自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた 作:みどり色
みどり色です。
クレルって凄いですよね。
いえ、煽りではなく・・・
ジェダイの滅亡と、帝国の時代を予見していたのは単純に凄いなと思います。
空軍基地を制圧したことで、首都への補給を止められると考えていたオビ=ワンだが、彼が言うには首都防衛を担う敵からの攻撃が増しているという。
敵は惑星の軌道上にいる補給艦から、直接武器弾薬の補給を受けているそうだ。
加えて敵からの長距離ミサイルによって、首都攻略部隊が押し戻されている。
仮に首都へ向かう事になれば、ミサイルの雨の中を進むことになるだろう。
「大隊の出発は12時間後だ。全員で首都攻略のため、集合地点へ向かう」
「敵も首都防衛に必死なようですね。ケノービ将軍に協力して攻撃したいと、メッセージを送ってもよろしいでしょうか?」
「彼は手一杯だろう、それは我々もだ。だから全力で首都へ総攻撃を仕掛ける、良いな?」
「砲弾やミサイルの雨の中を、進むことになりますよ?」
「キャプテン、君が私の戦略に反対なのはわかっている。だが君は賢いし、忠誠心もあるから従うはずだ。早く準備しろ!」
<アンバラ空軍基地 格納庫>
「どうだヒュメル、調整の方は進んでいるか?」
この基地を制圧した後、ヒュメルを中心に、アディス、オーリーの三人に鹵獲した敵戦闘機の調整を頼んでいた。
「・・・あと30分も調整すれば、手足のように動かせるはずだ」
流石だな。
ヒュメルは単独潜入や、破壊工作を専門としている事から、機械工学や電子工学に精通している。
状況によっては、敵の武器・兵器を鹵獲して使う事もあるからな。
こういう場面でも、非常に頼りになる。
え?
そういうお前は、何をしているんだって?
お、俺はあれだ、応援しているんだ!
別に工学分野が苦手とか、そういう理由では決してない。
ただちょっと・・・配線とか見ると、何が何だかわからなくなるだけだ。
何故、戦闘機の調整をしているかというと、惑星軌道上にいる敵補給艦を叩くためだ。
先ほどレックスが、クレルと共に指令センターに向かったからな。
オビ=ワンからの通信で、首都は敵補給艦からの支援を受けているという情報を受け取っているはずだ。
今回もクレル将軍お得意の、全軍での総攻撃大作戦を強行するつもりだろうからな。
兄弟を無駄死にさせるわけにはいかない。
みんなを巻き込まずに、勝手に俺らで補給艦を叩きに行くという訳だ。
お、噂をすれば・・・
テンション低めのキャプテン・レックスの登場だ。
疲れていて可哀相・・・
「みんな聞いてくれ、将軍からの命令が出た。12時間後に、全軍で首都への総攻撃を仕掛ける」
『また自爆作戦か・・・首都の防備は完璧だ』
『これじゃあ、クローン浪費作戦だな』
『こんなに、犠牲を出した将軍は見たことがない。アイツは俺たちをドロイドか、何かだと思っているんだ!』
おうおう、荒れていますね。
まあ、当たり前だろう。
俺も正式な部下であったなら、どさくさに紛れて撃ち殺しちゃうかもしれない。
「心配するな。お前たちをミサイルの雨の中、首都へ向かわせるような事はしないさ」
「どういう事だ、レイ?」
「もう少しで戦闘機の調整が終わる。その後、敵補給艦を破壊するんだ」
首都へ向かうのは、12時間後だったな?
余裕で終わるだろう。
まあ、俺は行かないんだけどね。
え?
それでは、クレルと一緒だなって?
・・・確 か に
え、なに?
みんなもしかして、俺の事をそんな風に思っていたの?
