自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。

今日からまた0600時投稿が帰ってきました。
朝だからって流し読みしちゃダメなんだから!


第39話 取り敢えず救いに行く(生きていた兵士)

アナキンとの一件から少し経過した現在、俺たちは単独でアウター・リム・テリトリーに存在する惑星アバファーへと向かっていた。

 

何故かって?

D分隊と、キャプテン・グレガーを救出するためです。

 

選別されたドロイドで構成されるD分隊は、共和国グランド・アーミーで優秀な戦術家と名高いミーバー・ガスコン大佐が率いており、分離主義勢力のドレッドノートから暗号解読モジュールを盗み出すという秘密任務についた。

 

この分隊は、無事に敵艦隊の保管室から暗号解読モジュールを奪取したが、撤退の際に船が損傷を負い、辺境の惑星アバファーに不時着しているはずだ。

 

歴史通りならね。

 

 

 

<スプリズン宙域 ニュー級アタックシャトル:船内>

 

「それにしても、惑星サーリッシュの生き残りがアバファーにいるなんてな。レイレイが歴史を知っていなきゃ、永遠に見つかってなかっただろうな」

 

「ああ、俺たちは参加していないが、あの戦いは共和国の歴史に残る大敗だったからな。そんな状況でも生き延びたんだ、きっと優秀な奴なんだろう」

 

「ちなみにその生き残りって誰なのよ、将軍殿?」

 

「・・・」

 

「おーい、聞いてんのか将軍?」

 

「・・・」

 

「え、なに新手のイジメなの?目の前にいるのに無視されちゃうの?将官クラスになるとそうなっちゃうの?え、わかんない怖い・・・」

 

「おいレイ、さっきからオーリーが呼んでいるぞ?」

 

ヒュメルは相変わらず元気だねー

 

・・・え、俺?

あ、そっか。

昇進したんだもんな。

将軍なんていないだろバカかって思ってたけど、バカなのは俺でした。

 

「あー、すまない。自分が将官クラスと言うのに違和感があってな。慣れるのにはまだ暫く掛かりそうだ。それで何だっけ?」

 

「今から助けに行く奴は誰なんだ、って話だ」

 

「ああ、救出するのは第212アタック・バタリオン所属のクローン・コマンドーのキャプテンだ。グレガーって名前で呼ばれていたはずだ」

 

「なるほどな、クローン・コマンドーなら生き延びても不思議じゃないな」

 

ちなみに俺はクローン・マーシャル・コマンダーに昇進した。

大体、少将くらいの階級になるかな?

 

それと同時に他の三人も漏れなく昇進し、

アディスはキャプテン(大尉)からコマンダー(中佐)へ、

ヒュメルとオーリーはレトナント(中尉)からキャプテン(大尉)になった。

みんな随分と出世しましたね。

 

俺に関しては、クローンとしては最高階級になってしまったからな。

今後、階級が上がることは無いだろう。

・・・無いよね?

 

「・・・そろそろ着くぞ」

 

お、ありがとうございますヒュメルさん。

貴方はいつもクールですね。

 

 

 

<惑星アバファー 荒野>

 

よし、無事に着いたな。

確かここにも、分離主義勢力がいるはずだ。

邪魔されても面倒だし、情報収集も含めて偵察を出した方が良いだろうな。

 

「ヒュメルとオーリーは、先に町に行って情報収集を頼む。この星にも分離主義勢力がいるはずだ、お前らなら心配ないだろうが一応気を付けてな」

 

「イエッサー」

 

「・・・」

 

ん?

何だかヒュメルが不満そうだな?

どしたの?

 

「どうしたヒュメルちゃん?早く行こうぜ♪」

 

「・・・最近コレと組むことが多い」

 

えぇー・・・

まさかの好き嫌いの問題ですか?

 

「おいヒュメル!コレって何だよ、コレって!俺は物か!?人間ですらないのか!?俺の単位は人だぞ!?・・・人だよね?」

 

どうして最後不安になっているんだよ・・・

あーもう、この期に及んでワガママ言わないでくれ・・・

お父さん疲れちゃうよ。

 

「まあ、別に俺が行っても良いぞ?俺はスナイパーだからな、偵察はお手の物だ」

 

あ、本当ですか?

助かりますアディスさん!

二人とも、ちゃんとお兄ちゃんを見習いなさいね!?

 

「よし、ならアディスとヒュメルに偵察を頼む」

 

「「イエッサー」」

 

返事をすると、すぐにジェットパックを起動して飛び去る二人。

特殊部隊らしく、行動は早いわね。

 

「じゃあ行くか、オーリー?頼むから大人しくしていてくれよ?」

 

「任せておけって、レイレイ♪」

 

・・・不安しかない。

 

 

 

<惑星アバファー ポンズ・オーラ>

 

『ボス、一つお聞きしたいことが・・・クローンって何です?』

 

あれだな。

俺達は店から出てくるグレガーと、店の店主を確認する。

 

『今日俺をクローンだと言い張る奴がいて・・・』

 

『ふん!クローンだ?クローンってのは、銀河を股にかけて戦っている勇敢な兵隊の事だ!お前がそんな風に見えるか?』

 

『・・・見えません。でも俺はどこでボスに拾われたんです?俺はどこから来たんですか?』

 

『質問はもういい!家に帰って寝ろ!』

 

あの店主は別に悪人って言う訳ではないが、グレガーが記憶を失っているのを良い事に、安月給で彼をこき使っているんだ。

 

「よし、彼の後を追うぞ・・・ん?」

 

あれ?

さっきまでオーリーがそこに居たはずなんだけど、何処に行った?

