自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さんお疲れ様です。
みどり色です。

お待たせしてしまって申し訳ない。
今日の分の更新です。



第38話 取り敢えずやっと話せた

アナキンが落ち着いた所で話を進める。

正直、滅茶苦茶動揺している。

だが、俺が知る由もない事を言い当てていくと、さすがにアナキンも信じてくれた。

 

「・・・それではこの共和国は、そのシスの暗黒卿の手中にあると言うのか?」

 

「その通りだ。クローン戦争勃発も、ここまで戦争が激化しているのも、そのシスの暗黒卿が裏で全てを操っているからだ」

 

「・・・その黒幕とは一体誰なんだ?」

 

ここまで言ってパルパティーン議長に辿り着けないとは、アナキンの彼に対する信頼は本物だな。

だが、パドメの命を救うという目的がない以上、この状況でパルパティーンを失うデメリットは特に無いはずだ。

強いて言えば、父のように慕っている相手を失うという事くらいだろう。

それもアナキンを暗黒面に落とし、自らの弟子とする目的の為なのだから、アナキンの彼に対する信頼は地に落ちるはずだ。

 

「こんな事が可能な人物は、共和国内にもそう多くない。お前ならその答えに辿り着けるはず・・・考えてみるんだ」

 

「ジェダイ評議会ではない・・・分離主義者のスパイ?・・・いや、元老院の誰か・・・?」

 

俺は敢えて自分の口からは言わずに、アナキンが自分で答えに辿り着けるようにしたい。

ただ答えるのと、自分で考えるのではアナキンの腹落ち感も変わるだろう。

 

「・・・レイ、今僕はある人物に辿り着いた。だが、そんな事があって欲しくないし、僕は彼の事を信頼している。それに彼はこの共和国の・・・」

 

「トップだ」

 

自分の考えと、俺の言葉が一致したことでアナキンは戸惑っている。

 

「議長が・・・議長がシスの暗黒卿だと言うのか?」

 

「お前がジェダイになってから、彼はとても親切にしてくれただろう。だがそれもアナキンを暗黒面に落とし、自らの弟子にする為だ。決してお前の事を思っての事じゃない。彼はシスが銀河を支配することを夢見ているし、実際にこのままだとそれは現実になってしまう」

 

「僕が・・・暗黒面に?」

 

あり得ないと思っているんだろう。

実際に、パドメを失う予知夢を見なければ実現しなかったかもしれない。

 

「アナキン、以前に母が死ぬ夢を見たことがあるだろう?」

 

「あ、ああ。その通りだ」

 

これも本来であれば、クローンが知りようもない事だけどね。

歴史を知っていると言うのは本当にずるいよな。

 

「これを伝えて良いかわからないが、この先パドメは妊娠をする。そしてお前は、彼女が出産中に死んでしまうという予知夢を見るんだ」

 

「パドメが死ぬ!?それに妊娠だって!?・・・彼女が死ぬことが原因で暗黒面に?」

 

そりゃあ、驚くよな。

 

「いや、彼女を死ぬ運命から救うための行動から、結果的に暗黒面に落ちてしまう」

 

「どういう事なんだ?」

 

近いうちに議長がグリーヴァスによって誘拐される事件が起きる事、その出来事から急速に戦争が収束に向かう事を話す。

 

「その頃に議長は自分がシス卿である事、そして自らの師はミディクロリアンに働きかけ、死を超越することが出来たとお前に明かすんだ」

 

アナキンは自分の中で、全てが繋がったようだ。

パドメを失うくらいなら、自分がその未来を変える為にどんなことでもすると・・・

 

だが、パドメは死んだ。

結果的にアナキンは全てを失ったんだ。

 

「アナキン、お前が暗黒面に落ちた事が原因でパドメは死んでしまう。結果的に全てを失ってしまうんだ」

 

「・・・しっかりとは思い出せないが、僕はそのビジョンをどこかで見た気がする」

 

そのビジョンをどこかで見た・・・?

そんな場面あったか?

 

・・・あ

あったわ。

惑星モーティスの一件で、アナキンはそのビジョンを見たんだ。

その記憶は消されているが、俺の話を聞いて少しだがその記憶が呼び起こされたのかもしれない。

 

「安心してくれ、アナキンが暗黒面に落ちなければパドメは死なないし、共和国も存続する。彼を止める事ができれば・・・な」

 

「だが、わからないんだ。いくら強力なシス卿と言っても、一人でジェダイを滅ぼせるとは思えない。それにクローンの部隊だっている」

 

あ、忘れてた。

その事を言ってなかったな。

ちゃっかりしてた。

違う、違う。

うっかりしてた。

 

俺はレックス達に話した内容と、同じことをアナキンに伝えた。

クローンが一斉に裏切ったことに驚きを隠せないようだが、同時に納得もしたようだった。

 

「レックスやファイヴス達も知っていたとはな、僕に教えてくれないなんて水臭いじゃないか?」

 

アナキンもある程度落ち着いたようで、いつもの調子を取り戻してきたようだ。

加えて、相談できる相手が出来たことによって、心にゆとりが生まれたようだ。

俺にフォースはわからないが、どことなく前より洗練された雰囲気を感じる。

 

「結果的に話したから良いだろう?それにちゃんと話すつもりだったが、タイミングが合わなかったんだ」

 

「僕が君を呼び出さなかったら、しばらく教えてくれなかっただろう?」

 

う、痛い所を突いてくるな・・・

おっしゃる通りです。

いつ言えば良いのかと、内心オドオドしていました。

 

「そ、そんなことないよ?」

 

「・・・声が裏返っているぞ?それにキャラもおかしい」

 

「これが素なんですよ、将軍」

 

「将軍なんて今更やめてくれ、もうそんな間柄じゃないだろう?」

 

「そうは言っても世間体って言うものがあります・・・まあ、二人の時は砕けた感じで良いか」

 

「ふっ、君と言う人間がわかってきた気がするよ、レイ」

 




はい、お疲れさまでした。
少し短いですが、一先ずアナキンとの話は終わりです。

明日からは今まで通り更新します。(あくまで予定)

それではまた近いうちに・・・

1週間のうちにどこかでお休みを頂きたいなぁ〜、何て甘えた事を思っているのですがお許し頂けますでしょうか?

  • ええよん、身体に気を付けて!←神
  • は?寝言は寝てから言えよ。←興奮
  • 知らんわ、勝手にすれば?←ツンデレ
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