まずいな、直ぐに誤解を解かなければ・・・
「おいレックス、俺はクレルとは違うぞ?確かに後ろで指揮をしている事もあるかもしれないが、別にやましい気持ちがあったわけじゃなくて・・・」
「・・・何を言っているんだ、コマンダー?誰もそんな事思っていないぞ?それより、クレルがその作戦を許可するとは思えないんだが・・・」
「こいつの事は放っておいて良い、たまにある勘違いだろう。それにクレルが、この作戦にどうこう言う事は出来ない。そもそもアイツは、俺たちに命令する権限なんて持ち合わせていないんだからな。勝手に俺たちがやっただけ、失敗しようが成功しようが、誰の責任にもならない」
「おいアディス、違うんだ。俺はみんなの事を思って・・・」
「わかった、わかった。後で聞いてやるからな。今は大人しくしていてくれ」
・・・はーい
「なるほどな。確かにそれなら、クレルも文句は言えないだろう。しかし、補給艦をたった三機の戦闘機で破壊など出来るのか?」
「問題ない。補給艦の内側から、メイン・リアクターを破壊する。簡単だろ?」
飛んで、入って、撃って、出る、実にシンプルだね!
「それが難しいというんだが・・・任せても良いのか?」
「兄弟のためなら、何でもないさ」
それとこの戦闘機は、コクピットが丸見えだからな。
潜入するのは良いが、クローンだとバレては元も子もない。
念のため、敵さんの装具を着込んで飛んでもらう事にする。
さすがに動いている戦闘機の中にいる人の顔までは、バトルドロイドも判別できないだろう。
<アンバラ空軍基地 指令センター>
「ん?あの戦闘機は何をしている!誰が発進を許可した!?」
「将軍、コマンダー・レイの命令で、X(エックスレイ)チームの三名が、敵補給艦を破壊しに向かったようです」
「キャプテン、私は何の報告も受けていないが?」
「完全に、コマンダー独自の作戦のようでして・・・」
「それは問題だなキャプテン、現在この空軍基地は、私が指揮する501大隊の管理下にある。貴様はその作戦を知っていたようだな?貴様はいかなる事も私に報告する義務があるが、それを怠ったと言う事だ!この問題は貴様の管理不足による失態だ!これは反逆だな・・・クローン?」
扉の向こうから無茶苦茶な独自理論を展開している、耳障りな声が聞こえる。
何が反逆だよ・・・
コイツからすれば、全軍による総攻撃以外はすべて反逆になりそうだな。
それに俺の作戦を問題とかいうなよ・・・
「失礼します、将軍」
「チッ」
なんか舌打ちされたんですけど!?
部屋に入っただけで、舌打ちされたの初めてなんですけど!?
傷つくわぁ~
作戦を問題呼ばわりされたばかりか、舌打ちまでされて、レイレイのMP(メンタル・ポイント)はレットゾーンまで急降下だ。
あたち、お豆腐メンタルだから、ちょっとした事で傷つくんだよね・・・
「・・・現在、“S”に与えられた権限により、独自の作戦を遂行中です。作戦内容は、戦闘機による敵補給艦の破壊。本任務に直接の関係はありませんが、将軍にもお伝えしておこうと思いまして。それでは失礼いたします。付いて来いレックス、確認したいことがある」
「サー・イエッサー」
退出するために、背を向けたが物凄い殺気だ。
俺にフォースは感じられないが、この場にジェダイが居れば『フォースの暗黒面を感じる』とかなんとか言っていたに違いない。
まあ、これも作戦の内だ。
お前が何かする毎に、自分の状況を悪くしているんだぞ、クレル将軍殿?
その後すぐに惑星アンバラの空が、敵補給艦の爆発で赤く染まる。
どうやら、成功したみたいだな。
「レイ、さっきは助かった」
「何でもないさ兄弟。それに、お前も裏切り者の言う事なんて気にするなよ?」
「裏切り者?それはクレル将軍の事を言っているのか?」
しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
はい、お疲れさまでした。
今回もクレル将軍、大活躍でしたね。
本当に頼りになります。
いつかはやらかすとは思っていましたが、口を滑らせてしまいましたね。
まあ、どうにかなるでしょう(他人事)
それではまた近いうちに・・・
皆さんお疲れ様です。みどり色です。最新話を投稿する時間帯なのですが、いつが良いとかありますか?出来るだけ皆さんのご希望に添えられればと思うので、初めてでよくわかりませんがアンケート機能を使ってみます。お時間あればで良いのでご協力して頂けると助かります。
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知らんわ。お前がしたい時で良いよ(ツンデレ)