 

店の脇にある細い路地を見ると・・・見つけた。

嘘だろ、店の残飯漁ってやがる・・・

 

「・・・これはまだ食えそうだな♪」

 

「おい」

 

「!?」

 

「そうか、わかった。そんなに気に入ったなら、ここで暮らせば良い・・・達者でな」

 

「ふぉい、わってぐでお!(おい、待ってくれよ!)」

 

もう本当に手の掛かる子なんだからっ!

・・・グレガーどこ行った?

 

 

 

・・・やっと見つけた。

まあ、そんなに広い町じゃないからな。

コレと組みたがらなかった、ヒュメルの気持ちがわかったよ・・・

逆に今までよく我慢していたな。

次からは全部アディスに任せよっと(人任せ)

 

どうやら、既にD分隊がグレガーに接触しているらしいな。

丁度いい、彼らともコンタクトが取れて一石二鳥だな。

 

「クローンは手首にIDコードを埋め込まれている。それで軍歴が確認できるはずだ。R2、スキャンしろ」

 

電子音を鳴らしながら、R2がグレガーのIDをスキャンする。

 

「・・・素晴らしい。グレガー、貴様の認識番号はCC-5576-39、クローン・コマンドーと呼ばれるエリート部隊のキャプテンだ!」

 

「その通りだ、そしてお前は俺たちの兄弟だ」

 

そう言って部屋に入る俺たちを、全員が驚いた眼で見る。

全員って言っても、ドロイドに関しては良くわからんけどね。

 

「(!?)気を付け!!」

 

俺の存在に気が付いたガスコン大佐が号令を掛けるが、R2が嬉しそうに電子音を鳴らしながら寄ってくる。

 

「休め、突然邪魔して悪いな。それにR2も久しぶりだな、元気だったか?」

 

そう言いながら、俺はR2を撫でる。

埃と砂だらけだな。

もう少し我慢してくれな、後で磨いてやるから。

 

「コマンダー・レイ殿!?どうして貴方のようなお方が!?」

 

「お前たちを救出しに来た、そこのキャプテンもだ」

 

そう言って俺たちはヘルメットを取る。

 

「俺と・・・同じ顔?」

 

「バカ者!この方は何百万人といるクローンの中で、足った4人しかいない最も特別なクローン、ARCSトルーパーの隊長だ!それに階級は少将、中将クラスに相当するクローン・マーシャル・コマンダーなのだ!」

 

・・・どうしてお前が偉そうに自慢するんだ?

そんなに大した者じゃないです。

中身はただの日本人です・・・。

 

「大佐、もういい。グレガー、お前は記憶を失っているんだな?サーリッシュの戦いと聞いて何か思い出さないか?」

 

「サーリッシュ?サーリッシュ・・・そうだ、思い出したぞ!大勢の兵士が死んだんだ・・・」

 

「思い出したか?」

 

「はいコマンダー、先ほどは失礼いたしました」

 

そう言ってグレガーは立ち上がって、不動の姿勢を取る。

 

 

 

その後、俺たちは店主からグレガーの装備品を取り返し、シャトルの発着場に来ていた。

分離主義勢力はというと、上空のジェダイ・クルーザーを破壊するために、ニュー級アタックシャトルに爆発物を積み込んでいる最中だ。

実はそのクルーザーも分離主義側の手の内で、共和国艦隊に突っ込ませて自爆する気なんだけどね。

 

「アディス、準備は出来ているか?」

 

『いつでも行けるぜ、将軍殿?』

 

「将軍はやめろ」

 

先んじて偵察に出していたアディス達に、併せて破壊工作も頼んでおいたのだ。

スイッチをひと押しするだけで、綺麗な花火が見られることだろう。

だが、まずはグレガーの肩慣らしに、ここのバトルドロイドの相手をさせる。

 

「キャプテン、行けるな?」

 

「サー!もちろんです、いつでも行けます」

 

そう答えるのは、カターン級コマンドー・アーマーを装備したグレガーだ。

前から思っていたけど、この装甲服カッコイイ・・・

俺たちが装備しているのは、どちらかと言うとフェーズⅡに近いからな。

このカターン級はロマンの塊だ。

今度、グレガーに貸してもらおっと。

 

グレガーは単独で発着場に向かい、バトルドロイドと戦闘を開始する。

起伏がある地形を上手く使い、ヒット&アウェイを原則として、敵に的を絞らせないように絶えず動き回っている。

重量が20キロを超えるカターン級を装備していて、あの動きとはかなりの練度を誇っている。

 

加えて、徐々に戦闘の勘が戻ってきたのか、時間が経つにつれて動きに無駄が無くなってきている。

よく訓練されたコマンドーだな。

積込みされる爆発物も上手く使い、デストロイヤーにも対応しているのはさすがだ。

 

よし、十分だろう。

既に数十体のドロイドをスクラップにしている。

俺はグレガーに無線を入れて呼び戻す。

 

『イエッサー、直ちに戻ります』

 

 

 

その後、無事にサボタージュ(破壊工作)も成功し、俺たちはクルーザーに向かっている。

ちなみに始めは不機嫌だったヒュメルだが、盛大な花火(爆破)ができたことで、とても機嫌が良さそうです。

良かったね、ヒュメルさん。

でも、オーリーとも仲良くしてあげてね。




はい、お疲れさまでした。

無事にグレガーも助けられて良かったです。
クローン・コマンドー、カッコいいですよね。
個人的にARCよりも好みです。

1週間のうちにどこかでお休みを頂きたいなぁ〜、何て甘えた事を思っているのですがお許し頂けますでしょうか?

  • ええよん、身体に気を付けて!←神
  • は?寝言は寝てから言えよ。←興奮
  • 知らんわ、勝手にすれば?←ツンデレ
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