自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた 作:みどり色
みどり色です。
久々の更新で申し訳ない・・・
いよいよ、タップの行動抑制チップ誤作動事件に入ります。
そんな名前だったかって?
今初めて言いました…
惑星カミーノへ来たのは、何もオーリーの様子を見に来ただけではない。
惑星リンゴ・ヴィンダの軌道を囲む、分離主義者に制圧されたリング型宇宙ステーションを奪還する為の招集が掛かり、現在戦闘状態なのだ。
どういう事かと言うと、この任務で第501大隊所属のタップがジェダイ・マスターのティプラーを殺害してしまう。
これは何度か話題に出ているが、タップの頭の中にある行動抑制チップが誤作動を起こし、オーダー66が発令される事なくジェダイ抹殺を始めてしまった事件だ。
この事件が原因でタップは死亡、真相を明らかにしようとしたファイヴスも謀殺されてしまう。
だがこの事件を利用し、上手く立ち回ればパルパティーンの企みを防ぐことが出来るかもしれない。
いよいよ戦争も最終局面に入ってきた。
これからの行動が、この先の運命を左右することは間違いないだろう。
<惑星リンゴ・ヴィンダ軌道 リング型宇宙ステーション内部>
この宇宙ステーションは本来共和国に属しているが、現在はトレンチ提督率いる独立星系連合軍によって制圧されている。
「安心するのは早い、まだ勝ったわけじゃないからな」
「マスター、トレンチ提督が応援を呼んでいるみたいだから、到着前に指令センターを抑えないとだよ?」
「ああ、すぐに第二段階に移ろう」
そう話すのはジェダイ・マスターのアナキン・スカイウォーカーと、ジェダイ・ナイトのアソーカ・タノだ。
皆、疲弊しているが時間との勝負だ。
休んでいる訳にはいかなかった。
「あ、レイー!ヒュメルー!こっち、こっち!」
「スカイウォーカー将軍、遅くなって申し訳ありません」
ステーション外での戦闘が激しくて、やっとの思いで合流できた。
そう言えば、騎士になったからアソーカの事を将軍って呼ばなきゃいけないのか?
妹のような存在だから複雑な気分・・・
「レイ、ヒュメル、よく来てくれた。君たちが居てくれれば心強い」
「兄弟、久しぶりだな」
「ありがとうございますスカイウォーカー将軍、それにレックスも・・・現在の戦況をお聞きしても?」
「もちろんだ。残すところ指令センターを抑える事が出来れば良いんだが、相手はトレンチ提督だから気が抜けない。それにトレンチが援軍を呼んでいるから時間との勝負になる」
タップの行動抑制チップが、誤作動を起こす前に合流出来て良かった。
後は上手くやるだけだな。
「繰り返しになるが作戦は第二段階に移る。ティプラーは左側の通路から、ティプリーは右側からだ。ドロイド軍が二手に分かれたら、僕とアソーカが中央の通路を突破する」
「タイミングを合わせれば、同時に合流して一気に敵を叩けるって訳ね。やるじゃんマスター♪」
騎士になってもアソーカは相変わらずのようだな。
まあ急に大人になった訳でも無いし、そんなすぐに変わるものでもないか。
「通路を行くなら援護が必要です。部下たちは消耗しています」
そう進言するのはコマンダー・ドゥームだ。
彼は双子のジェダイ・マスターに仕えているクローン・コマンダーだ。
部下が疲弊している事をしっかりと把握し、臆することなく上官に進言した所を見ても優秀な士官なんだろうな。
え?
知り合いじゃないのかって?
いえ、初めて会いました。
どうも初めまして。
よろしくね?
僕はレイレイ!
ギューって抱きしめて?
んっんん!
同じディズニーだからセーフだよね?
「将軍、ヒュメルを援護に就かせます。併せて少数の精鋭を同行させるのは如何でしょう?」
俺は心の中でふざけていた事は顔に出さずに進言する。
ポーカーフェイス!
レディー・ガ○風
え?
これはアウト?
