自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた 作:みどり色
みどり色です。
今回は皆さん大好き、クレル先生は登場しません。
大変申し訳ございません。
ちなみに、本編も進みません。
メンバーの語らいとなります。
え?
それなら読む価値無い?
じゃあ、先生登場すると言う事にしておきます。
「裏切り者?それはクレル将軍の事を言っているのか?」
やってしまった。
自分でもいつかはやらかすと思っていたが、こんな所で口を滑らせてしまうとは・・・
「お前は以前、エコーがMIA認定されたと知らされた時に、こう言っていたな?『エコーは生きている』と・・・そして今回は、クレル将軍が裏切り者だという。お前は一体、何を知ってるんだ?」
この程度であれば、誤魔化す事もできるが・・・
「・・・アディス達が戻ってきたら話す。それにどうせ話すなら、他の奴にも聞いてもらった方が良いだろう」
・・・まあ遅かれ早かれ、レックスにも話さなければならない事だしな。
自分が思っていたよりも、それが早く来たというだけの事だ。
この場にいるのは、事情を知っている俺を含めた“S”のメンバー4人、第501大隊のレックス、ファイヴス、ヘヴィー、カタップの4人の、合計8人だ。
「それで?こいつらも集めて、何を話してくれるんだ?」
「まずは、最後まで口を挟まずに聞いて欲しい。聞きたいことがあれば、その後に答える」
俺は以前に、アディス達にした内容と同じ話を皆に伝えた。
皆信じられないような顔や、驚いた顔をしながらも、約束通り最後まで話を聞いてくれた。
「・・・っていう冗談・・・という訳でも無さそうですね・・・」
最後まで話を聞いて、ファイヴスがそう言ったが俺達“S”の顔を見渡して、それが冗談ではないと悟ったようだ。
「ですが、俺たちの頭の中に行動抑制チップがあって、その目的がジェダイ抹殺の為であるなんて信じられません!彼らとは長い間、共に戦ってきました。それを命令されたからと言って、殺すなんてことは絶対にしない!それに最高議長が全てを裏で操っていたなんて・・・」
確かに、ヘヴィーの言いたいことはわかる。
しかし、これは紛れもない事実だし、受け入れてもらうしかないんだ。
「これを見てくれ。先日のカミーノ防衛戦を覚えているか?あの時、何故俺たちがカミーノに訪れたかと言うと、ジェダイ粛清の未来を回避する情報収集の為だったんだ」
そういうとアディスは、カミーノで手に入れたデータを見せる。
「このデータからわかる通り、成長第三段階を迎えたクローンの頭部には、全員に行動抑制チップが埋め込まれている。このままでは銀河系の各地に散らばっている全トルーパーが、戦友であるジェダイ抹殺の片棒を担ぐ運命にあるんだ」
「俺たちは何のために戦っていたんだ・・・俺たちが生まれた意味って・・・」
全員、ショックを隠し切れないようだ。
無理もない。自分の生まれた理由が、共和国の為ではなく、戦友だと思っていた相手を抹殺する為だったんだからな。
「皆ショックだろうが、俺達はその未来を回避するために動いている。何故お前らに、この話をしたと思う?信用しているからだ!お前たちなら、力になってくれると思ったからだ!このまま、議長の思い通りにさせて良いのか?アイツは自分が利用したいだけクローンを利用して、最後には欠陥品だと切り捨てたんだ!許せるはずがない・・・」
スクリーンで観ていた時とは全く違う、当事者になったからこそ感じる本物の怒りが溢れ出してくる。
これも、この身体が今まで経験してきた事や、感じてきた事を俺が吸収したからなんだろうな・・・
だがそれだけじゃない。
俺がこの世界で経験した事や、感じてきた事は他の誰でもない、俺自身のものだ。
「今の共和国は守る価値など無いのかも知れない。だが本気で国や民の事を想い、身を犠牲にしている人々が居るのも確かだ。はじめは『ジェダイを破滅の道から救いたい』という、漠然とした考えしかなかったが今は違う。俺は共和国の為だとか、ジェダイの為だとか、そんな大それたことは考えていないし、出来るとも思っていない。だから俺は、自分が大切だと思う物や人の為に戦うと決めたんだ。だが、それは俺一人では無理だろう。だからおまえたち兄弟、家族の力を貸してほしい・・・!」
