自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。

えー、そうですとも。
この土日は執筆完全にサボりました。
ゴメンなさい。


っていうか、投稿始めてからまだ2か月経っていないことに驚いております。
これからも細々とやって行ければと思います。



第49話 取り敢えずカミーノアンは適当(陰謀)

俺たちは、ラマ・スー首相とクローンの主要エンジニアであるナラ・セに、タップの行動抑制チップの誤作動、その真の目的について話していた。

 

「そんなはずは・・・」

 

「アンタらはドゥークーに利用されているんだ。彼らが寄越しているチップは、裏切り者のジェダイをターゲットにするものではない。ジェダイを共和国の裏切り者と認識させる物だ」

 

カミーノアンは自分のクローン技術に関係のない物事には、全くと言って関心を示さない。

だが、ジェダイ抹殺の片棒を担ぐことになるとなれば話は別だ。

彼らも馬鹿ではない。

今後の共和国へのクローン供給が滞ってしまう可能性や、その後の自分たちの立場について考え始めたようだ。

 

「・・・どうやってティラナス卿の事や行動抑制チップの事を突き止めたのかは知らないが、ここまで裏が取れていながら何もしないと言う事は、それなりの理由があると言う事かな?」

 

やはり頭は悪くないようだな。

しっかりとクローン以外の事も考えられるじゃないか。

 

「あなた方には引き続き、クローンの製造やメンテナンスを行ってもらいたい。勿論、共和国からはその対価に見合った支払いを同じようにさせて頂きます。ですが今まで通り、共和国にクローンを卸したいのであればクライアントに関してはドゥークーから僕たちに移ってもらう」

 

俺から話を引き継いだアナキンがそう話す。

彼は今後の利益やクローン製造の事を考えているようで、短い時間ではあるがラマ・スー首相が黙り込む。

 

「・・・良いでしょうマスター・ジェダイ、貴方の提案を受け入れます。どちらにせよクライアントが分離主義者だと聞いて、今まで通り関わっていくつもりはありません。分離主義者からはこのカミーノも多大な損害を被りました」

 

そして彼は速やかに銀河中に散らばったクローンを、部隊ごとにメンテナンス(行動抑制チップの除去)を行うと約束してくれた。

しかし、全てのクローンの行動抑制チップを除去するのにこのカミーノだけで行うには現実的では無い為、カミーノアンを派遣して各クルーザーでも処置を行う事にすると言う。

もちろん、内密に。

 

閉鎖的なカミーノ人が同胞を派遣すると言う言葉からも、彼らなりの誠意を感じるような気がする。

気づいているかはわからないが、元々彼らには選択肢はないのだ。

だが、この提案を受け入れるかどうかはまた別の話だし、ある意味では賭けだった。

 

今回も俺が歴史を知っている事が功を奏したな。

SWファンで良かった・・・

 

まあそもそも、彼らはかなりいい加減だからな。

ジェダイだったからと言って、サイフォディアスに軍隊を作ってくれと頼まれれば共和国正規の注文だと決めつけたし、オビ=ワンが訪れた際には何の疑いも無く、自らの最高傑作の見学ツアーまで開いたんだ。

 

クローンが作れて、それに対して正当な報酬が得られれば良いのかもしれない。

 

・・・裏切られた時怖えぇぇぇぇぇ

掌返しされたら堪ったものじゃないな。

 

まあ、彼らは彼らでクローン作りにプライドを持っているから心配はないか。

自分達の作ったクローンが、本来作った目的とは真逆の事に利用されるなんて許さないだろうし、それが原因で受注が来なくなる事なんて望んでいないだろう。

 

「ありがとうございます。念のためにお伝えしておきますが、これは我々だけの約束事、決して他の者には漏らさないように・・・誰にもです、良いですね?加えて、ドゥークーから連絡があった場合は、今まで通りの対応をしているように見せて下さい。共和国の為、そしてあなた方の為にも・・・」

 

「承知しました、マスター・ジェダイ」

 

よし、100点かはわからないが取り合えずカミーノアンを引き込むことには成功したな。

だが油断せずに、これからも丁寧に物事を進めていかなくてはな。

最後の最後で失敗しましたは笑えない。

 

俺たちが一礼をして退出すると、後ろからドクター・ナラ・セが俺に声を掛けてくる。

 

「コマンダー・レイ、首相はあのように仰っていましたが私個人としては貴方達ARCSトルーパーが失敗作だとは思っていません。他のクローンと同じように、愛情を持って接しているつもりです」

 

うーむ。

さっき首相が言っていたあれか?