・・・聞かなかった事にして下さい。
「よし、ファイヴス以下ARCトルーパーとタップ、グレガーはコマンダー・ドゥームの援護に回ってくれ」
「「「「「イエッサー」」」」」
こうして作戦会議は終わり、各自それぞれの持ち場に就いて行った。
「アナキン、アソーカ、少し良いか?」
俺は彼らにしか聞こえないように声を掛ける。
素の俺を出している事から、パルパティーン絡みだと理解してくれたようだ。
「どうしたんだ、レイ?何か問題か?」
「この作戦は上手く行き、無事に指令センターで合流できるんだが・・・」
「その後に問題?」
「ああ。タップの頭にある行動抑制チップが誤作動を起こして、ティプラー将軍を射殺してしまうんだ。混乱した我が方は撤退を余儀なくされる」
それに伴い、ファイヴスが死んでしまう事など一連の歴史を簡潔に話した。
「彼の様子がおかしかったのは、その事が原因か・・・」
アナキンは彼の変化に気が付いていたようだ。
さすがはマスターの称号を授けられただけの事はあるな、うん。
はい、すみません。
何様だよって話ですよね。
「それじゃあ、今のうちに彼の事を拘束しておくの?」
「いや、危険だが彼がティプラー将軍を殺そうとする所を確保したい」
事を起こす前に捕まえてしまうよりも、言い方は悪いがその場で捕まえた方が後々に有利に働くだろう。
加えて、この出来事をトレンチに悟られる前に拘束しないとな・・・
「混乱に乗じて俺がトレンチを捕まえる。二人には邪魔が入らないように、出来るだけ多くのドロイドを引き付けてもらいたい」
二人とも頷いて了承してくれる。
ファイヴス達には、取り合えず言わないでいた方が良いかもしれない。
彼らがタップの事を気にしてしまって、戦闘に集中出来ないと言うのも問題だからな。
申し訳ないが、事後報告で許してもらおう。
そうして俺たちは三つのルートからの進撃を開始、無事に他のグループと合流することに成功する。
うわぁ・・・
凄い数のバトルドロイドだな。
こんな時、アディスの【アイギス】があれば便利なのに・・・
まあ、無いものを言っても仕方ない。
それに歴史にはいなかったアソーカを始め、俺やヒュメル、ARCトルーパーではヘヴィーとカタップ、クローン・コマンドーのグレガーまでいるんだ。
こちらの快進撃は止まらない。
明らかに共和国側が優勢だな。
「ヒュメル、さっき言った通りだ。タップが妙な動きをしたらすぐに止めてくれ」
「・・・わかった」
俺は周りに聞こえないよう、ヒュメルに指示を出す。
彼に任せておけば万が一にも間違いは無いだろう。
「おいレイ、腕は落ちていないだろうな?」
「抜かせ!お前こそ、スカイウォーカー将軍に任せっきりで鈍っているんじゃないのか?」
レックスと軽口を叩き合う。
それにしても元々精鋭ぞろいだった501大隊だが、ARCトルーパー四人に加えてコマンドーのグレガーまでいるんだからな。
トルーパーだけの戦力で言ったら、銀河で最強の大隊かもしれない。
末恐ろしい・・・。
「退くな!前進しろ!」
「こりゃあ、ハードなケースだぜ!」
「おいハードケース、前に出過ぎるな!」
「今のアイツに言っても耳を貸すもんか、来いカタップ!二人でヤツを援護するぞ!」
元ドミノ分隊の連中も、今では一流の兵士だな。
ファイヴスは一般のトルーパーを鼓舞し、カタップは周りを気遣う余裕があって、ヘヴィーは皆をまとめるのが非常に上手い。
俺もうかうかしていると、アイツらに抜かれてしまうな。
そして俺たちの快進撃は続き、もう少しで敵軍を突破できるという所まで来ていた。
その時、ヘルメットを外しゆらゆらとティプラーに近づくタップの姿を確認する。
タップがブラスターを発砲しようとする姿に、周りのクローンが気づくまで拘束は控えろとヒュメルにはあらかじめ伝えてある。
「ジェダイ・・・優秀な兵士は命令に従う」
「おいタップ!」
「何しているんだ!」
「ティプラー、危ない!!」
双子の姉妹であるティプリーが叫び、タップが引き金を引く直前、専用兵器である【ベルセルク】を起動したヒュメルがタップのブラスターを蹴り飛ばした。
その銃口から遅れて撃ち出された光弾は、ステーションの壁に弾痕を残し、混乱しているタップをヒュメルが気絶させる。
「攻撃の手を緩めるな、前進しろ!」
その後アナキンからの指示により共和国側は進軍を続け、俺はジェットパックを起動して指令センターに突入する。
数体のバトルドロイドとスーパー戦術ドロイドが居たが、俺は突入と同時に試作型の対ドロイド用スタングレネードを投げ込み、DC-17ハンド・ブラスター二丁で素早く指令センターを制圧することに成功する。
この試作型のグレネードは、ドロイドの視覚センサーを一時的に麻痺させる効果が期待でき、今のような限定された空間に突入する際に重宝する。
「トレンチ提督、お前には聞きたいことがある。大人しく捕まるんだな」
しかし大人しく捕まるトレンチではないようで、義手に備え付けられたアームランチャーを起動する。
俺はすぐさま高周波ダガーを取り出してトレンチの義手を切断、拘束する。
「くそっ、クローン一人に制圧されるとは・・・」
「良いから大人しくしていろ、これ以上痛い思いをしたくなかったらな」
コイツには先の戦闘で行方不明になった、エコーの事をいろいろと聞かなければならない。
この騒動が落ち着いたら助けに行くからな。
もう少し辛抱してくれ・・・。
はい、お疲れさまでした。
更新が遅れている事を重ねてお詫び申し上げます。
でも本当に忙しいんだよ?
え?
甘えるな?
優しくしてぇぇぇぇぇぇ
それではまた近いうちに・・・