口下手な俺だが、今思っている事を素直に伝えた。
皆それぞれ感じることや、思う事もあるだろう。
だが、コイツ等が信じてくれないようなら、他の人なんてもっと無理だろうな。
ある意味、俺の中間試験と言っても良いかもな。
・・・まあ俺、勉強苦手なんだけど。
「・・・レイ、言いたいことはそれだけか?」
「コマンダー、自分らは共和国に忠誠を誓った身です」
「それは銀河元老院最高議長にも忠誠を誓ったと言うこと・・・」
そう言われた事で、俺はすぐ動けるように身構える。
・・・まあ元々、俺一人でもやろうとしていた事だ。
別に皆が悪い訳じゃない。
この3人が協力してくれるだけで、既に儲けものだしな。
まずは、この状況を切り抜けないとな。
殺さずに無力化して、自分たちのシャトルまで・・・
「俺はクローン・トルーパーとして、共和国に忠誠を誓った。もちろん議長にもだ。だが、その議長自体が共和国の敵であったなら、彼を倒すことは裏切りにはならない。それが共和国に忠誠を尽くす事になる」
「自分らも同じ意見です。それに今回のクレルの一件で、命令にただ従っていれば良い訳ではないと学びました。大隊の奴らもです。俺たちは人間なんだ!ドロイドじゃない!」
「ファイヴスの言う通りです。それに自分らは候補生時代から、皆さんの事知っていますし、憧れてきました。皆さんの為なら、この命だって掛けられる!」
「良く言ったカタップ!それに自分はまだ、目標のARCSトルーパーになれていませんからね!俺たちを利用するだけ利用して、切り捨てるなんて許せませんよ!」
「・・・どうやらお前が心配しているだけだったようだな、レイ?」
アディスがそう言うと、ヒュメルとオーリーも頷く。
え、何?
他の三人は大丈夫だと思っていたの?
慌てて、次の行動をシミュレーションしていた俺がバカみたいじゃんか・・・
「ありがとう、俺を信じてくれて・・・」
そうして俺は、再び目を鼻水で濡らすのだった。
俺が一人で感動しているのは置いておいて、まだやることがある。
クレルは共和国を裏切っていて、この惑星アンバラでの戦いを敗北に追い込むことを皮切りに、ドゥークー伯爵の弟子となろうとしている。
アイツはクローンの事を消耗品のように扱い、今まで多すぎる犠牲を出してきた。
報いを受けさせる時だ。
その事を皆に伝え、クレル逮捕に協力してもらう。
「それで?その裏切り者をどう捕まえる?」
ちなみに、クレルが裏切り者だと言う事をみんなに伝えたが、さほど驚きもしなかったようだ。
だが今までの無茶な命令も、彼なりに共和国の事を思っての行動だと思っていたレックス達は、クレルに対して強い怒りの感情を沸き上がらせていた。
「しかし、どうして捕縛なんですか?生かしておいたら、何を仕出かすかわかりませんよ!?」
ヘヴィーの言いたいこともわかる。
だが俺は、奴を捕らえてジェダイ評議会に引き渡し、彼らの尋問を受けさせたいと考えている。
その時に、ジェダイ滅亡と共和国に変わる新しい秩序が生まれる事について、しっかりと語ってもらうとしよう。
以前コルドヴァも、ジェダイ滅亡のビジョンについて、評議会に訴えることがあったからな。
仮に俺たちが、アナキンやオビ=ワンの協力を得ようとした時に、少しでもやくに立てばと言うあわよくばの期待だ。
他のジェダイたち?
まあ確かに今回の一件で、ジェダイが少しでも聞く耳を持ってくれれば良いとは思うが、正直、全く期待していない。
それよりも、信用できるジェダイの協力を得るときの為に、せいぜい利用させてもらう事にしよう。
はい、お疲れさまでした。
いやー、さすがクレル先生!
今回も大活躍(?)でしたね!
次回にも期待しましょう!
それではまた近いうちに・・・
皆さんお疲れ様です。みどり色です。最新話を投稿する時間帯なのですが、いつが良いとかありますか?出来るだけ皆さんのご希望に添えられればと思うので、初めてでよくわかりませんがアンケート機能を使ってみます。お時間あればで良いのでご協力して頂けると助かります。
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知らんわ。お前がしたい時で良いよ(ツンデレ)