もない程ボロボロになったスレーブⅠが煙を上げていた。

愛機の状態を目にして、ボバは深いため息をつく。

 

『距離を取りつつ弾幕を張れ。D分隊は回り込むんだ』

 

帝国のストームトルーパーを指揮しているのは共和国時代のカターン級アーマーに身を包んだクローン・コマンドーだった。

パルパティーンの命令に従うクローン達は一世代目のストームトルーパーとなり、志願兵たちの教官となっている。

特にクローン・コマンドー達はその優れた能力を評価されて、先任教官や要人の警護など重要なポストに就いているようだった。

 

生まれてからずっと戦闘訓練を積んでいたクローンに比べれば志願兵はお粗末だが、短い期間でストームトルーパーの平均的な戦闘力は向上しているようだった。

最低限の指示を遂行できる程度には成長している。

 

しかし、相手が悪かった。

それでも“練度の水準”そのものが違うのだ。

言われた事しかできない兵ではバトル・ドロイドと何ら変わらない。

今帝国が相手にしているのは指揮官などいなくとも、自ら思考し、最善の戦略・戦術を取る。

彼らはそれが可能な技術を持っているのだ。

 

中遠距離からボバとファイヴスが正確な射撃を行い、オーリーは至近距離から“連合国一”の至近距離射撃の技術を遺憾なく発揮している。

 

そしてオーリーよりもさらに近い距離で戦う戦士がいた。

漆黒のアーマーに身を包んだヒュメルは、両腕に装備された高周波ブレードを用いて斬撃を繰り出していた。

特殊な合金で作られ、高周波と小型の電磁パルス発生チップを埋め込まれたヒュメルのブレードはライトセーバーによる破壊耐性も獲得している。

その攻撃力は凄まじく、ストームトルーパーのアーマーを次々と簡単に切り裂いていった。

 

ヒュメルは部隊を指揮しているクローン・コマンドーに狙いを付け、彼のアーマーに装備された専用装備【ベルセルク】を起動すると人間の限界を超えた速度で加速し、一瞬のうちにコマンドーの下へと接近する。

 

ヒュメルは加速された勢いもプラスして部隊を率いているクローン・コマンドーに斬りかかる。

しかしコマンドーは腕部に装備されたリパルサー・ブラストを起動してヒュメルを後退させる事に成功する。

リパルサー・ブラスは短距離にはなるが前方扇状にショックウェーブを発生させて、対象をノックバックさせる効果を持つ。

直接的な殺傷能力は持たないものの、簡易的なフォース・プッシュのような効果をもたらす装備だ。

 

ヒュメルは不意打ちを受けたものの直ぐに態勢を整える。

だがコマンドーはその一瞬の隙を見逃さず、連射性に優れたDC-17mによる射撃でヒュメルを牽制する。

 

「・・・やるな」

 

『ネイラー、今のうちに引くぞ。敵の増援だ』

 

ヒュメルのヘルメットにボバからの通信が入る。

それを受けて遠方を確認すると、帝国の増援部隊が向かってくるのを確認できる。

ヒュメルはその言葉を受けて大きくボバ達の下へと大きく跳躍しようとする。

 

しかし敵の撤退を『はいそうですか』と受け入れるクローン・コマンドーでは無かった。

自らブラスターを構え、部隊にも発砲を命令する。

 

今まさにブラスターの引き金が引かれる瞬間、コマンドーらの足元に小さな筒状の物が転がる。

一瞬のうちに爆発物だと判断したコマンドーは『手榴弾!』と叫び、周囲に注意を促す。

しかし発生したのは爆発でなく、視界を妨げる煙幕だった。

 

大量の煙が発生し、後方へとヒュメルが跳躍する。

その姿を一瞬捉えるコマンドーだったが、あっと言う間に視界が効かなくなる。

 

下手に発砲すれば味方への誤射に繋がる可能性がある。

隣の仲間の姿も認識が難しい帝国兵に取れる行動は、予測される敵からの火砲から身を隠す事だけだった。

 

しかし、警戒していた敵からの攻撃もなく、煙が晴れたその場所に残されていたのは一体のB-1バトル・ドロイドの頭だった。

そこには『苦労人のコマンドーちゃんへ素敵なプレゼント☆』と書かれていた。

 




はい、お疲れ様でした。
オーリー君、どこかで拾ってきたB-1の頭を帝国のクローン・コマンドーにプレゼントしていましたね。
書かれていた内容と言い、どう考えても煽りでしかないのですがオーリー君自身は特に深い意味を込めていた訳ではありません。
ただ撤退するのではつまらないと思ってやったようですがコマンドーのプライドは逆なでされています。
夜道には気を付けた方がいいよ、オーリー君・・・。

【かつて選ばれし者と呼ばれた騎士】の方では完結後のスピンオフを投稿し始めましたので、宜しければそちらもご覧ください。

それではまた近いうち・・・・・
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