自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。

近隣にYogiboのテナントがあるのですがスターウォーズコラボしててビビりました。
その場の勢いに任せて手を出しそうになりましたが何とか踏みとどまることができました。
少し前の話なんですけど、まだやってるのかしら・・・。
折り畳みクッション?枕?なら使うこともあるし無駄遣いにならないですよね?
買っても良いですよね?
ありがとうございます。
そう言って頂けると思っていました。



第110話 光速ならイケます

アブリオン宙域では既に戦闘が始まっていた。

連合国軍と帝国軍の艦隊は入り交じり、激しい砲火を交差させていた。

 

<第117コマンド大隊旗艦 “アルテミス”>

 

「ライズ、船は任せるぞ」

 

『了解ですコマンダー。しかし本当に単独で?』

 

「問題ないさ。元々俺達はこうだったんだ」

 

コムリンクを起動させ、ブリッジで指揮を執っている副官のライズと通信を繋げる。

このアルテミスは俺達の任務の特性上、前線から少し後方に待機している。

まあ俺達が出て行けばすぐに光弾の嵐の中に突っ込んでいく事になるけどな。

 

『マスター、何かイレギュラーが起きた際は御身を第一に』

 

ライズとの通信に割り込んできたのはスーパー・戦術・ドロイドのタティスだ。

彼女はボガーノ艦隊の総司令としてこの戦いに参戦している。

 

「タティス? いや、そういう訳にもいかんだろ」

 

『ダメです。これは決定事項です』

 

えぇ・・・

俺に選択肢無いんですかね?

我が身大事で任務放り出す奴はウチの軍には一人もいない。

タティスには悪いが任務優先だ。

 

『・・・マスター、もう一度言います。これは“決定事項”です』

 

何!?

怖いんだけど!

タティスさんフォース=センシティブにでもなったの?

フォース使いなの?

ジェダイなの?

心を読んでいるような発言は控えて下さい。

怖いので()

 

 

 

 

<ニュー級アタックシャトル ARCS専用機>

 

「随分と久しぶりな感じがするな」

 

「ああ、実際4人揃って任務に就くのは数年ぶりだからな」

 

俺達は懐かしの機体に揃って搭乗し、ヴェネター級から静かに発艦していた。

ARCS専用のニュー級アタックシャトルは正直原型を留めていないほど改造されているから、このまま帝国軍のシャトルを装って侵入することはできない。

まあそもそもこんな大規模な戦闘中だ。

承認コードを持っていたとしても、大人しくゲートを通してくれるとは到底思えないけどな。

 

「ねえレイレイ? シールドあるけどどうやって通るの?」

 

コクピットからオーリーの声が聞こえる。

惑星スカリフの軌道にはシールド・ゲートと呼ばれる宇宙ステーションが浮かんでいるのに加えて惑星全体が偏向シールドで覆われている。

それに加えて帝国軍のスターデストロイヤーも護衛に就いているしそのまま行けば宇宙の塵にされるだろうな。

一番シンプルで確実なのはシールド・ゲートを通ることだが、『あのー、入りたいので開けてもらえます?』と言った所でどうにもならんだろう。

 

「ああ、普通はシールド・ゲートから入るからな。どこにも隙は無いだろう」

 

「おい待てレイ、それなら俺達はどうやって中に入るんだ?」

 

アディスから至極当然な疑問を投げかけられる。

正直俺もこの作戦は取りたくない。

EP7,8,9を認めていない俺からすると屈辱にも感じる作戦だ。

でもこれしか思いつかなかった。

じっくり考えれば他の作戦も取れたのかもしれないが俺の頭ではこれが限界だった。

 

「偏光シールドのリフレッション・レートを利用する。上手く行けば地表にジャンプできるはずだ」

 

「ねえ俺っち良く聞こえなかったんだけどさ、地表にジャンプって言った? ねえ言った?」

 

「・・・うるさいぞ黙れ」

 

「なによヒュメルちゃん!? 今回ばかりは俺っち悪くないと思うよ!? レイレイがとうとう壊れちゃったから急ぎカミーノに向かおうって話になったって思い込んで良い!? あ、でもカミーノのクローン施設壊されちゃったのか・・・それなら他の場所で『シャキーン』待って、待ってヒュメルちゃん!? いきなり高周波ブレード出さないで!? ブルブル振動してるし、なんか電流も流れているから!? 死ぬ! 死んじゃうから!!」

 

「おいオーリー、頼むから少し静かにしていてくれ。レイ、詳しく話してくれ」

 

