自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた 作:みどり色
みどり色です。
先日から体調が終わっていたので、更新できませんでした。
かたじけない・・・
この後、体力が続けば明日の0600更新分を書きます・・・
<惑星アンバラ 指令センター>
「全兵力を使って、先制攻撃を仕掛ける。そして最終的に首都を奪う!キャプテン、兵士たちに伝えろ。敵はクローン・トルーパーに変装している可能性が高い、騙されるなと!」
「・・・はい将軍、そう伝えます」
レイの言った通りだったな。
『クレルは、クローン・トルーパーの武器・装備を敵が鹵獲し、騙し討ちを狙っていると言うはずだ。しかし、これはクレルの作戦で俺たちの同士討ちを狙っている。アンバラ人だと思っていた相手は本物のクローン・トルーパーだ。取り合えずクレルには、作戦を了承したと思わせてくれ』
「この大隊の指揮は俺とキャプテン・アディスが執る。良いか、もう一度言うぞ?『敵は本物のクローン・トルーパー』だ!何があっても攻撃することは許さん!命令を確認したか?」
「「「「サー・イエッサー!!」」」」
「レイ、本当に敵はクローン・トルーパーなんだろうな?もし違っていたら、俺たちは一方的な暴力に晒されることになる」
各部隊が武器装備の点検のために解散した後、アディスが周りに聞こえないように疑問を投げかけてきた。
「心配するなアディス、相手は間違いなくクローン・トルーパーだ。それよりも重要なのは、クレル逮捕を確実に遂行することだ」
味方同士で殺し合う事なんてさせない。
それに相手は第501大隊とも馴染みの深い、第212アタック・バタリオンに所属する部隊だ。
「俺が単身、相手の部隊にコンタクトを取る。クレルには命令に従ったように見せるため、お前は大隊を指揮して指定された座標に向かうんだ」
「了解した。それで、クレル逮捕はどうする?正面からの逮捕を実行すれば、甚大な被害が出るだろう」
その通りだ。
クレルは元々の戦闘能力が高いうえ、今は暗黒面に落ちていることから、さらに力が上がっているだろう。
正攻法では出る被害が大きすぎる。
「ヒュメルとオーリーをこの基地に残していく。そして向こうの部隊との話が付いた段階で、2人にはクレル逮捕を実行してもらう」
「たった二人で?」
「お前が言ったんだろ?正面からは難しいってな。何も馬鹿正直に『あんたは裏切り者だ』って宣言してから逮捕に臨む必要はないんだ」
「・・・確かにその通りだな」
クレルは自分の裏切りはバレていないと思っている。
というか、クローン程度が気づくとは微塵も思っていないだろう。
その油断と傲慢が命取りだぞ、クレル。
しかし俺は心の奥底では、クレルに対する評価と同じことを、ジェダイ全体にも感じていたのだった。
俺は部隊の指揮をアディスに任せて、第212アタック・バタリオンのトルーパー小隊とコンタクトを取るために、単身森の中を進んでいた。
その時、先の方に黄色いボディーペイントを施したアーマーを装備するクローンを二名確認する。
アイツらだな。
確か小隊を率いているのはワクサーだったな。
共同戦で何度か一緒になっている、気のいい奴だった。
「それにしても俺たちのアーマーを鹵獲して、騙し討ちをするなんてアンバラ人の奴ら、セコイ真似しやがるよな?」
「ああ、クレル将軍からの連絡が無かったら危ない所だったぜ」
やはり向こうにも、こちらと同じ情報が渡っているようだな。
俺はヘルメットを外して、2人のトルーパーに木の裏から声を掛ける。
急に姿を現して、撃たれたらバカみたいだからな。
「おい、そこのトルーパー、そのまま聞いてくれ。俺はARCSトルーパーのコマンダー・レイだ。訳があってキャプテン・レックスの部隊と共にいる。話があって来た」
全く気配を感じていなかったんだろう。
突然声を掛けられて、驚いている。
「コマンダー!?・・・手を挙げたまま、こちらに出て来てください」
「ああ、これで良いか?」
俺は指示通りに手を挙げたまま姿を現す。
「コマンダー!失礼致しました!」
そうして二人は直立不動で敬礼をする。
「ご苦労、正しい判断だったぞ。実は話があってな、指揮官の所まで案内を頼む」
「「サー・イエッサー!」」
「・・・それでは待ち構えているのは、キャプテン・レックスの部隊なのですか?」
俺は指定の座標に向かっている途中だったワクサーに、一連の話を伝えた。