まあ正直、『おっさんが何か言ってるよ』くらいにしか思っていなかったから、改めてそんな事を言われると戸惑うな。

 

「それに知らなかったとはいえ、クローンにジェダイを殺させる事になっていたかもしれないのだから、改めてお礼が言いたかったの。ありがとうレイ」

 

やめてくれ

調子が狂う・・・。

 

「それにマスター・ジェダイ、貴方が以前(カリーダ・ショールズ攻撃計画)クローン達を救ってくれた事も忘れはしません。それに先ほど、レイの為に憤ってくれたことも」

 

「い、いえ、お気になさらず・・・」

 

ほら!

アニーも戸惑っているから!

助けを求めるかのように、こっちを見てるから!

助けて欲しいのはむしろこっちだよ・・・

急に母性発揮しないでくれよ、焦るわ。

 

「それではマスター・ジェダイ、コマンダー・レイ」

 

そう言って俺たちに一礼して、ドクター・ナラ・セは自らの職務に戻って行った。

 

「・・・母を思い出したよ、レイ」

 

「・・・お、俺もだ」

 

良くわからないが、彼女の母性を刺激してしまったようだ。

カミーノアンの母性のポイントがわからん・・・

 

他のクローンはイエスマンな連中が多いから、俺みたいに自発的に反発や、意見を述べるクローンが珍しいのかもしれないな。

うん、そう言う事にしておこう。

 

「母親とは全然似ていないんだな?」

 

「良く言われる、俺は父親似なんだ」

 

そう冗談を言い合いながら、他の連中に合流するために指令センターに足を運ぶのだった。

 

 

 

 

 

<ティポカシティー 指令センター>

 

アナキンと共に指令センターを訪れた俺達だったが、タイミング良く(?)マスター・ヨーダから通信が入っていた。

 

「ああ、戻ってきました。マスター・スカイウォーカー、コマンダー・レイ、マスター・ヨーダが貴方達に用があると、ちょうど先ほど連絡してきましたのよ」

 

それを聞いて、俺とアナキンが顔を見合わす。

ステーション制圧の報告を双子に丸投げしたからな。

もしかして、その事か?

 

おい、アニー。

ここは上官であるお前が行くべきだ。

 

そう言わんばかりの瞳とニヤけ顔でアナキンの方を向くと、恨めしそうに睨んできた。

悪いな、俺は怒られるのが嫌いなんだ。

・・・怒られるのが好きな人っているのか?

そんなのオーリーくらいだろう。

 

「遅くなってしまい申し訳ありませんマスター。実はカミーノで急ぎやることがあり、ステーション制圧に関する報告の事でしたら・・・」

 

『マスター・スカイウォーカー、ある重要な任務についてもらいたいのじゃ』

 

「・・・ティプラーとティプリーに・・・と言いますと?」

 

くっくっくっくっw

アニーの奴、言い訳して遮られてやんのw

 

俺のよこしまな感情に気づいているかどうかは知らないが、ヨーダは俺にも話題を振ってくる。

 

『お主もじゃよ、コマンダー・レイ』

 

えっ?

嘘でしょ?

久々にゆっくりしようと思っていたのに・・・

しかもアナキンの奴、仕返しと言わんばかりのニヤけ顔をわざわざ振り返って見せてきやがる・・・解せぬ。

 

「それで、任務と言うのは?」

 

『うむ。実はパダワンが数人行方不明になっておる・・・それもコルサントにいた者じゃ』

 

・・・え?

この時期にそんな事件があった記憶はない。

どういう事だ?

俺が歴史に介入したことによって、本来起きるはずのない事件が起こった・・・?

 

「コルサントにいる者も?内部からの犯行と言う事ですか?」

 

アナキンがヨーダにそう言ってからこちらを向くが、俺は知らないという意思表示の為に首を横に振る。

 

『聖堂爆破事件の時と同じじゃ。この時期に聖堂にいた者は信用できぬ、アナキン、レイ、君達に犯人の捜索を頼みたいのじゃ』

 

これは大変なことになったぞ。

どうやらノンビリしている暇は無さそうだ。

 




はい、お疲れさまでした。

少しあっさりしていたかもしれませんが、タップの行動抑制チップ誤作動編については終わりです。
まあ正直、分離主義者側にバレておらず、カミーノアンを懐柔するだけならこんな物かなーって・・・
レイ君がティラナスとの関係を知っている&カミーノアンの人間性を知っているのも大きかったかな?

次回はオリジナルになりますが、パダワンの行方不明事件です。
どうなるかわかりませんが、楽しみにしていて下さい!
(盛大なフラグ)

それではまた近いうちに・・・
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