オーリーの無駄話&長話に耐えられなくなったヒュメルが腕部に装備している格納式の高周波ブレードでオーリーの身体を切り刻むその刹那、アディスが俺に話の続きを促してくる。

俺はため息をつきながら言葉を続ける。

 

「惑星全体を覆う程の偏光シールドを正常に運用する為にリフレッシュ・レートが用いられる。その隙を突いてハイパースペースにジャンプして、シールドを抜けた所でハイパースペースから抜け出すって寸法だ。亜光速だとシールドを抜けられないが光速なら—————」

 

「—————シールドを突破できるということか。原理上は可能かもしれないが・・・」

 

「ああ、一瞬でもタイミングを間違えば俺達は粉々だろうな」

 

俺の話を聞いて他の三人は黙り込む。

自殺行為というか・・・自殺そのものと言っても過言ではないよな。

コイツらが拒否しても誰も責められない。

それに上手いこといって惑星に侵入できたとしても待ち受けているのは帝国の大軍だ。

死んで来いと言われているようなものだ。

 

そもそも何故ここまでの危険を冒してスカリフに行く必要があるのかというと、デス・スターがシールドに守られているからだ。

スカリフの基地からデス・スター全体を覆う程のシールドが展開されていることによって、あの悪魔の兵器を破壊する事ができない。

イメージ的にはEPⅥと同じ状況だな。

それに加えて現在デス・スターは修理、点検中のようで本来の力を発揮できないでいる。

アレが通常運用できるようになれば、連合国艦隊は壊滅だ。

 

「まあそれしかないなら仕方ないだろうな」

 

「当たって砕けろだぜ! あ、砕けたらダメなのか・・・まあそんな事はどうでも良い! 俺っちは覚悟決めたぜ!?」

 

「・・・後はやるだけだ」

 

知 っ て た 。

 

こういう奴らなんだよな。

だから信用できる。

背中を預けられる。

命を掛けられるんだ。

 

まあ最悪死ぬだけだしな。それ以上に酷い事にはなりようがない。

 

「本物の馬鹿だよ、お前らは・・・・・ヒュメル、惑星全体をスキャンしてくれ。リフレッション・レートとジャンプのタイミングはお前に任せる」

 

「・・・了解」

 

そんじゃ、一世一代の大博打と行きますかね。

 

 

 

 

「今更だけどさ、ホントにやるの!?!? 直前になって心の準備が・・・オーリー泣いちゃうぅぅぅぅあああ????」

 

オーリーの泣き言?と時を同じくしてヒュメルはハイパースペースから出るためにレバーを操作する。

タイミングは任せるって言ったけどさ、まさかオーリーが騒いでいるのが我慢できなくてレバー操作しました?

まさかね?

違いますよねヒュメルさん?

これで死んだら化けて出てやる!

 

ヒュメルがレバーの操作を終えると光速空間から脱出し、美しい熱帯気候の景色が目に飛び込んでくる。

いや、正確には目前に迫っていた。

 

あ、終わったわ。

自分の中で流れる時間が酷くゆっくりに感じられる。

死ぬ時くらい一瞬で殺してくれ!

これじゃあ自分が死ぬ瞬間をゆっくりと味わうことになってしまう。

 

だがその瞬間は永遠に訪れることはなかった。

ヒュメルが常人には決して発揮できないような反応速度を発揮する。

しかしジェダイのように近い未来を先読みできる訳ではない。

目で取り込んだ情報を脳が処理し、手を動かすことができるまでには生物学的な限界がある。

ヒュメルは反射的に無意識のうちに操縦桿を操作することで地表への激突を回避する。

彼の専用装備である【ベルセルク】は常人には発揮できない領域まで自らを加速する。

その高速域に身体が慣れていたことが要因なのかもしれない。

 

しかし完全に衝突することはできず、シャトルは海に激しく着水することでようやく停止した。

もはや墜落と表現した方が適切といえるような状況だったが、奇跡的に4人に怪我はなく機体も無事であった。

 

「た、助かったぁぁ・・・ヒュメルちゃん、100回大好き」

 

「・・・・・」

 

さすがのヒュメルもがオーリーの軽口に答える気力は残されていないようだったが、今はオーリーに同意する。

今回ばかりは本気で死を覚悟した。

ハグの一つでもしたい気分だ。

 

こうして俺達は静かに(?)誰に気づかれることもなくスカリフに侵入することができたのであった。




はい、お疲れさまでした。
7,8,9は正史と認めていないレイ君でしたが断腸の思いでその知識を利用していましたね。

それではまた近いうち・・・・・
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