「その通りだ。敵がクローン・トルーパーに装っていると伝えてきたのは、クレル将軍なんだろう?俺たちも全く同じことを言われた」
「そんな事が・・・自分らは危うく兄弟の命を奪う所でした」
「そうならなくて俺も安心した。ワクサー、空軍基地に向かうために、部隊を集結させてくれるか?」
「サー・イエッサー」
よし、一先ず同士討ちは回避できたな。
後はクレルの逮捕でチェックメイトだ。
「ヒュメル、聞こえるか?こっちは片付いた。後はお前らに掛かっているぞ?」
『・・・聞こえている。問題ない、すぐに終わらせる。ヒュメル、アウト』
まあ、アイツらに任せておけば問題ないだろう。
「ワクサー、空軍基地まで前進するぞ?着く頃には全て終わっているはずだ」
後で聞いた話だが、スタンモードにしたブラスターでオーリーが一撃で終わりにしたそうだ。
余りに突然で、オーリーの早撃ちに対応できなかったんだろうな。
警戒していれば話は別だろうが、完全に油断していた要因も大きかったようだ。
あまりにも呆気なく終わってしまい、やることが皆無だったヒュメルは高周波ブレードを起動して、『足の一本くらい・・・』と呟いていたそうだ。
それを聞いたオーリーが全力で止めてくれたそうだが、今後一切、ヒュメルを怒らせないと心に誓ったそうだ。
まあ、オーリーの事だからすぐに忘れて、またちょっかいを出すんだろうけどな。
<惑星アンバラ空軍基地 地下牢>
「これは反逆行為だ!暴動だ!共和国を裏切り、許されると思っているのかキャプテン!?」
・・・コイツはこの期に及んで何を言っているんだ。
自分の置かれている状況から察しがつくだろうに。
「貴方の指揮官としての任を解きます。何故あんな事を?」
「あー、あれか・・・気が付いたとは大したものだ。そこのARCSトルーパーも一枚噛んでいると言う事か?私に気づかれずに、気絶させるとは評判通りと言う事か?」
「彼らが優秀なのは認めるが、ジェダイには及ばないのも事実だ。今回の一件は、お前の油断と、傲慢さが招いたことだ」
「貴様に何がわかるというのだクローン!遥かに劣る存在が!それに、いつまでもジェダイでいるほど甘くはない。私が予感した通り、新たな力が台頭する!そしてジェダイはこの戦争に負け、共和国は内部から分裂するだろう。そこには新しい秩序が生まれる。私はその支配者となるのだ!」
・・・コイツはある意味で正しいのかもしれない。
ジェダイは古い教えから、自らの存在を縛り付け、既に形骸化している教えに固執している。
平和の守護者、戦士ではないと謳っておきながら、自らを受け入れない相手を否定し、排除する。
このままでは、仮にシディアスを排除したところで、遠くない未来にジェダイは滅んでしまうだろう。
「・・・お前の言いたいこともわかる」
「おい、レイ!?」
「ほう、クローンの割には話が分かるようだな?さすがはARCSトルーパーなだけの事はある。貴様だけは殺さずに、私の部下として使ってやっても良い。ドゥークー伯爵にも私から頼んでやるぞ?」
コイツのお陰で、俺の目指す先が少しだけ見えた気がする。
それだけは感謝しなきゃな。
「本当か?だが先が見えても、今が見えていない奴なんかお断りだな」
「・・・なに?」
「ベラベラとお喋りな奴だ。お前なんか、ドゥークーの方からお断りだろうよ」
「・・・マスター・クレル」
そう言うと、オビ=ワンが姿を現す。
「マスター・ケノービ!何故ここに!?首都への攻略で手一杯のはず・・・」
「彼らが力を貸してくれてね。敵を挟み撃ちにすることで、一気に制圧することが出来た。そしてレイに用があると言われて来てみれば・・・」
「待ってくれ、実は・・・」
「その話はコルサントに戻ってから、ゆっくりと聞くことにしよう。君をジェダイ評議会に引き渡す・・・君たちのお陰でクレルの裏切りが判明し、無事にこのアンバラを落とすことが出来た。本当に感謝する」
はい、お疲れさまでした。
クレルの一件で、レイの目指す先が少しだけ見えたようですね。
さすがはクレル先生、頼りになりますね!
それではまた近いうちに・・・
皆さんお疲れ様です。みどり色です。最新話を投稿する時間帯なのですが、いつが良いとかありますか?出来るだけ皆さんのご希望に添えられればと思うので、初めてでよくわかりませんがアンケート機能を使ってみます。お時間あればで良いのでご協力して頂けると助かります。
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知らんわ。お前がしたい時で良いよ(ツンデレ)